もくじ
① 各指標
PERは11.79倍、PBRは3.33倍とPERはかなり割安。
ROE予想は28.3%とすこぶる高い!
自己資本比率61%と優秀、有利子負債なし、流動比率(流動資産/流動負債×100)は計算するまでもない。。
配当は116.43円、利回りは3.2%とそこそこ。
以前、詳細分析記事を投稿した銘柄で(過去記事は下にそのまま載せてあります)かなり気に入って株価及び決算を追っていた。。
この度、通期上方修正&増配を発表したが、翌日に大幅下落、翌々日も続落と投資家からは不評だったようなので、どこが問題か?いくらなら買い頃なのか?今後の問題点は?などをチェックしたいと思う。。
② 四季報評価
四季報は『順調』で当企業を評している。
マーケティング調査フォームが特色とあるが、柱はアウトソーシングとなっている。
そして重要なのは『配当性向50%』の文字、おっとヨダレがw
つまり業績次第で配当がかなり変化するため、インカム派の投資家も必然的に業績を注視せざるをえない類の銘柄であるということ。。
極端に言うと業績がぶっ飛べば、キャピタル派もインカム派も巻き込んで瞬間火力がとんでもないことになる可能性もある、ということだ。。
業種も相まってロマンと堅実さが噛み合っており、個人的に好きな理由がここにある。。
③ 業績推移
ここ2~3年の売上高の伸びが素晴らしい。
利益水準も21年から別ステージに移行した感があり、株価好調要因はここにある。
配当推移を見てわかる通り、毎年変化がある、これが業績連動型の良いところであり悪いところだ。
肝心の22年12月予想は『156.25円』となっていたが今回の発表が『116.43円』だったことがまずひとつめの株価下落要因であったことは想像に難くない。。
そうか~~、40円も予想と差があったのか~~…これは結構大きめなネガティブサプライズだったんだね、もうここでこの記事終わっていいすか?w(最後までやりますよww)
④ 直近決算
今期予想は520百万円(修正前410百万円)で、前年比+35%。
直近決算は3Qで430百万円、前年比+70%と絶好調、推移としては少し減速感があるか?
問題はこの通期予想だろう、昨年は3~4Qで132百万円稼いでいたのに、今年は90百万円と大きく落ち込む予想となってしまっている。。
上方修正で最低でも600百万円くらいには上乗せしないとこれは悪印象は否めない。。
まぁそれほどにこの銘柄は期待されており、いかに決算発表前の上方修正が織り込まれた株価だったかがおわかりいただけたことだろう、初心者さんはこの辺りが判断の難しい障壁のひとつだと思う。。
ブログで散々決算分析してる自分でもさ~~~っぱり分かりませんからね~~、まぁ結論としては結局需給次第なんだろうな~~という辺りに落ち着いているがww
⑤ 各セグメントの業績
セグメントは3つに分類されるようだ。
・アウトソーシングサービス
・D.I.Yサービス
・その他サービス
各セグメントの売上高前年比は以下の通りだ↓
・アウトソーシングサービス +25.7%
・D.I.Yサービス +46.9%
・その他サービス +12.3%
各セグメント毎の売上高比率は65:33:2となっている。
利益の比率は残念ながら不明。。
セグメントの成長は前回に引き続き順調に見える。
と、決算説明資料まで一通り目を通したが、特筆するような点はあまりなかった。。
詳しい事業説明は下の方まで読んで貰えれば過去記事にて紹介しているのでそちらを参照して欲しい。。
しかし、ひとつとんでもなく気になる点があったので抜粋してみた↓
2023年に向けた先行投資として約60百万円を計上しており、これは前回決算時にはなかったものだ。
右に先行投資内容が説明されているが、サービス開発という部分が最も目を引く。。
この60百万円を仮にそのまま利益に含めると、実は良好な上方修正だったことになる、配当額にも影響が相当あったことだろう。。
つまり単純計算するとこの先行投資分をなかったことにすれば配当額は『130円』程度になっていたということである(※営業利益510百万円、純利益433百万円、EPS258円と仮定しての計算)
