小型株詳細分析 GMOリサーチ(3695)

雑記

① 各指標

PERは23.19倍PBRは3.72倍と割高。

ROE予想は37.2%とめっちゃ高い!

自己資本比率60.9%と優秀、有利子負債なし、流動比率(流動資産/流動負債×100)は計算するまでもない。。

配当は88.85円、利回りは2.2%と株価が上昇した後にしては悪くない数字だ。

ちょうど1年前におすすめ決算銘柄として記事を書いているが、その時に2000円前半だった株価は約2倍と高騰している。

決算からこの株価絶好調の要因を探り、今後購入の検討価値があるかを調査したいと考え、この度記事にしたいと考えた次第だ。。

② 四季報評価

四季報は『独自増額』で当企業を評している、最高評価だ。

この会社で言うアウトソーシングとは、調査会社業界からのアンケート作成から集計までを一括で請け負う事業のようだ。

DIYサービスとは、独自開発したプラットフォームを顧客自身で利用してもらうサービスのようだ。

現在は商品開発からサービスの提供に至るまで、何かとエンドユーザーの意見は重要視される時代になり、こういった事業を取り扱う会社は各方方から重宝されるだろう。

将来性も文句なしだが、少々参入障壁は低めに感じるところがネックか?(ライバル社の台頭が心配)

③ 業績推移

コロナで少し足踏みした感はあるが、21~22年の売上高伸び率が相当のものだ、利益に至っては約2.2倍と親ッパネ炸裂といったところか。。

気になるのは右の配当欄、22年12月196.1円とあるが、これはどこから来た数字なのだろうか?

決算書にもしっかりと88.85円と記載されているのだが、記念配当などもどうやらない。。

ひょっとして配当性向から予想立てて記載しているのか?不明だがこれに引っかかって株を購入した人がいるのであれば少し問題がある気がするます。。

④ 直近決算

今期予想は410百万円で、前年比+6.5%

直近決算は2Qで326百万円、前年比+88.4%と絶好調、昨年の勢いはマグレでないことを証明しつつある。

上方修正はほぼほぼ濃厚と言えるため、3Qまでの株価推移は安定したものになると予想できる。。

現状の評価は非常に優秀と思えるが、好調の要因を具体的に決算書から読み解けるかは分からない…ここの決算書、毎回結構あっさりしてた印象だからなぁ~~ww

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは3つに分類されるようだ。

アウトソーシングサービス
・D.I.Yサービス

・その他サービス

各セグメントの売上高前年比は以下の通りだ↓

・アウトソーシングサービス +26.8%
・D.I.Yサービス
 +57.1%
・その他サービス +105.5%

各セグメント毎の売上高比率は6:3:1となっている。

さて、決算書ではここまでしか読み解けない、各セグメント共、堅調であった旨しか記載されていないからだw

ここからは決算説明資料からの情報となる(資料も嫌な予感がするけどw)

まずはこちらからご覧いただこう↓

海外売上高において、円安効果により10%程度の上振れが発生していたようだ、これは次回以降計算に入れてはいけない部分であるため、あくまで臨時収益とみなすべきだろう。。

続いてはこちら↓

いわゆるオンラインリサーチやその他方法で調査するパネルネットワークシステムのこと(で合ってるよねw)

コロナが一段落し、人が動けば物も作られる、ということで市場調査などに活用の幅が広がっていることが要因だろう、これは今後も継続して右肩上がりになるかは少々疑問符がつく。。

ここでふと思ってしまった…『あれ?これってアフコロ特需じゃね?』と。。

コロナ禍が過ぎて間もなくはおそらく生活必需品などを生産することが最重要となり、ある程度時が経った少し前、ようやく新商品などに各企業が着手し始めたと推察される。

新商品開発には当然リサーチが必要であり、高需要が発生した…と考えられないだろうか。。

つまり『今が業績のどピーク』の可能性が出てきた、ましてや円安である。。

この推察が正しければ、来期は良くて横ばい、もしくは減益の予想を出してきてもけっして驚きはない。。

もちろん業績は過去よりは間違いなく良化して推移するだろうが、成長性という観点ではもう疑問しかなくなってしまった。。

とりあえず結論は後にしてチャートの確認に移っていきたいと思う。。

⑥ 週足チャート

絶好調なのは誰が見ても明らかだが、普通の感覚ならばここからはよほどの期待感がないと買えない。

そしてわたくしが思い描く未来予想図はズバリ『上方修正出尽くし下げ』だ。。

そこからは下の窓は少なくとも埋めに向かうだろう、前項のわたくしの推察が正しければ株価は元の位置に逆戻りの可能性すらある。。

現在の株価は配当予想誤記入(かは定かではないが)、51億円という低時価総額故のプラチナ感、業績上方修正期待、などが合わさった結果だと考える。

もはや結論はお分かりであろうが、次項で最終判断をさせていただこう。。

⑦ まとめ

おすすめ度は『わたくしの考察を信じるなら買わない、というか株価位置が高くて買えないw』とします。

現価格はオーバーシュートと判断します、しかもまだその夢から醒めていないと思われますね。。

従って短期ならば値幅は取れそうですがめちゃくちゃ板が薄いのでわたくしは短期では絶対触りません。。

成長性を判断するにも来期以降の目標をしっかり確認してからにしたいですね。。

何なら3Qから急ブレーキの可能性も考えられるのでいずれにしても火傷覚悟で購入するのはおすすめ出来ないという結論とさせていただきます。。

さぁこの考察、当たってるかなぁ~、わくわく。。(度々アーニャ入ってしまってすいません、好きなんでw)

※紹介したデータは2022年8/17現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

コメント

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