高配当小型株24 CAC Holdings  4725

高配当小型株分析

<2022年7/12更新版>

銘柄詳細

来期配当予想:60円

配当利回り:4.4%(算出日2022年7/12)

株主優待:なし

独立系。システム構築・運用。信託銀行、製薬業向けに強み。医薬品開発支援(CRO)は撤退

四季報より

採点

売上高変化率:3点/10点
CRO撤退により減少

財務健全性:7点/10点
自己資本比率65.4%、有利子負債2720百万で問題なし

株価位置:7点/10点
調整からの横這い状態だが1300円は切らない雰囲気だが、200MAも越えられないため難しい

PER:9点/10点
11.99倍、PBRは0.75倍とIT系としてはかなり割安。

ROE: 4点/10点
予想ROEは6.6と悪いよりの普通か、もう少し欲しいところ

決算内容:4点/10点
直近は1Q発表で907百万円、前年同期比-11%だが、通期目標対比としては滑り出し悪くない

業種:8点/10点
中期計画によると25年に売上高580億円、営利50億円(21年比35%UP)を目指しており、期待。

信用倍率:8点/10点
信用買い残49000、信用売り残3100と特に問題はない

総評

総得点50点/80点で、CRO部門の売上高約50億円弱の売上高減少は痛いが、その分をIT分野に注力するとのことなので会社の奮起に期待したいところ。
直近の決算では国内及び海外IT部門の売上高は伸びており、コロナの兼ね合いもあるので一概に言えないが会社側の意図としては成功していると言えなくもない。
決算書によると、今現在は2026年以降に向けての仕組み構築の段階にあるとあり、数年間は売上高、利益とも伸び悩む可能性があることを暗に示しているようにも取れる。
従って株価への刺激はしばらく期待できないため、この価格帯から大きく抜け出すことは難しいと考える。
ただし、成長戦略の中に『新規事業の継続的に立ち上げる仕組みの構築』とあるので、会社からのIRを待ちたい。
チャートを見ると半年ほど1300円~1400円後半の付近をウロウロしており、200MAも横向きであることから、まずは200MAをしっかりと越えて上での推移に期待したい、これも決算次第ではないかと思われる(または増配、自社株買いなど)
ただ、週足は揉んでいるが月足は上昇トレンドの形を保っているので安心感はある。
自社株買いは2019年以来行っていないので、そろそろあってもおかしくないだろう。
当銘柄の魅力は何といっても高配当と業績の安定感であり、完全にインカムゲイン狙いの方にしか刺さらないが、1300円付近まで落ちてきての購入は良い判断だと考える。

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銘柄詳細

来期配当予想:60円

配当利回り:4.3%(算出日2020年9/30)

株主優待:なし

独立系。システム構築、運用や医薬品開発支援(CRO)を展開。信託銀行、製薬業向けに強み

四季報より

採点

売上高変化率:4点/10点
横ばい状態

財務健全性:6点/10点
自己資本比率57%、有利子負債2831百万でまずまず

株価位置:3点/10点
全ての移動平均線を上回っており、買いにくい

PER:7点/10点
19.87倍、PBRは0.98倍とIT系としては割安の部類

ROE: 3点/10点
予想ROEは4.9と良くはない

決算内容:9点/10点
直近は2Q発表で976百万と昨年同時期より20%強増益で通期予想も前年超え予想だ

業種:8点/10点
業務提携、子会社化などでまだまだ大きくなりそうな予感

信用倍率:7点/10点
信用買い残149300、信用売り残14000と特に問題はない

総評

総得点47点/80点で、IT銘柄の高配当株として押さえておきたい銘柄だ。
インド子会社のロックダウンによって業績不安はあったが、子会社化したMitraisの業績寄与で順調推移しており、インドが再び通常稼働に戻れば大いに期待が出来るだろう。
また、コロナの影響により、CRO部門(製薬会社から医薬品開発における臨床試験や製造販売後調査の業務)にも今後は期待が出来る点も評価ポイントだ。
現状の株価は若干買いにくい位置におり、また派手に高騰するような銘柄でもないので、じっくりと待ってテクニカル的に買いサインが出たら購入するようにしたい。
いずれにせよ、数年後などを鑑みると株価が現在より大きく下にいる可能性は極めて低そうなので長期の方であればフライングゲットOKだろう。

コメント

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