先回り買いは想像力が勝負!
フランスの小説家のおじさんがこんな事を言いました。
”人間が想像できることは、人間が必ず実現できる””
ジュール・ヴェルヌという方の名言ですが、この方のおっしゃる通り、人が思いつく物事というのはすべからく実現されてきました。
最もピンと来るのは『バックトゥーザフューチャー2』でしょう。
1989年に公開されたこの映画、当時では何それ?レベルの先進的な描写が数多くあり、それは今になって実現しています。
マーティーの話すジャケット(ウェアラブル)
自動靴紐調整(ナイキ社が実現)
飛び出すジョーズ(3D)
ドッグが持つ端末(タブレット)
指を当てて開くドア(指紋認証)
もう一度確認しますけど、これ、公開されたのは1989年です。
当時、まだまだテレビはブラウン管、録画はVHS、トイレは和式(半々くらいかな)、正月3ヶ日はお店はやってませんでしたw(故に、食料ないと死ねる)
素晴らしい未来予知能力です、これは見習いたい!!見習って株の先回り買いに活かしたい!!
と、いうことで本題に移りますが、株の楽しみ方のひとつとして“先回り買い”がありますね。
誰も着目していない銘柄を粛々と買い集め、動意付くまでひたすら信じて待つ、ある意味人生を賭けた大博打です(株なので借金にはなりませんが)
これを実現するに必要不可欠なのはもちろん『想像力』
しかし、これが難しい、というか今までに置かれた経験とか(一人っ子や友達少ないと想像力は育ちやすいようです)先天的な才能とか、そんな特殊能力に近いものなのです。
しかもぶっ飛びすぎていてもダメです(銀河鉄道とか、空中浮遊都市とかね)
わたくしもそれほど想像力は豊かではありません、ですがそれでも先回り買いをしてドキドキしてみたい!
そこで、想像を論理的に考えて先回り買い銘柄を探してみよう、そんな趣旨の記事でございます、肩の力を抜いてシルベーヌでも食べながら気楽にご覧ください(食べたくなってきたw)
銘柄検証の定義
想像を論理的に、とはどういうことでしょうか?わたくしの語彙力がないだけでしょうかw
簡単に言うと『まぁ、これは間違いなく来るよね、だって絶対あった方がいいもん』という物のことです、わかりやすいw
皆さんがお金を出してでも購入したいものの定義ってなんでしょう?
体験を買う、物欲を満たす、刺激を求めるetc
上記の定義は残念ながら人それぞれ多岐にわたりすぎています、ましてや今は個人の趣味嗜好は枝分かれしまくってますからね(我々世代の若い頃って車いじったり、パチンコしたり、ゲームしたりくらいしか選択肢無かったように思います)
わたくしが思う、人がお金を惜しまない分野ってこれ一択でしょう、そう…
めんどくさい!!!!!
言い換えれば“時短”でしょうか、めんどくさいと時短は少し違うけどまぁいいか☆
過去から現在に至るまで、人はめんどくさいを一生懸命研究し、改善してきました、そしてそれはきっと今後も続くはずです。
とりあえず現在流行っているもので言うと『テレワーク』『マスク』は間違いなく定着するでしょう(マスクは一回知ってしまうとヒゲを剃らなくて良いし、女性なら化粧の手間が省けますからね)
両方とも人が誰しも持つ怠惰な欲求を満たしてくれる便利なものです(テレワークは怠惰だから流行るわけではないですが、通勤のめんどくささが解消されるから絶対支持されるはず)
そんなわけで先回り買いのメインテーマは『めんどくさいを解消する物事』これに絞って考えてみましょう。
先回り買いのテーマ考察
めんどくさい事、まだまだ一杯ありますよねぇ~、雑多に挙げてみましょう。。
お風呂
掃除
健康管理
食事
買い物
人付き合い
家事
車の運転
人生w
これ以上細かい事言い出すと終わんないので一旦止めましょうw
この中で特にめんどくさい事と言えば自分は『車の運転』です。
もちろん運転が好き、という方もいらっしゃいますが、それ自体が趣味でない方にとっては勝手に運転してくれればその間睡眠を取ったり、車内でゲーム出来たりと時間の有効活用になります。
この自動運転にはそれぞれのレベルが設けてあります↓
レベル0・・・完全にドライバーが運転すること
レベル1・・・システムが何かひとつ支援すること(衝突被害軽減ブレーキなど)
レベル2・・・加速、操舵、制動を複数同時にシステムが行う。ただし運転者は常時監視必要。
