決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。
銘柄ピックアップ条件はこちら…
- 時価総額300億円以下
- 昨年通期よりも今期は増益予想
- 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
- 不動産関連は除く
採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。
採点項目と点数配分はこちら(前回とは配分が若干異なります)↓
- 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
- 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
- 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
- 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点
ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。
既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。
それではどうぞご覧ください↓
今期通期予想が前年を上回っている銘柄
助川電気工業 (7711) 65点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 25点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年-10百万⇒今期94百万と黒字転換予想
熱と計測に関する研究開発型メーカー。熱制御技術に特化。MIケーブルや溶融金属機器に強み
四季報より
黒字転換予想で、5G関連の半導体銘柄なので期待は出来そうだ。
配当がすこぶる高く、5%を超えているが、長期銘柄としては少し不安があり、強気のおすすめは出来ないが、次回決算までは堅調な株価推移が見られそうだ。
通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄
富士ピー・エス (1848) 70点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年925百万⇒今期950百万と2.7%増益予想
今回は2Q発表で822百万と86.5%の進捗、昨年2Qは317百万
PC工法大手で橋梁など土木工事が主力。官公庁向けが大半。九州から全国化、枕木分野を強化
四季報より
70点獲得!!
決算内容として、売上高は微増だが、原価率の改善が好調の主な要因のようだ。
以前にも書いたが、国土強靭化の関連銘柄であり、今後はかなり期待できる。
どちらかと言うと中期よりも長期で持ちたい銘柄だ。
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シンデン・ハイテックス (3131) 75点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年291百万⇒今期470百万と61.5%増益予想
今回は2Q発表で409百万と87.0%の進捗、昨年2Qは229百万
液晶や半導体の専門商社。韓国LGディスプレイ社やSKハイニックス社の製品取り扱いが大
四季報より
75点獲得!!
有機ELビジネスの量産開始、液晶モジュールの需要前倒し、医療用機器向けタッチパネル、スマホ周辺機器向けの一部半導体ビジネスの需要増、などが好決算の要因と語られている。
やはり半導体関連は絶好調のようだ。。
PERが8.13倍、PBRが0.51倍と信じられないほど低いので、かなりの上値余地はあるだろう。
チャートも底を這っているような形なので、そろそろ動意づくにはいいキッカケかもしれない。
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川本産業 (3604) 55点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前年298百万⇒今期1050百万と352.3%増益予想
今回は2Q発表で830百万と79.0%の進捗、昨年2Qは85百万
ガーゼなど医療用衛生材料最大手。エア・ウォーター子会社に。西松屋チェーンに育児用品卸す
四季報より
凄い決算だ、ほぼ上方修正は間違いないだろう。。
感染管理製品の販売増、利益率改善などが奏功したようで、今後の拡販努力も謳っている。
株価は一時期よりもずいぶん落ち着き、買いやすい位置まで下がってきている。
現状でPER17.79倍なので、上方修正具合によるが、かなり割安な状態になっていると言え、即買いも全然ありだと分析する。。
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パピレス (3641) 55点/100点
決算内容 25点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年1491百万⇒今期2034百万と36.4%増益予想
今回は2Q発表で1207百万と59.3%の進捗、昨年2Qは609百万
95年富士通の社外ベンチャーとして出発。電子書籍販売、配信の先駆者。07年から電子貸本展開
四季報より
電子書籍が絶好調のようで、今後も様々な施策を展開予定の様だ。
かなり期待度は高いのだが、この分野は競争がとにかく激化しているので、将来的に生き残れるかを見極めなければならない。
指標はそこまで高くなっておらず、投資するには適切な株価ではあると思われる。
負債もゼロと、長期でも期待したいが、前述した通り電子書籍分野のふるい落としがいずれ来るまで様子見、もありかもしれない、それくらいライバルが強力な分野である。。
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ギガプライズ (3830) 70点/100点
決算内容 25点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 15点/15点
業種 15点/20点
前期1198百万⇒今期1529百万と27.6%増益予想
今回は2Q発表で1008百万と65.9%の進捗、昨年2Qは626百万
フリービット傘下。マンションなど集合住宅向けのネット接続サービスが柱。新築物件に強い
四季報より
70点、ではあるが、名証セントレックス銘柄なので、表からは除外します。
HomeIT事業が業績をけん引したようだ。
