以前投稿した“テンバガー銘柄を探せ”の第2弾記事となります。
前回同様、過去のテンバガー達成銘柄に見られる傾向からスクリーニングを駆使してこれから株価10倍に羽ばたきそうな銘柄を検証します。
しかし、テンバガーにも様々あり、1年で短期達成してしまう銘柄もあれば、数年かけてゆっくりと達成する銘柄ももちろん存在します。
今回の検証は“長くても3年以内には達成しそうな銘柄”に絞らせていただきます。
おそらく長い時間をかけて達成するような銘柄は、検証方法自体が全然違ったものになると思われるからです。
それでは早速行ってみましょう!!
もくじ
STEP1.時価総額100億円以下
まずは小型株中の小型株である“時価総額100億円以下”という条件をもとにスクリーニングしてみましょう。
短期高騰の条件としては“値動きの軽さ”や“業績に与えるインパクト”が必須項目となります。
利益ゼロの会社が一気に100億円稼いだ(または稼ぎそうな)インパクトと、予め100億円稼いでいた会社が200億円になるのとでは、投資家に与えるインパクトはまるで違います(倍にするのも物凄い事ですが..)
以上のことから時価総額100億円以下の銘柄を検索した結果…
1529件!!
ちょっと多すぎますね、次行きましょう。
STEP2.東証1部以外の銘柄
過去のテンバガー候補を見ると、殆どが新興銘柄です。
やはりこれからの会社といえばやはり新興市場に多く、東証1部からは出にくいという特徴があるようです。
STEP1の段階で東証1部は殆ど省かれているとは思いますが、念のため東証1部を除外してスクリーニングをしてみると…
1186件!!
まだまだ多すぎますね、サクサク行きましょう。
STEP3.株価500円以下
こちらは前回同様ですが、やはり株価は安ければ安い程テンバガーの確率は上がります。
しかも今はコロナショックの尾を引いており、より有望な会社も株価500円以下に沈んでいるチャンスでもありますね。
というわけで、更にこちらの条件を加えてスクリーニングしてみると…
393件!!
一気に減りはしましたが、まだまだ多いです、次ですね。
STEP4.売上高変化率
発展途上の会社というのは、先行投資や事業拡大を優先するため、配当は無配であったり、純利益が横ばいもしくはマイナス成長の可能性が高いです。
しかし、それに反比例して売上高はしっかりと伸ばしている可能性は高く、もし売上高が伸びているのであれば、一定の顧客獲得能力を秘めていると捉える事も出来ます。
更に、既存顧客が多ければ新商品や新展開を始めた際に、売上高に大きく影響します。
そこでここでは“過去3年の売上高変化率+10%”というスクリーニングで絞ってみます、すると残った銘柄数は…
134件!!
更に3分の1まで減りました、あと一息です!!
STEP5.証券コード
過去5年間のテンバガー銘柄には“証券コード毎の特徴”があります。
各証券コード毎にテンバガーを達成した銘柄をまとめてみると…
- 4000番台・・3件
- 7000番台・・4件
- 8000番台・・5件
- 3000番台・・8件
- 2000番台・・17件
上記の様な特徴があり、1.5.6.9000番台はゼロです。
2000番台が圧倒的ですね、次いで3000番台となります。
ここからはスクリーニングではなく、STEP4までに絞り込んだ銘柄から、テンバガーを輩出していない“1.5.6.9000番台を除く”絞り込みを手動で行います、その結果…
89件!!
だいぶ絞り込めてきましたね、次がラストになるでしょうか?
STEP6.社長が大株主又は筆頭株主
自身が自社の株を大量に持つことで、会社成長への責任感やモチベーションになるだけでなく、株価向上によって莫大な資産が手に入ることになります。
STEP5の89件の中で“社長が大株主又は筆頭株主”に記載されている銘柄を絞り込んでみると…
48件!!
ほぼ半分残りましたね。
次で最後の絞り込みになりそうです。
STEP7.上場後15年以内
上場から数十年経ってしまうと、いい意味でも悪い意味でも安定してしまい、守りに回ってしまいがちです。
会社のみならず人間でも同じことが言えますね。
本来ならば上場から10年以内という条件が最もテンバガー候補を絞るに適切なのですが、検討する会社数が激減してしまいますので、ここは少し緩和して“上場から15年以内の会社”という条件で絞り込ませていただいたところ…
28件!!!
というわけで、最終選考まで生き残ったテンバガー銘柄の一覧がこちらです↓↓
厳選テンバガー候補とまとめ
それでは、上記の28件を全てチェックして、これは期待度が高いのではないか?という銘柄を独断と偏見でご紹介したいと思います。
なお、前回紹介した銘柄は重複するため省いております。
なお今回もバイオ企業は外しています、いつ噴くかさっぱりわからないのでw
★4がいい生活とクラスターテクノロジーの2件ですが、クラスターテクノロジーが仮にどこかにTOBされたら、10倍まではさすがに上がりそうにないですね。
業務提携に積極的なのは良い傾向で、会社の姿勢や、販路拡大などの期待が高くなりますね。
当たるも八卦、当たらぬも八卦ですが、テンバガー銘柄を探す過程で、掘り出し物に巡り合うことも多く、10倍に届かなくても監視しておけば、上昇気流に乗る機会が増すかもしれません。
『値動きに翻弄されない強靭な精神力』と『少々の値上がりでは放さない握力』が必要にはなりますが、掴めば大きいテンバガーを狙うという作業は定期的に行って、より好銘柄選定の眼力を身に付ける訓練にしていくといいですね。
そして大事なことは、くれぐれも余力中の余力で無くなってもダメージの少ない金額にて楽しむことをお勧めいたします。
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コメント
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