2022年おすすめ銘柄詳細分析・エルテス

雑記

① 各指標

PERは42.57倍PBRは3.9倍と割高。

ROEの今季予想は9.2%と優秀な部類、昨年が-36.6%だったことを考えると相当な改善幅だ。

有利子負債は786百万円で、利益と比較すると若干負担は大きめ、自己資本比率は52.0%とまずまず。

通常なら個人的には手を出さないレベルの指標なのだが、今期の奮闘に期待している。

② 四季報評価

四季報は『好転』で当企業を評している。

まず20年に買収した警備会社の通期化だが、利益貢献は僅少とあり、今のところはあまり戦力とはなっていないようだ。

ネット監視の急改善は追い風として利益貢献は確実だろう。

23年2月は育成中の警備事業が順調拡大とあり、黒字の定着にひと役買ってくれると思われる。

ここに期待しているのは、昨今も毎日のように発生しているネット社会でのトラブルや炎上といった類の増加を追い風として、利益の大幅拡大が見込めるのではないか?といった部分。

どんな企業もHPやSNSを利用して商品のPRをする時代、リスク管理の怠りは会社自体を傾かせる可能性だってあるので、きっとこういった会社が脚光を浴びる機会は自ずと増えていくはずである。

どこかに買収されてちゃんちゃん♪なんてこともあるかもしれないが、それはそれでまぁ、ねw

③ 業績推移

売上高はムラがあるが何とか毎年増加している、22年2月の大幅増加は先述した警備会社の寄与だろう。

昨年の大幅な決算の落ち込みを起点に、ここから毎年しっかりと利益を出していってくれる可能性を感じられるのであれば、現在のPERの高さも納得出来る。。

ただし、この表を見る限りでは、投資対象としたいと思う人の方が少ないだろう。

配当の方もずっと無配を継続しており、おそらくこの先も暫くは期待は出来そうにないだろう。

従って、当ブログで購入推奨をするような銘柄ではなく、あくまで年間の株価を追っていくだけの存在として分析していることを予めご了承頂きたいと存じます。。

④ 直近決算

通期目標は80百万円、前年は赤字だったので黒字浮上の予想。

目標達成も現状では分からない状況ではあるが、基本的には来期の予想を見たいだけなので、通期の数字は比較的どうでもよいw

ただし、こういった期待材料だけで株価を追っている銘柄に関しては、来期決算予想次第ではしっかりと損切りする覚悟なので、決算後に当銘柄は表から姿を消している可能性がないわけではないw

自身の期待がいつも叶う世界ではないので、あくまで俯瞰的な視点を持っておくクセをつければ、いくら愛着のある銘柄であろうと容赦なくぶん投げる事も可能となり、最強の投資家への第1歩を踏み出すことができるだろう(何だ?最強の投資家ってw)

余談になるが、わたくしは常々インカム長期投資家も、少額で良いのでキャピタル狙いの取引をすべきだと書いている。

場中に身を置かない投資家は準備運動をせずにフルコートバスケを40分戦うことと同じと定義する、間違いなく足はつるし、後半に速攻参加など出来ないだろうww

もちろんエア取引でも構わないが、それではやはり真剣度が大幅に変わってしまう。。

インカム銘柄を絶妙なタイミングで購入するには、やはり日頃の鍛錬がものを言うはずである、情報収集の面でもかなりの優位性が得られるだろう。

脱線したままこの項目は終わろうと思うww

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは主に3つのようだ。

デジタルリスク事業
AIセキュリティ事業
・DX推進事業

各セグメント毎の前年同時期との売上増減は以下の通り↓

・デジタルリスク事業+7.9%
・AIセキュリティ事業+1250.1%

・DX推進事業-66.1%

売上高の比率としては、71:28:1で、デジタルリスク事業の比率が大きい。

AIセキュリティ事業の売上高大幅増加は、先述した警備会社の通期化によるもののようだ。

従ってデジタルリスク事業が本丸であり、最も期待するべきセグメントである。

その部分の説明を決算書より抜粋したので御覧ください↓

『日本政府~』『国内大手企業から中小企業まで~』この2点だけでも、今後の業務拡大の期待が持てる。

決算説明資料からも抜粋したので御覧ください↓

大型案件の進捗の文字もあり、来期に顕在化することを期待したい。

経済安全保障の観点からの説明資料もあったので見てみよう↓

画像下側の説明文が非常に頼もしい、ぜひとも大手企業への導入をガンガン決めてもらいたい!!

最後に中期計画を見てみよう↓

24年2月には売上高7000百万円、EBITDAは1000百万円を目標としている。

EBITDAとは、営業利益に減価償却費を加えたもの。

こちらを採用する理由としては、国や企業のばらつきを無視できること、反面デメリットとしては、M&Aにより発生した損失をマイナス要因として扱えないところ。

ここではEBITDAの是非については言及しないとして、目標の1000百万円は実に22年2月の7倍となっており、相当な自信の表れに思う。。

やはりここ数年で大きく化ける可能性を会社側も感じ取っているのかもしれない..。。

もちろんただの誇大妄想に過ぎないかも知れないが、こういった目標を出すことで少なくとも期待を抱いた投資家の資金は今まで以上に集まってくるだろう、嘘か本当かなどは短期売買においてどうでもいいことなのであるww

とりあえず今年いっぱいの株価追いの予定だが、場合によっては来年も続投してもらう可能性だってありそうだ。

⑥ 週足チャート

これを見る限りは不安しか感じないw

いかんせん底はまだ決まっておらず、どこまで下がるかは全くの未知数だからだ。。

やはりキッカケは決算発表のタイミングしかないように思う。。

これまでの辛酸を舐めた日々を覆すミラクルな決算発表を期待しよう!!

ただPERを考慮に入れると、焼け石に水になるかも…いずれにせよ購入は基本的におすすめしないw

⑦ まとめ

おすすめ度は『ワンチャン』としますw

大事なお金をワンチャンに掛けるなんてマネはオススメしないので、そういう意味です察して下さいww

ただ、時価総額は53億円と超小粒なので、こういった会社を傘下に置きたい大企業からの買収も無くはないでしょう。。

IRはそこそこ積極的に発表しているようなので、いつかデカイ報告が来ることを祈っています。

株価追いの表に加えた銘柄ではありますが、感覚としては勝率いいとこ2割くらいだと思いますw

事業の成長には22年の1年ではまだまだ時間が足らないでしょう、もし興味が湧いた方がいらっしゃるようであれば、もう少し様子を見ることをオススメ致します。

どっちにせよ小型株を今買うことは基本的にオススメ出来ないのでこの銘柄に限ったことではありませんけども…w

※紹介したデータは2022年/1/19現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

コメント

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