小型株詳細分析 デジタル・インフォメーション・テクノロジー (3916)

雑記

① 各指標

PERは15.97倍PBRは4.31倍とPBRは割高水準。。

ROE予想は26.6%とかなり高い。。

自己資本比率は73.1%、有利子負債ゼロ、流動比率(流動資産/流動負債×100)は問題なさそうなので割愛。

配当は36円/年で、利回りは2.1%

堅実系IT銘柄でここから株価上昇も期待できそうな銘柄ないかなぁ~~、と探していた中で見つけた銘柄。。

ざっと見た感じ良さそうだが、更に分析して結論を出したいと考え記事にした次第だ。。

② 四季報評価

四季報は『最高益』で当企業を評している。

ソフトウェア開発が9割以上を占めているようだ、ソフトウェア開発事業は今後の伸び率が高いと個人的評価では位置づけている。

情報セキュリティ製品の自社開発も行っているようで、見た限りではこれから下がる要素の少ない取り扱い商材ばかりで成長性も期待できる。。

株主還元もしっかりと意識していそうなので株価維持の観点からも高評価である。。

③ 業績推移

売上高は着々、利益もしっかりと伸ばしており踊り場はまだ先と見える。

24年6月は20000百万円の大台に挑戦、今期で達成しちゃってもいいんだぜぇ~w

PER良し(PBR悪しw)、ROE良し、財務良し、取り扱い商材良し、配当まずまず、業績推移良しと、ここまでは殆ど非の打ちどころはない、現状評価は『買い』としておこう。

④ 直近決算

今期目標は2250百万円、前年比12.3%の増益予想となっている、着々だ。。

直近決算は2Qで1268百万円、前年比&通期達成率共に好調、着々だw。。

昨年を見ると、2~3Qが最も利益が伸びているのでここで勝負を決めたいところだろう。。

コンセンサスは会社予想よりも高く見積もっており、それを更に越えてくるかが見ものである、現状では五分五分と言ったところか…会社予想は7:3で大丈夫と思うメイビーw

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは2つのようだ。

・ソフトウェア開発事業
・システム販売事業

各セグメントの売上高前年比は以下の通り↓

・ソフトウェア開発事業 +18.4%
・システム販売事業
 +13.9%

各セグメントの売上高比率は96:4とやはりソフトウェア開発事業が大部分を占めている。

なお利益比率もほぼ同じである。

過去業績との対比画像を確認してみよう↓

こうして見るとかなり伸びてるなぁ、着々…どころじゃないかもしれんw

その中でも特に伸びたセグメント画像をご覧いただこう↓

半導体関連とIoT組み込みシステム検証が絶好調だったようだ、全部アッチアチの材料ばかりである。。

懸念点は半導体、車載系はこれから下降線を辿らないか?といったところ。。

両方ともプチ特需の中での結果なので、次回決算以降もここはしっかりチェックすべきポイントだろう。。

続いてはセグメント別重点施策のシステム販売事業編の画像だが、気になる箇所があったのでご覧いただこう↓

おっ、インボイス関連でもあるのか!!

『楽一』の説明は以下の通り↓

「楽一」は、ハード・ソフト・操作指導・アフターフォローまでがまるごとワンパックになった、オールインワンシステムです。インターネットを介したリモート操作や、電話対応も併せて貴社の経営支援にしっかりと貢献します。
※HPより転載

今年10月までは需要増が見込めるので期待したい。。

お次は配当金に関しての説明画像をチェックしてみよう↓

配当性向35%以上を目標にしているようだ(現状は35%固定と思われる)

22年は記念配当8円が入って40円だったようだが、今期は36円で実質4円上げ、ということだ。

業績安定感を考えると配当性向35%は非常に嬉しい、よく配当性向30%以上は要注意!!と説明されるのを見るが、全然そんなことはなく、配当性向30%以上でもガンガン業績を上げている会社も多く存在する。。

上記のような説明を鵜呑みにし、配当性向30%以上の会社を投資除外してしまうのは明らかに勿体ないので考え直してほしい…と、個人的には思うのねん、へけけ(唐突なおぼっちゃまくんw)

で、中期計画の文字が出てきたので早速チェックしてみよう↓

2030/6期に売上高500億円、営業利益50億円、配当性向35%以上、を目標にしているようだ。。

出たよ2030年…遠すぎてもはや長期ww

せめて5年以内くらいを中期と呼んで欲しい…すみません愚痴っちゃいました。。

一応、計算してみよう。。

上記目標が達成されれば、PERはおよそ7.6倍配当はおよそ80円/年以上配当利回りは4.7%以上、となる(めちゃくちゃザックリねw)

確かに素晴らしいが7年後の目標ともなるとインパクトは薄くなる、これが3年後とかであれば相当食いつくのだが。。

わたくしの保有株でIDホールディングスという会社があり、そちらは先日、利回り10%を越えた。。

購入したのは2016年で7年で利回り10%達成したのである。。

それに比べるとやはり物足りなさを感じざるをえない(IDホールディングスさんが凄いんだけどね)

利益目標に関しては問題ないが、配当に関しては再上方修正を期待したいところだ。。

というわけで以上の分析から最終的なわたくしの評価は『買い』から『やや買い』に下方修正とする。。

業績、安定感は問題くなく、財務もばっちりで伸びしろを感じる。。

しかし長期で保有する事を考えると配当の更なる上積みがあと一歩に感じた…逆に言うとそれくらいではあるので、買い寄りのやや買い、といった評価でどうでござんしょう??

⑥ 週足チャート

200MAを試しにいって見事に反発、個人的にもここを割る可能性は低いと感じる。。

むしろ割るなら大歓迎、ぜひお迎えに行きたい!!

分析をしてこの銘柄は長期で保有が理想ということが再確認できたので、なるべく安く購入し、利回りを高めておきたいところである(配当利回りは多くのインカム銘柄を持つ身としては重要な意味を持つ)

株価の急上昇はおそらく見込めないだろう、従って完全な中成長インカム銘柄として長期保有推奨とする。。

監視銘柄に加えて出来れば分けて買いたいが、インカム志向強めの方には無理にはおすすめしない銘柄だ。。

⑦ まとめ

おすすめ度は『安定感を買うならかなりおすすめ』とします。

懸念点は半導体や組み込み需要がプチ特需なので、それらの需要が剥落した時の業績影響が不安…ってところでしょうか。。

買うか買わないかどっちでもいいやぁ~~…って方は半年から1年ほど様子をみてもいいかもしれませんね、特需剥落後の株価は読めないので。。

わたくしは一旦監視とします、もう少し良い銘柄があるかもしれないので妥協せず探してみます、妥協したら買います!!ww

※紹介したデータは2023年3/28現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

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