これでもなお四季報予想には及ばないが、印象はずいぶんと変わった可能性はある。。
今後、サービス開発の先行投資が芽吹けば、新たなセグメントとしての期待感が持てるだろう。
投資家にとって配当も大事だが、何よりも先に期待を持たせてくれることが最も買いに繋がりやすいことはこれまでの経験から言えることだ。。
結論としては『ある程度過剰な期待で買っていた投資家の売りを捌き切れば、すぐに切り返す可能性が多分にあるだろう』となる。
⑥ 週足チャート
さて今回の件でどこまで調整するだろうか。。
候補としては4つ…
① 25MAで反発
② 75MAで反発
③ 下の窓埋めてから反発
④ その他w
『④はきったねぇぞふくりんテメェ~~!!』とヘイトを買いそうだが、よく考えてほしい、当たり前であるwww
全銘柄が上の3つのようなキレイな動きをしてくれたらわたくしは掃いて捨てるほど富を得て、全てのゲームでMAX課金して美少女キャラをコンプリートして毎日ウハウハ言ってることだろうww
金の使い方の癖が凄いw
とまぁ冗談は置いておいて、動きは誰にも読めないからこそ上3つの様な戦略を立てて臨機応変に対応するのだ。。
個人的に最も確率の高いのは『①と②の間』である。
というのもこの銘柄はPERがかなり低い上に配当利回りも現状で3.2%もあるからである、大下落でもしようものならば涎を垂らしたわたくしの様な醜い化け物共がこぞって買いを入れてくるはずだ(誰が醜い化け物や!!w)
というわけでどこで反発し始めるかは不明であり、そこから株価が伸びる保証もないが、2000円台に突っ込む確率も極めて低いと考える、地合い悪化は知らんw
そして将来性もまだまだ担保されていると考えるので個人的な総合評価は『買い』で据え置こうと思う。。
⑦ まとめ
おすすめ度は『分けて買いたい!!ただし株価上昇のみを考える方には若干非推奨』とします。
この銘柄は板が薄く、上に下にかなりの幅があります。。
基本的に業績の衰えはまだ見せていませんので、配当性向を考えれば長期で持っておきたい銘柄のひとつでしょう。。
前回の分析時よりも今回の分析の結果、長期への期待が増していますので。。
ただ、円安のバフが切れかかっていますので、その点だけ少し注意が必要ですね。。
※紹介したデータは2022年11/9現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。
ここから下は今年8/17に投稿した過去記事です、読み比べていただくと面白いかもしれませんね♪
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① 各指標
PERは23.19倍、PBRは3.72倍と割高。
ROE予想は37.2%とめっちゃ高い!
自己資本比率60.9%と優秀、有利子負債なし、流動比率(流動資産/流動負債×100)は計算するまでもない。。
配当は88.85円、利回りは2.2%と株価が上昇した後にしては悪くない数字だ。
ちょうど1年前におすすめ決算銘柄として記事を書いているが、その時に2000円前半だった株価は約2倍と高騰している。
決算からこの株価絶好調の要因を探り、今後購入の検討価値があるかを調査したいと考え、この度記事にしたいと考えた次第だ。。
② 四季報評価
四季報は『独自増額』で当企業を評している、最高評価だ。
この会社で言うアウトソーシングとは、調査会社業界からのアンケート作成から集計までを一括で請け負う事業のようだ。
DIYサービスとは、独自開発したプラットフォームを顧客自身で利用してもらうサービスのようだ。
現在は商品開発からサービスの提供に至るまで、何かとエンドユーザーの意見は重要視される時代になり、こういった事業を取り扱う会社は各方方から重宝されるだろう。
将来性も文句なしだが、少々参入障壁は低めに感じるところがネックか?(ライバル社の台頭が心配)
③ 業績推移
コロナで少し足踏みした感はあるが、21~22年の売上高伸び率が相当のものだ、利益に至っては約2.2倍と親ッパネ炸裂といったところか。。
気になるのは右の配当欄、22年12月196.1円とあるが、これはどこから来た数字なのだろうか?
