上半期の総括
上半期は先物22/9限ベースで見ると28565円スタート、26310円フィニッシュで-2255円(-7.9%)のマイナスでした。
ドル円が20円も円安に振れたにも関わらず日経は弱い展開でした。。
ではダウはと言うと、36322ドルスタートの30775ドルフィニッシュ、-5547ドル(-15.3%)でしたので、相対的には円安の効果なのか日経は強かった、とも言えますね。。
とは言えど、世界株安の震源地はアメリカとも言えるので当たり前と言えば当たり前でしょうか?
では他の地域も見てみましょう↓
・上海総合指数…3649~3388で-261(-7.2%)
・香港ハンセン…23511~21860で-1651(-7%)
・英FTSETM100…7385~7151で-234(-3.1%)
・独DAX指数…15947~12784で-3163(-19.8%)
こうしてみるとアジアは大体7%前後のマイナス、ヨーロッパは国ごとのバラつきが大きい、と見て取れます。。
しかし円安を是とするのであればやはり物足りない結果となったと言えるでしょう…単純に円安が好感されにくくなっているのか、日本という国自体への投資意欲が減衰しているのかは分かりませんが。。
日銀の買い支えがほぼなくなったことも大きな要因のひとつでしょう。
ちなみに日銀がETF買い入れを行ったのは今年に入ってまだ8度です。。
ざっと日足を見た限り以前までのレギュレーションならば30回は買い入れをしていたはずです、となるとその差額なんと1.5兆円!!
ではその分日経のマイナスが減るか?といった単純な話ではないでしょうけど、少なくとも買い向かいやすくはなったはずですね。。
そしてこの流れは下半期でも変化ないでしょう、日銀に頼る時期はもう過ぎ去り、二度と来ないと考えた方が良さそうです。。
以上で総括を終わりますが、昨年の流れなどで今年の値動きもやはり個体差が出やすいのであくまで評論は参考程度にお読み頂けると幸いです(先に書くべきやつだったねw)
下半期の日経予想
では目線を未来に向けて、今後どういった流れで2023年に向かうのか、わたくしなりに考えてみました。
まずは簡単な表を作ってみましたのでご覧ください↓
いや、もう本当に簡素過ぎて恐縮にござる。。
これは単純に『各月足が陽線か陰線か』を日経とダウで予想した表になります。
まずはダウから説明いたします。。
ダウは皆様ご存じの通り、1月早々に高値をつけてから調整を開始しております。。
4月からは今までのダウニキが嘘のような弱さ…25MAですら遥か彼方に仰ぎ見るような位置で推移しています。。
これにより値ごろ感からのショートカバーが入りやすい傾向となりそうです、7.8月は比較的堅調かつ底堅い動きになると考えます。。
しかし問題はその後、物価の上昇をFRBが舵取りしていますが、なかなか思うようにいっていないようです。。
それによる更なる金融引き締めが起こると予想、相場に爆弾低気圧を叩き込むことだってあり得そうです。。
したがって3歩進んで5歩下がる、そんな動きが年内は続くと考えます、最終的には28000ドル前後で終えるのではないでしょうか?めっちゃ具体的~~♪ww
変わって日経さん、まずは為替。。
日米の金利差を考慮すると完っっっ全に円安傾向です、1ドル5億円くらいまで行くんちゃいますか?w
まぁそれは冗談として、円安に歯止めはかからないと予想、↑↑↑→→→→↑↑↑↑↑ってな感じで時折ボックス踏んで時間調整しつつも基本は上方向と考えて良さそうです。。
上半期は円安効果があったのかなかったのかよくわかりませんでしたが、円安は間違いなく日経の追い風となるでしょう。。
輸出産業のみならず、インバウンドにも好影響、海外に工場などを持っていた企業も日本に回帰する可能性もありますね、海外は物騒ですし、人件費も上がりにくい日本人の方がもはやいいまである。。
今や日本人が出稼ぎに行く時代です、過去の先進国イケイケドンドンなイメージは払拭すべきでしょう、我々は後進国である、と。。
したがってこの1点を見ると比較的他国よりは強めな推移をすると考えます、比較的ねw
ただし、そこはやはり日本。。
アメリカが転べば日本は全身複雑骨折でお馴染みです(何で転んでない日本の骨が折れるんやw)
アメリカが10%程度の下落と考えると日本はいいところ0~5%の下落と考えます、少なくともダウと日経の差は縮まるはずです、じゃなきゃおかしいっぺ!!
