堅実系IT銘柄の現在

雑記

趣旨説明

5/11より始まった大き目の株価調整局面ですが、投資スタイルによってはかなりの痛手になっている方も多いかと存じます。

当ブログでは基本的に長期投資のおすすめをしており、長期投資家にとってはさほど気にならない程度の株価下落ではないかと思いますが、同時にそろそろ次なる長期投資銘柄の買い付けをお考えの方もいるのではないでしょうか?

そこで、当ブログでおすすめしているカテゴリに『堅実系IT銘柄』というものがあり、そちらの分析をしてみたいと思います。

堅実系IT銘柄とは文字通り、IT関連の企業ではありますが、株価刺激になるような商材をガンガン生み出す企業とは違い、売上高や財務が堅実なIT企業の事を指します。

今後、我々の生活に更に食い込んでくるであろうITという商材は、長期投資としてはもってこいであり、長期的な成長を見込めます。

また、長期的に成長する=株価、配当の伸びも期待でき、安定的な成長を見守ることが出来ます。

過去に『堅実系IT銘柄品評会』という記事を書きましたが、その際に紹介した銘柄を改めてチェックしてみようと思います。

銘柄買い付けの参考になれば幸いです。

表で見る直近の堅実系IT銘柄の実状

それではまずは表をご覧ください↓

株価の推移と直近決算結果

暴落が始まった5/11の始値と現在の株価を比較してみると、TDCソフトCACHDが何と暴落開始時よりも株価が上昇しております。

両社とも決算結果がまずまずで、それ故の底堅さを発揮しているものと思います。

あの暴落を株価ダウンせずに切り返している辺り、会社への投資家の期待度と人気が垣間見えますね。

配当利回り

配当についてですが3%以上の銘柄は7銘柄あり、SRAHDとCACHDは何と4%を越えています。

もちろん高配当だからと言って手放しで購入すればよいというわけではありません。

長期投資に必要な視点は『売上高(業績)の上昇』『将来性』『増配の意思』『財務の安定性』です。

業績が長期的に上がるには将来性が必要で、財務の安定性がないと増配も見込めない。

将来性がないといずれ業績の向上は止まり増配も期待できなくなります。

この4つの条件をバランスよく満たしている銘柄こそ監視に加えて、購入チャンスを伺うのが長期投資家の仕事です。

逆に低配当でも将来性が抜群であれば長い目で見れば株価上昇や増配の恩恵を享受できます。

ぜひその辺りをしっかりと吟味して、長期保有銘柄を決定して頂きたいと思います。

ただし、必ずしも初めに抱いた印象が延々と続くとも限らないので、保有銘柄の決算は必ず毎回チェックしましょう。

PER

最後にPERです。

15倍前後の銘柄が多い印象なので、15倍以下を赤背景にカテゴリしました。

KSKのみ10倍を切ってます。

PERは『人気度』『期待度』の指標であると思っていて、低い状態で株価が上がらないものは投資家の目に入っていない、可能性があります。

こういった銘柄が株価を上げる方法は3つ、『業績を更に上げる』『人気、知名度を上げる』『自社株買いなど積極的なIRの活用』

人気や知名度上昇の策としても、やはりIRを積極的に出して投資家の目に少しでも留まるようにすることも重要な事です。

しかし、IT銘柄で10倍を切っている銘柄はやはり無条件で安いと考えます、もし次回決算で業績の上乗せがあるようであれば、何の憂いも無く株価上昇の期待が出来るのも良い点です。

結論

今回の表からの分析で、おすすめ出来る銘柄はCACHDとします。

KSKやTDCソフトも悪くないですが、バランスが最も優れているのはやはりCACHDでしょう。

今回の決算集中期にて、新たな堅実系IT銘柄の発掘も出来たので、また折を見て記事にしたいと思います。

あなたのポートフォリオの一端に『堅実系IT銘柄』を加えてみてはいかがでしょうか?暴落にも強く、今後の将来性もかなりの期待が持てる良いカテゴリに思いますよ☆

コメント

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