決算書にもしっかりと88.85円と記載されているのだが、記念配当などもどうやらない。。
ひょっとして配当性向から予想立てて記載しているのか?不明だがこれに引っかかって株を購入した人がいるのであれば少し問題がある気がするます。。
④ 直近決算
今期予想は410百万円で、前年比+6.5%。
直近決算は2Qで326百万円、前年比+88.4%と絶好調、昨年の勢いはマグレでないことを証明しつつある。
上方修正はほぼほぼ濃厚と言えるため、3Qまでの株価推移は安定したものになると予想できる。。
現状の評価は非常に優秀と思えるが、好調の要因を具体的に決算書から読み解けるかは分からない…ここの決算書、毎回結構あっさりしてた印象だからなぁ~~ww
⑤ 各セグメントの業績
セグメントは3つに分類されるようだ。
・アウトソーシングサービス
・D.I.Yサービス
・その他サービス
各セグメントの売上高前年比は以下の通りだ↓
・アウトソーシングサービス +26.8%
・D.I.Yサービス +57.1%
・その他サービス +105.5%
各セグメント毎の売上高比率は6:3:1となっている。
さて、決算書ではここまでしか読み解けない、各セグメント共、堅調であった旨しか記載されていないからだw
ここからは決算説明資料からの情報となる(資料も嫌な予感がするけどw)
まずはこちらからご覧いただこう↓
海外売上高において、円安効果により10%程度の上振れが発生していたようだ、これは次回以降計算に入れてはいけない部分であるため、あくまで臨時収益とみなすべきだろう。。
続いてはこちら↓
いわゆるオンラインリサーチやその他方法で調査するパネルネットワークシステムのこと(で合ってるよねw)
コロナが一段落し、人が動けば物も作られる、ということで市場調査などに活用の幅が広がっていることが要因だろう、これは今後も継続して右肩上がりになるかは少々疑問符がつく。。
ここでふと思ってしまった…『あれ?これってアフコロ特需じゃね?』と。。
コロナ禍が過ぎて間もなくはおそらく生活必需品などを生産することが最重要となり、ある程度時が経った少し前、ようやく新商品などに各企業が着手し始めたと推察される。
新商品開発には当然リサーチが必要であり、高需要が発生した…と考えられないだろうか。。
つまり『今が業績のどピーク』の可能性が出てきた、ましてや円安である。。
この推察が正しければ、来期は良くて横ばい、もしくは減益の予想を出してきてもけっして驚きはない。。
もちろん業績は過去よりは間違いなく良化して推移するだろうが、成長性という観点ではもう疑問しかなくなってしまった。。
とりあえず結論は後にしてチャートの確認に移っていきたいと思う。。
⑥ 週足チャート
絶好調なのは誰が見ても明らかだが、普通の感覚ならばここからはよほどの期待感がないと買えない。
そしてわたくしが思い描く未来予想図はズバリ『上方修正出尽くし下げ』だ。。
そこからは下の窓は少なくとも埋めに向かうだろう、前項のわたくしの推察が正しければ株価は元の位置に逆戻りの可能性すらある。。
現在の株価は配当予想誤記入(かは定かではないが)、51億円という低時価総額故のプラチナ感、業績上方修正期待、などが合わさった結果だと考える。
もはや結論はお分かりであろうが、次項で最終判断をさせていただこう。。
⑦ まとめ
おすすめ度は『わたくしの考察を信じるなら買わない、というか株価位置が高くて買えないw』とします。
現価格はオーバーシュートと判断します、しかもまだその夢から醒めていないと思われますね。。
従って短期ならば値幅は取れそうですがめちゃくちゃ板が薄いのでわたくしは短期では絶対触りません。。
成長性を判断するにも来期以降の目標をしっかり確認してからにしたいですね。。
何なら3Qから急ブレーキの可能性も考えられるのでいずれにしても火傷覚悟で購入するのはおすすめ出来ないという結論とさせていただきます。。
さぁこの考察、当たってるかなぁ~、わくわく。。(度々アーニャ入ってしまってすいません、好きなんでw)
※紹介したデータは2022年8/17現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。