プラスで終えられるかどうかはプラスアルファのグッドニュースが必要でしょう、岸田さん異世界行ったら本気出しちゃった、みたいな(現世で本気出してくれw)
そうですね、あり得そうなグッドニュースは円安派生のインバウンドが大盛況、これかな。。
あとナックルボール的な魔球でいくとメタンハイドレートがざっくざく!!とか。。
日本は原油が急所なのは周知の事実と思います、これが自国でまかなえちゃったら一気に好景気確定ですよ!!確定ではないか。。
反対に悪い要素は…ありすぎて考えたくないっすなw
とりあえず脱炭素は撤回しましょう、エネルギーを使わずに好景気なんて夢絵空事ですからね、ブイブイ言わせてる国がまずは率先してやってくれれば第1フェーズとしては上出来でしょう、日本は付き合っちゃだめよ。。
そんなわけで日経の大納会最終終値は25000円~26500円の間辺りで落ち着くのではないかと考えます。
1年半かけて株価は上がりました、その要因となったコロナによる金余り状態を調整する年となるでしょう、当初の予定通りわたくしは年末までは資金確保に努めることとします。。
2022年下半期おすすめ銘柄紹介
では以上を踏まえておすすめ銘柄を考察してみたいと思います。
まずは『買い』ですが、全体株価が不調と予想する以上、225銘柄などを脳死で購入しても負けは必死です。
従って銘柄を選ぶ際に留意するポイントは以下の通りです↓
・円安恩恵(円安は続くよどこまでも)
・原油高恩恵(原油も引き続き上がると考えます)
・原子力発電(夏のみならず冬も電力不足は必死)
・ブロックチェーン(NFTが本命か)
・アメリカデフレ関連(インフレはなんだかんだ後退すると見て)
以上です、更に気づいた材料などあればまたtwitterにて報告します。
その中でまずは円安関連ですが、世界シェア率の高い商材を扱っている関連企業を抑えましょう。。
高シェアであれば安定した業績が期待できるうえに円安効果もあり、上振れ期待が大きくなるからです。。
そんな中で最も注目した銘柄はこちらです↓
荏原製作所 (6361)
業績の上振れが狙え、配当利回りも良く、PERも10倍以下、年末まで保有する価値はあるかと思います。。
お次はこちら↓
ユーグレナ (2931)
ちょっと攻め過ぎな銘柄チョイスに思いますが、バイオ燃料、ヘルスケア、脱マスクによる化粧品需要など、地味に材料は豊富です。
株価も全ての移動平均線を上回っておりますが、200MAが下向きなので、少し様子を見てから打診買いしたいところですね。。
また貸借倍率は0.77倍と売り長であり、株価の底堅さにひと役買ってくれるでしょう。
最後はこちら↓
助川電気工業 (7711)
原子力発電よりも比較的安全な核融合発電関連の銘柄。
INPEXが直近では話題になりましたね。
業績も悪くなく、まだ天井もつけていない、おまけに半導体関連でもあります。
PERもまだ20倍弱、動意付けば2倍以上も狙える大変興味深い銘柄と思います。
余談ですが『TJ天気予報』という美容院が地元にはあります。
東海地方中心に30店舗以上を展開しているのですが、名前の由来は誰もが読めて、かつ毎日耳にする言葉ということで命名されたそうです。
電気関連は今年いっぱいおそらく聞かない日はない勢いでホットな話題となりそうですね。
TJ天気予報の命名の意図が売り上げにどれだけ貢献しているかは分かりませんが、今後しばらくは電気、新発電方法、電力不足、など、会社が宣伝せずとも勝手に話題に上がるたびに注目される銘柄となる可能性が高そうです。。
願わくばそれが株価上昇の継続燃料となってくれることを祈ります。
さてお次は売り、ですが、売りは推奨銘柄は出せないです。
何故売り銘柄を紹介出来ないかは、皆さんが売りを苦手としている理由と同じです。
御存知の通り、売りはショートと別名呼ばれています、従って半年も売りを持ち続けるのはちょっと間隔が長すぎるのです。。
そして売りを持ち越した時の得体のしれない恐怖感、その正体は『担がれた時の恐怖』
企業は株価をなんとか上げようと努力します、IRを出したりするのが主な例です。
もし、超絶ウルトラ材料を売り持ち時に出されて3連S高なんて食らったら…そんな恐怖が売りの長期保有を阻みます。。
また、売りは信用取引であり、逆日歩、手数料など現物買いではありえない経費の問題も発生します、もちろん配当金ももらえません。。
個別株を売りで儲けるには短期的にサクっとが正解、事実そんな短期間でも数ヶ月買いで持ち続けた銘柄よりも儲かる可能性もあります、時間や資金効率は格段に良いです。
売りで取るには指数を売ったりダブルインバースなどで対応することをおすすめします。
短期的な個別株のショートは以下の法則に当てはまった銘柄が最適でしょう。
・グロース株
・PER30倍以上
・決算まで株価は上げている
・全ての移動平均線よりも株価は上である
上記に当てはまった銘柄を決算直前に売ります、そして決算直後に買い戻しします。
いきなり実践ではなくもちろんバックテストを行ってから実弾入れてくださいね。
来年から225マイクロ先物(225miniの10分の1、つまり日経が5円動いたら50円の儲け)なんて商品も登場するそうなので、やはり個別株よりも指標売りが良いかと思いますね、来年に備えて今のうちに先物に慣れておきましょう(くれぐれも自己責任でお願いします、先物はセンシティブな話題なので…)
あとがき
こんな記事を作っておいて何ですが、半年も先を見越して銘柄を選ぶなんて買い方をわたくしは普段していません。。
あくまで決算やIRなどをチェックし、中身を精査し、目標株価や期間を定めて保有するやり方です。。
もっと言うと基本はインカム投資家なのであくまでキャピタルは高配当株を購入する原資稼ぎの側面しかもちません。。
値上がり益のみで勝負している方は本当に尊敬します、本物の株マニア、株中毒といえる方はキャピタル投機家の中にこそ存在するのだと思います。。
さぁ、今年の後半はどんな半年になるでしょうか。。
とりあえず年内中にはロシアの問題に片が付くことを第一に願っています。。
個人的な願いを言わせて頂くなら….
持ち株全部10倍になりやがれ♪(言ってろww)
コメント
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