塩漬けは誰にでもやってくる

雑記

塩漬けは、初心者特有の現象だと思われている方もおられるのではないでしょうか?

もちろん、銘柄選定の眼テクニカル分析が未熟な内に起こる確率は確かに高いです。。

しかし、それでも塩漬けの罠は中級者以上にも身近に潜んでいます。

塩漬けにおける共通の失敗といえばやはり『損切りの遅れ』これにつきます。。

例をひとつ。。

まずは画像をご覧ください↓(先物のチャートですが株と同じと考えて下さい)

全ての移動平均線が上向いて

矢印の位置でエントリーしたとします。

しばらくは順調に推移し

含み益があるのですが

黄色の短期線が支持線にならず

下抜いてしまっています。。

本来なら

ここで損切りすべきですが

そこは人間です

さっきまで含み益だった買い玉が

ちょっとした含み損になったからといって

なかなか売却指示は出せません

そして

少し我慢していたら

こうなりました↓

奇跡的にもう一度上抜いて

無事、利益確定できたわけです。。

ここで

人は思います

『少々の含み損なら耐えてれば助かることもあるんだ~』

このように思ってしまった人は

もう、塩漬け魔がヒタヒタと近付いています

たまたまスタイルを崩して

たまたま助かったことを

あたかも毎回助かるんだ、とバイアスがかかります。

この偶然の成功体験が殆どの人に間違った認識を植え付け

スタイルを崩した人を塩漬けに追い込みます。。

この時も素直に下落していれば

”ちゃんと負けていれば”←これ大事

今後、塩漬けせずに済んだかもしれません。。

相場では

実力に関係のないラッキーパンチ

連続して起こることもあります。。

ゲームで言うと

将棋や囲碁よりも

麻雀が相場に一番近いです。。

麻雀は

プロにアマ、しかも

小学生が勝ってしまうなんてことが

結構な確率で起こり

運の要素が比較的強いゲームです。

もちろん

ゲーム数をこなせばこなすほどに

実力通りの勝敗になりますが

こと短期勝負、短期判断では

初心者でもプロに勝ててしまう

相場そっくりです、うん、すごく似てる。

従って

たまたま損切りが遅れた結果

助かったことがあったとしても

所詮、長い期間の間に

そうなることの方が少ないわけで

塩漬け株がどんどん増えていくわけです。。

これは

中級者の方がむしろ多い可能性もあります

今まで生き残ってきた自負がありますからね。

という感じで

塩漬け株を抱えてしまうメカニズムの

ほんの1つをご紹介しました。。

”たまたまうまくいった”

この成功体験が一番の諸悪の根源であり

人の成長を妨げてしまう要因なので

ご注意ください。

多分

投資家が一番最初に

しかも一番完璧になるまで

覚えないといけないことって

『正しい損切りの仕方』なんだろうなぁ~

と、最近よく思います

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