レベル3・・・限定環境下においてシステムが運転してくれる、ただし運転者の対応必須。
レベル4・・・特定状況下又(高速など)又は極限環境下(台風とか大雨とか)以外システムが全て操作してくれる。
レベル5・・・完全自動運転
※だいぶ端折ってますので、言葉足らずな点はご了承ください
日本はようやくレベル3が解禁されそうな段階で、まだまだ先は長い。。
しかし、遠い将来、必ず実現してくれるでしょう、事故も大幅に減るはずですし。
今回はこの自動運転に絞って先回り買い銘柄を選んでみましょう、もちろん論理的に。。
最も期待が持てそうな銘柄を探す
自動運転関連というと関連業種及び候補は結構多い。
車メーカー
車載センサー
AI技術
公共向けインフラ
ビッグデータ
自動車保険整備
安全性能を担保する検査機関、基準策定
この中では“車メーカー”及び“保険”関連は除きたい、時価総額が大きい銘柄が多く、また、少々のプラスアルファにしかならない可能性があるため。
それから安全性能関連の検査、基準の機関は民間で行うか不明なのでこちらも除外。
それでは順に銘柄の探索をしてみようと思うのですが、関連銘柄を闇雲に挙げても意味がないので、車メーカーの息吹がかかってそうな会社のみ1点突破したいと思います、取引自体がないとどれだけ良質な物を作っていても採用されにくいですからね。
それと、時価総額の大きいものも除外します、売り上げ寄与や期待度、思惑が株価に反映されにくいですしね。。
〇車載センサー関連銘柄〇
これはもう、モルフォ(3653)一択でしょう。。
あの天下のトヨタ系列であるデンソーが大株主として2位に君臨しています。
これって、まぁ、そういうことなのかな?と思っちゃいますよね。。
株価も随分買いやすい位置に下がってきてますね、ただ、販売先にファーウェイの記載があるのでちょっと株価上昇の重しに今後もなりそうですが、これは逆に言うと好機!!と言えなくもありませんね。
〇AI関連〇
この分野も候補は多いのですが、時価総額が割と低めで期待できそうな銘柄はPKSHA Technology(3993)でしょうか。。
パークシャテクノロジー、俗称ピケシャ(この俗称あまり一般的ではないかもw)
ここも大株主の欄に天下のトヨタ様が載ってます、ってことは、です。
売上高が見たことないような急上昇を見せており、普通に投資先として優秀ですね、株価位置もいい感じです。
〇公共向けインフラ〇
これはフォーカスシステムズ(4662)はいかがでしょう。
業績も好調でチャートも買いやすく、公共向けシステム開発に強い、と四季報にもハッキリと書かれていますね。
とりあえず目下の株価だけでも200MAは越えてくる可能性は高そう。
保守、運用、セキュリティ、暗号システムと材料が多いのも好印象!!
〇ビッグデータ〇
これも個人的にはほぼ一択、ALBERT(3906)でしょう。
またまた登場の天下のトヨタ様とビッグデータ分析において業務提携しております。
更に、コロナの分析で厚労省に人的支援をし、分析、可視化に貢献している。
株価は高く、個人投資家にはなかなか手を出しにくい価格帯だが、ミニ株などで安いところをコツコツ拾ったりしていけば面白そうだ、こんな株価で沈んでいくような会社ではないだろう。。
まだまだ200MAを越えた直後なので株価的にはここから高見を目指す助走のような位置だと考えます。
最後に…
今回は自動運転に特化して銘柄を検索してみましたが、先回り買いの魅力が少しでも伝わりましたでしょうか?
正直、この自動運転という分野はもう結構前から動意づいており、今更感はありますが、形になるのがまだまだ先なので業績寄与もそれほどないということもあり、かなりの銘柄の株価が買いやすい位置にいました。
今後もまだまだ新しいテーマは出てきます。
そんな新テーマを完全先回り出来る才能のある方には是非とも狙って頂きたいです(わたくしにその才能は皆無ですw)
既出のテーマからでも論理的に考え、分析し、まだ動意づいていない銘柄、又はその他の業績に引っ張られて株価の沈んでいるものを狙うことで、十分恩恵は得られます。
長期投資で確実に資産を伸ばす方法はとても素晴らしく、最強だと思ってはいますが、その投資過程でこういった先回り買い銘柄を探してみてはいかがでしょう?
きっと相場への興味、参加意欲が今以上に増すこと請け合いですよ☆