小型株詳細分析 CEホールディングス(4320)

雑記

① 各指標

PERは12.02倍PBRは1.3倍と割安水準。

ROE予想は8.7%と普通程度。。

自己資本比率52.0%と問題なし、流動比率(流動資産/流動負債×100)は約218%で問題なし。。

配当は13円、利回りは2.7%と悪くはないが、今回より100株で貰えた株主優待、1000円分クオカードが廃止となり総利回りは大きく落ちた格好になる、これはアウチだ。。

今回、中期計画を発表したのでその点を主にチェック、長期に渡ってキャピタル&インカム銘柄としての素養がどこまであるかもチェックしたいところだ。。

② 四季報評価

四季報は『好転』で当企業を評している。

電子カルテシステムの自社開発、デジタルマーケ子会社の通気寄与、M&A積極検討、あたりが注目ポイントだろう。。

電子カルテの普及は今後も伸びていくと思われ、クラウド型であれば毎月のストック収益もあり、利益の安定が見込める。。

反面、デメリットとして運用に慣れが必要で停電時に全く使えないことや、コストが増加するなどがあり、院長が高齢であったりする小規模な病院などはハードルが高そうだ。。

しかし、それを差し引いても抜群に便利であることは確かなので、営業やお試し利用などでドンドン普及を勧めてほしいと思う。。

③ 業績推移

売上高はぼちぼちだが上がっているし、利益面も悪くない。。

ただちょっと波が安定していないと言うか、決算毎にハラハラさせられそうな安定感だ

配当も減増配を繰り返しており、こちらも安定はしていない、業績に連動させて積極的にいじってくるタイプの意識と思われる。。

インカム派はこれに優待があったため、ある程度我慢出来ていただろうが、今回廃止となったため残念ながら大きく株主離れが起こったであろうことは容易に推察できる。。

現状の評価は『中立』としておく、特に大きな魅力は今のところ感じていない。。

④ 直近決算

今期予想は1100百万円、前年比+5.4%で微増とは言え一応増益予想だ。

2Q時点での予想は650百万円なので、1Qの走り出し、2Qの予想との差異が注目されるだろう。。

あとは特に~~~、コメントないでやんすっ!

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは2つに分類されるようだ。

医療ソリューション事業
・その他

各セグメントの売上高前年比は以下の通りだ↓

・医療ソリューション事業 +9.8%
・その他
 +252%

各セグメント毎の売上高比率は97:3となっており、ほぼ単一セグメントと見てよさそうだ。。

その医療ソリューション事業の説明部分を抜粋してみた↓

メインターゲットは中小病院となっており、NECグループからは各医療情報システムの開発も行っているようだ。。

連結化したサンカクカンパニーはwebサイト再構築やwebプロモーション支援などを行っている模様。

その他に分類されるこの連結子会社の利益が今後どこまで寄与するかも注目はしておくべきだが、事業内容からすると利益寄与は限定的に思う。。

個人的見解とはなるが、新型コロナの影響で来院数は爆増したと考えており、各院電子化の必要性を結構感じているのではないかと思っている。。

また、今後コロナは無くならないと考えているので、今後の来院数は高止まりするのではないだろうか?

そうなると各中小病院も管理の面で電子カルテの導入に追い風であると考える。。

さてそれでは本日発表された『中期経営計画2025』の中身を見ていこう。

まずはこちら↓

昨年も2024年版を発表していたが、今回の2025年目標の伸びは総じて高くなっている。

安定成長を会社側がある程度確信していると捉えられる。。

では930百万円の目標を仮に達成出来たとすると、EPSは60.9円となりPERは約8倍まで下がることになる。。

ん~~、8倍かぁ~~…悪くはないですがインパクトとしては少々足りないかな。。

この数値の上積みとしてM&Aだったり、株式消却だったりが期待できそうですが、これは絵に描いた餅であるため、現状で計算には入れられない部分だ。。

しかし、会社側は今後の成長にある程度自信があるように思うので、ひとまず信じてあげることにしようww

また、ちょっと変わった目標もあったので一応貼っておこう↓

プライム市場に残るために時価総額をageて行くぜ~~、ってな資料。。

つまり株価にもある程度意識を持っているということであり、積極的な株価向上策も画策していると見ていいだろう。。

例えば自社株買い、M&A、株式分割(はなさそうか低位株だしw)、積極的なIR、など。。

漠然とした策を書き連ねてみたが多少の期待はしても良さそうである。。

では総括に入るが、会社側の鼻息の荒さ、今後の業績推移、現状の置かれている位置などを加味するとそこそこの期待感はあると判断、株主優待の廃止分もその内配当に乗せてくれると信じよう。。

評価としては『中立』から『やや買い』にクラスチェンジとさせて頂く。。

買い時は次のチャート分析で判断しよう。。

⑥ 週足チャート

なかなかに汚いチャートであるw

優待の廃止はさほどダメージはなさそうだ、これは驚いた。。

正直に言おう…分からん!!!ww

分からないなりに述べさせてもらうと、今回の中期経営計画がどう評価されるか次第だが、200MAは越えると信じたい!!

そしておそらく400円を切ることもよほどのことがないと無さそうだ。。

現状では安値を切り上げており、ここから上昇トレンドになるかをまずは注視したい。。

慎重派は前回安値を割らないことを確認してから入るなどが良いだろう。。

最後にもう一度…分からん!!www

⑦ まとめ

おすすめ度は『余ったNISA枠があるならオススメ、だが過度な期待は禁物』とします。

投資で稼いで六本木ヒルズに住もう、と考えている人には全くオススメしませんが、比較的勝率の高い銘柄ではないかと思います。。

1Qか2Qまで待つのも良いでしょう、そこまでに上がっていたらキレイサッパリ忘れてもらっていいねw

M&Aや業務提携などの可能性があるのは投資家として期待感の持続エネルギーとなるのでとりあえず1個買っても損はないんじゃないかと思います。。

まっ、500円以下だしね、20万円くらい用意して分けて買って放置しとくくらいが丁度いいんじゃないでしょうか。。

※紹介したデータは2022年11/16現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

コメント

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