決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。
銘柄ピックアップ条件はこちら…
- 時価総額300億円以下
- 昨年通期よりも今期は増益予想
- 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
- 不動産関連は除く
採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。
採点項目と点数配分はこちら(前回とは配分が若干異なります)↓
- 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
- 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
- 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
- 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点
ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。
既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。
それではどうぞご覧ください↓
通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄
アイロムグループ (2372) 50点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 15点/20点
前年1149百万⇒今期1300百万と13.1%増益予想
今回は2Q発表で452百万と34.8%の進捗、昨年2Qは391百万
SMO(医療機関向け治験支援)主力。海外中心にCRO(医薬品開発受託)も。医療モール運営
四季報より
21年春にコロナワクチン開発の臨床試験開始とあり、それだけでも材料は特大だ。
売上高予想が今期から一気に強気予想で、利益に関しても会社予想よりもコンセンサスは更に上を予想している。
株価は上昇開始の位置までほぼ行って来いしており、200&75MAに完全に接触しており、ここは完全な反発ポイントだ。
逆に言うとここで反発しないのならば、信用の重さも相まって1500円程度までの深めな調整に突入しかねないので、注意は必要だ。
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シダー (2435) 65点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前年257百万⇒今期599百万と233.1%増益予想
今回は2Q発表で411百万と68.6%の進捗、昨年2Qは-31百万
デイサービス、有料老人ホームが2本柱の中堅。リハビリで差別化。地元福岡から全国展開図る
四季報より
本日同時に通期予想が発表され、素晴らしい数字が出てきた。
施設は高稼働を維持しているようで、クラスターさえなければ順調な決算を重ねることだろう。
何と時価総額26億円なので、うまく資金を集めて事業拡大が出来れば、株価はステージを変える事ができるだろう。
ただ、自己資本比率がたったの7.1%しかなく、有利子負債は8620百万まで膨らんでおり、利子だけで凄い金額になるため、しばらくは事業拡大をしようにも出来ない状況かもしれない。。
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オールアバウト (2454) 60点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 10点/20点
前年436百万⇒今期720百万と65.1%増益予想
今回は2Q発表で406百万と56.4%の進捗、昨年2Qは15百万
総合ポータル運営。専門分野のプロが情報を提供するサービスに特徴。食品サンプリング事業も
四季報より
本日同時に上方修正を出してきたが、サンプル百貨店が主な好調の要因のようだ。
これは気になった商品をお得に試せるコンテンツで面白いと感じた反面、これ以外のセグメントに期待感の持てそうなものがなく、このままでは頭打ちになるだろう。
また、株価は長い間低迷しており、期待して買った株主の期待は裏切られ続けており、あまり同銘柄にいい印象を持っている投資家は少ないのではないだろうか?
ただ、売上高は向こう数年は伸びる予想を立てており、毎度の決算を順調にこなしていけば株価はついてくる期待感はまだ健在だ。
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CDG (2487) 55点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年376百万⇒今期500百万と33.0%増益予想
今回は2Q発表で236百万と47.2%の進捗、昨年2Qは114百万
販促用品で創業。アライアンスでデジタル領域を強化。レッグスが筆頭株主に。全国展開。無借金
四季報より
実際、何を主軸にしているのかがよくわからないので、今後に期待、ということでw
売上は横ばいで出来高もほぼないのでとても手が出せない。。
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日本アジアグループ (3751) 65点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 10点/20点
前年553百万⇒今期1800百万と325.5%増益予想
今回は2Q発表で316百万と17.4%の進捗、昨年3Qは-1148百万
測量、グリーンエネが主力。太陽光発電育成中。主要子会社の国際航業HDを12年完全子会社化
四季報より
超絶通期予想を出してきた、これはサプライズだろう。
また同時にグリーンHDエルピーによる公開買付も発表された、TOB価格は600円。
上場廃止となるので、これ以上言うことはないですね、実は何故かわたくしも10株所持していました(100株ではなく10株ですw)
昔買って放置してたものなのでこれでスッキリしますw
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スガイ化学工業 (4120) 70点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年187百万⇒今期360百万と92.5%増益予想
今回は2Q発表で208百万と57.8%の進捗、昨年2Qは4百万
農薬、医薬など各種中間物主体のファインケミカル専業メーカー。電子材料や界面活性剤も
四季報より
ようやく出た、70点!!
好調の要因は医薬中間物と農薬中間物の大幅な増加だった模様。
中間物とはその製品と原料の文字通り中間にある製品のこと。
すなわち、製品化せずとも中間物は必ず開発などには使われるので、ある意味製品よりも安定的に需要が見込めるだろう、特に今はコロナのワクチンなどを必死に研究しているであろうことから、ものすごい需要が発生していると思われる。
PER&PBRは激安で時価総額はたったの18億円。。
配当もしっかり出しており、売上高推移を見るとド派手な成長は見込めないが綿毛の如く株価は飛びやすい銘柄だと言える。
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ビジネスエンジニアリング (4828) 55点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 0点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年1577百万⇒今期1600百万と1.5%増益予想
今回は2Q発表で1255百万と78.4%の進捗、昨年2Qは951百万
ERPで自社製MCフレーム、独SAP製品など扱う。筆頭株主TECが18年春持株全部売却
四季報より
前回のおすすめ決算銘柄紹介で70点以上を獲得し、かなりの利益を上げてくれた銘柄ですが、今回は株価位置が高騰しており、残念ながら2期連続採用とはなりませんでした。
しかし相変わらず好調な決算、しかし株価位置が高いので売られる可能性をかなりはらんでいる。。
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ジャパンエンジンコーポレーション (6016) 55点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年174百万⇒今期230百万と32.2%増益予想
今回は2Q発表で127百万と55.2%の進捗、昨年2Qは58百万
舶用ディーゼル機関専業。17年神戸発動機と三菱重工の舶用エンジン事業が統合し現社名に
四季報より
売上高が伸びておらず、かなり不安定であり、業種も大きな期待は出来ないため、スルー推奨です。
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KYCOMホールディングス (9685) 50点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 10点/20点
前年166百万⇒今期360百万と216.9%増益予想
今回は2Q発表で209百万と58.1%の進捗、昨年2Qは140百万
福井県発祥。システム開発は通信や公共に強み。運用業務などアウトソーシング強化。独立系
四季報より
開示した通期予想がかなりの増益予想で、要因は…読み取れたのは経費の削減と、既存顧客が継続して取引してくれた、といった内容のみなので何故こんなに増益出来る予想なのかと疑問に思ったが、昨期が不調だっただけのようで、本来はこれくらい稼げる能力は持っていた、というのが自分の出した答えだが、どうだろう。。
時価総額29億円と極小の小型株で、非常におもしろそうな銘柄ではあるが、色々と試行錯誤状態のようで、しっかりとした収益の柱という柱はまだ模索中の印象を受けた。
しかし、前述したとおりとても小型な銘柄なので監視をして、決算ごとの会社の成長を追ってみるのも非常に趣がありそうだと感じた。
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今回は1銘柄が70点以上を獲得いたしました、今期の株価進捗は以下のようになっております↓
前回おすすめ決算銘柄に比べるとかなり惨憺たる途中経過です。
しかし、皆様御存知の通り、相場の世界はほんの一瞬で一気に風が変わるという現象が多々起こります。
好決算銘柄を狙うというのは勝率を上げる近道だと考えておりますので、変わらず株価をしっかりと追っていきます。
最悪、このまま沈んだままであっても、教訓が一つ増え、分析材料の蓄積という意味では長い目で見てもプラスになります、何事も全てはバックテストから始めることは大事ですね。
コメント
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