① 各指標
PERは15.29倍、PBRは5.62倍とPBRは割高水準。。
ROE予想は43.3%と激高。。
自己資本比率は55.1%、流動比率(流動資産/流動負債×100)は394%で問題なし。
配当は無配。
本日の決算で絶賛PTSバク上がり中の当銘柄、正直全く予備知識がないので(上場が最近ということぐらい)分析が楽しみである。。
② 四季報評価
四季報は『成長期』で当企業を評している。
歯科向け人材サービスが柱、とのことで歯医者関連の銘柄は思ったより多いと改めて思った、儲かるんだろうな。。
また健康アプリというのも最近良く見聞きするジャンルだ、健保などと連携しているものもあるようだ。。
こちらが黒字化して来たら更に業績の安定感が増すだろう、問題は『将来的な成長性と現段階での投資家評価』である、PER15倍だが買われないものは買われないし、PER50倍でも買われるものは買われる。。
そこを見極められないとPERはまるで意味をなさない…まぁ高PERは決算暴落の可能性が非常に高い、くらいの心構えができるので全く意味がないとは言えないか。。
③ 業績推移
売上高は順調、ちなみに上場は22年9月とある、23年からは上場パワーで更に成長力を加速させてもらわなければ上場詐欺だw
よってこの予想以上の成績を基本的には想定するべきだろう、この程度の成長性では投資家へのインパクトは薄い。。
初配も期待したい、まだ上場すぐなので仕方ないが早めに手をつけて欲しいところ。。
現状の評価は、上記の予想どおりという前提付きで『ニュートラル』とする、この予想通りならば株価の上値追いは難しいからだ。。
④ 直近決算
今期目標は520百万円、前年比7.4%の増益予想となっている、微妙だ。。
直近決算は1Qで187百万円、前年比はないが滑り出し好調といったところだろうか。。
ただ前年データがないので2Qは赤字かもしれない…となると3~4Qまで前年は100百万円しか伸びていないので予想通りかそれ以下の可能性もある、あくまで可能性だが。。
PTSでこれほどバク上がりしている理由は今のところ見つかってない、ここからは詳細分析に移ろうと思う。。
⑤ 各セグメントの業績
セグメントは2つのようだ。
・人材サービス事業
・ヘルスケア事業
各セグメントの売上高と利益は以下の通り↓
・人材サービス事業 505百万円 262.3百万円
・ヘルスケア事業 43.1百万円 -13百万円
現状、人材サービス事業1強で、ヘルスケア事業は赤字拡大(前年同期は-3百万円の赤字)となったようだ。。
しかし人材サービス事業の利益は前年同期比+60%弱となっており、絶好調のようだ。
セグメント別実績のグラフは以下の通りだ↓
ヘルスケア事業の全体契約数も増加しているようなのでとりあえず安心して見守って良さそうだ。。
また、資料によると上場による増資で自己資本比率も55.1%→75.5%まで上昇したようだ、よし、配当出そうか!!w
次は23年8月期業績見通しの表をご覧いただこう↓
広告宣伝や人員増強を主眼に置いているようなので、上方修正の可能性は残すが将来的な利益のための投資を優先しているようだ。。
とにかく今期の予想割れは少なくとも無さそうで、株価は上方修正の折込みに向かう事が今後のメインの動きになりそうだ。。
ここからは更に株価の上昇、または高止まり理由となるかもしれない成長性について見ていこう。。
まずは気になった資料がこちら↓
23年8月より集患サービス開始、とのこと。。
歯医者の集患サービス?これはどうなんだろうか…全国の歯医者さんどれくらい登録するのだろうか。。
業務拡張に当社の人材サービスを利用、集患のためにサブスク利用の流れだろう、なかなか悪くない。。
問題はどこまで利用されるか?だが、個人的意見ではかなり利用院は多いのではないかと思う。。
今、地域によるが歯医者は苛烈な競争が発生している業種である、競争を出し抜くにはこういったサービスはうってつけだ、利用しない手はない。。
というか他所も利用するなら遅れを取るので利用せざるを得なくなるだろう、営業力に期待だ。。
しかしひとつ問題があるとすれば、超高齢化社会において患者のほとんどは高齢者なのではないか?という懸念。。
厚生労働省のデータによると65歳以上の患者率は実に40%を越えるとある。。
そんな高齢者の方々はスマホを見て歯医者を探さない気がするのだ…馴染みの歯医者を利用するだろう。。
しかし歯医者で儲かる施術と言えばそう『インプラント』である。。
インプラント利用者はおそらく見栄えを気にする若者世代が圧倒的だろう、故にあまり心配いらないかもしれない。。
むしろインプラントなどの高額になる施術ならば当然口コミを頼りにする方が多そうである、やはりこのサブスクは成功する可能性の方が高そうだ。。
今回のPTSバク上げは以上のような理由からだと思われる。。
確かに投資家の期待感をうまくくすぐってくれている、最終的なわたくしの評価は『ニュートラル』から『やや買い』に上方修正とする。
自己資本の強化で宣伝費にゆとりが生まれ、上手く行けば初配も近いうちに期待できそうなところ、サブスクサービスの成功が容易に想像出来たこと、などを理由とする。。
⑥ 週足チャート
記事を書いている内にPTSではS高してしまった、明日は間違いなく窓を開けるだろう。。
しかし、サブスクサービスは以前から材料として出ていたようなので、過度な期待は禁物である。。
今回好決算によりこのサブスクサービスが人目についたことで人気に火を着けた可能性はあるが、ぶっちゃけ分からない、読めんとです。。w
上値を追うことは出来ないが、窓を今後埋める日が来たならば素直に買っていいと考える、監視には入れておくことを推奨する。。
⑦ まとめ
おすすめ度は『欲しいけどS高突撃は微妙だなぁ~~』とします。
特に隙のない銘柄です、無配なことくらいかな。。
長期的に持ってもいいとは思いますが、高値で買うなら一時的な含み損はお覚悟あそばせ。。
1500円台はバーゲンセールでしたね、気づけなかった時点でわたくしは勉強不足ということでしょう、ヨーグレットミニ食ってふて寝しますww(最近ハマって箱買いしちゃった)
※紹介したデータは2023年1/11現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。
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