リモート、巣籠りの恩恵ではあるが、そこそこインパクトのある決算なので上昇期待も十分出来る。
フリービット傘下ではあるが、名証銘柄なので、ちょっと人によってはアレルギーがあるかもしれないが、長期的に見てもまずまずの期待感は持てる銘柄だ。
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シルバーエッグ・テクノロジー (3961) 55点/100点
決算内容 25点/40点
株価位置 0点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 20点/20点
前期110百万⇒今期195百万と77.3%増益予想
今回は3Q発表で172百万と88.2%の進捗、昨年3Qは65百万
AI(人工知能)を用いた、Web上のマーケティング支援ツールを提供。閲覧分析に定評
四季報より
う~~ん、非常に魅力的な銘柄ではあるが、株価位置が高く、PERも103.81倍ととんでもないことになっているので、どんな好決算でも売られる可能性の方が高いように思える。
こういった期待が膨らみまくっている銘柄は、全体暴落時に真っ逆さまに落ちやすいので、どうしても欲しければそういったタイミングで狙うのが吉だろう。
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イノベーション (3970) 50点/100点
決算内容 25点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前期173百万⇒今期270百万と56.1%増益予想
今回は2Q発表で184百万と68.1%の進捗、昨年2Qは50百万
IT製品比較・資料請求サイト運営。掲載企業に成果報酬型課金。クラウド型マーケツールも
四季報より
う~~ん、比較サイト運営などが主な収益源で、大きく増益するような材料が生まれにくいので、少し懐疑的だ。
PERは51倍を超えており、現状では購入しにくいが、今後の取り扱い商材の拡大を見極めていけば、かなりやってくれそうな雰囲気はあるので、監視はおすすめだ。
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扶桑薬品工業 (4538) 60点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前期1066百万⇒今期2600百万と243.9%増益予想
今回は2Q発表で1689百万と65.0%の進捗、昨年2Qは627百万
補液・注射薬主力の医家向け専業。人工腎臓用透析剤・補液が主軸、透析器など医療機器も
四季報より
本日上方修正提出済み。
人工腎臓用透析剤キンダリーなどの堅調増が主な要因のようだ。
医薬品需要に関してはあまり詳しくないので言及は避けるが、売上高はしっかり伸びており、今後も期待できる。
ただ、会社目標通りの2Q決算数値であったため、決算としてはややインパクトには欠ける。。
チャートも一旦押しそうな形ではあるので、引き付けてから購入しよう。
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鈴木 (6785) 70点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前期1473百万⇒今期2023百万と37.3%増益予想
今回は1Q発表で896百万と44.3%の進捗、昨年1Qは324百万
スマホや自動車電装部品向けコネクターが主力。医療器具組立事業も展開。中国などで生産
四季報より
70点獲得!!
本日、通期予想も同時に提出、かなりのインパクトだ。
電子機器向け部品はスマホ向け需要が好調、医療機器関連、車載関連も堅調推移したとのこと。
医療器具と2次電池向け車載部品に今後も期待できそうだ。
PER14.63倍、PBR0.6倍と割安水準なので、明日以降かなり株価は刺激的な動きをしそうだ、株価位置も低いので向こう3ヶ月はかなり期待できる。
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プラッツ (7813) 50点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前期664百万⇒今期700百万と5.4%増益予想
今回は1Q発表で240百万と34.3%の進捗、昨年1Qは141百万
介護ベッド製造・販売の専業中堅企業。個人宅向けレンタルが主柱。ベトナムに持分の生産拠点
四季報より
介護部ベットの製造、販売ということで、爆発するような材料ではないが、今後も堅調な売上高の増加が見込める銘柄。
中期で狙うような銘柄ではないが、配当も3%を超えているので、安くなったところを長期目的で購入したい。
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インプレスホールディングス (9479) 45点/100点
決算内容 25点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 15点/20点
前期521百万⇒今期540百万と3.6%増益予想
今回は2Q発表で667百万と123.5%の進捗、昨年2Qは445百万
出版、IT双方に立脚、ネット関連出版の草分け。デジタルコンテンツ強化。傘下に山と渓谷社
四季報より
電子書籍やPV増加などによるデジタル広告が好調の要因の様だ。
巣篭もり、テレワーク特需であり下期は若干苦戦しそうな様相だ。
PERは18倍と悪くはないが、信用がかなり溜まっており、かつ176円/100株の低位株なので、購入はおすすめ出来ない、いろんな意味で難しいからね。。
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今回、70点以上の銘柄は3件でした。
11/10は、マザーズ指数-6.38%とここ数か月では最高の下落幅でした。
完全に頭を打った形になってしまっていますね、ここから買いは消極的になっていってしまうのでしょうか?
ちょっと先が読みにくすぎるので、少しでも自信のない銘柄でしたら買いは控えた方が良さそうですね。。
いよいよ決算集中期も残り3日となりました。
現状で16銘柄、このまま行くと前回の31銘柄はとても超えそうにないですが、地合いが悪い3ヶ月となりそうなので(小型株にとって)逆に丁度良い気もします。。
なお、富士PSは前回に続いて2回連続となります、そろそろ跳ねてくれると報われますw
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