2022年春おすすめ決算銘柄詳細分析 JTP(2488)

雑記

① 各指標

PERは13.44倍PBRは1.36倍と、IT系としては割安。

ROE予想は9.9%とまずまず。

自己資本比率62.7%、有利子負債なしと問題なし、流動比率(流動資産/流動負債×100)は計算するまでもないか。。

配当は年21円で利回りは3.4%となかなか高配当、なお記念配当は含めていない(23年3月は+10円されるようだ)

全体的に悪くない指標、割安で無借金かつ利回りも良いので、長期で持つに値するか検討したいところだ。

ちなみに社名変更前は日本サードパーティーという社名だった、こっちのほうがピンと来る方は相場歴長めの方とお見受けするw

※指標は決算発表前の数値です、正しい数値は翌営業日に各証券会社などで更新されるデータを参照ください。。

② 四季報評価

四季報は『連続増益』で当企業を評している。

DX、医療機器、AI、教育、ICT、テレワーク、情報漏洩クラウド、そしてメタバースと、畳み掛けるようにナウなトレンドワードが続くw

これだけ贅沢わがままボディなのになぜこれほどにPERが低く静観されているのか?

そこにメスを入れられるかはさておき、パッと見では期待度高めの銘柄と感じる。

次項から具体的な業績方面の数値を確認していこう。

③ 業績推移

コメントのし辛い業績推移だ、伸びているには伸びているが株価へのインパクトとしては弱く、おそらくそこそこ高めの期待をされているにも関わらず毎回肩透かしを食らっている…そんな株価推移になっているような気がする。。

こういった銘柄は過去、1度や2度IT系を物色された際動意づいた時に株価はオーバーシュートした可能性があり、そこから数年かけ、真綿で締められるかのごとくじり下げを繰り返している銘柄が散見される。。

こうなるとどこで買っても含み損になってしまうため、期間が長ければ長いほど塩漬けマイスターが増え、上値は重くなってしまう。。

であればファンダで底値をある程度予想し、打診買いを行ってあとは放置、という戦略が思い浮かぶが、決算結果が今後の期待を抱かせてくれるという条件は必須である。。

今回、底値を見極められれば良いが、なかなか上級者向けの買いポイントになってそうなので、難しいかもしれないw

④ 直近決算

今期予想は550百万円で、前年比+17.0%

うん、増収幅としてはけっして悪くない!!

ただ、株価に大きなインパクトがあるかと言うとせいぜい+100円程度かな…と思う。。

もちろん前述した通り材料だけは期待度の高い商材が揃っており、各セグメントの方針などによってはさらなる株価への刺激材料にもなりそうだが、数値だけ見るとまぁ…といった感じだ。。

ちなみに6期連続増収らしい、なのにこの株価、割安度…だんだん透けて見えてきたぜ~~ww

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは6つに分類されるようだ。

・教育ソリューション
ICTソリューション
・西日本ソリューション
・ライフサイエンスサービス
デジタルイノベーション
・その他

各セグメントの売上高前年比は以下の通りだ↓

・教育ソリューション -11.8%
・ICTソリューション
 -2.2%
・西日本ソリューション +11.8%
・ライフサイエンスサービス +40.3%
・デジタルイノベーション
 +78%
・その他
 測定不能

各セグメント毎の売上高比率は、9:45:15:20:12となっており、ICTソリューションが半分近くの売上高比率となっている。。

利益も比率としては圧倒的に高く、ICTソリューション事業に期待がかかる。

ICTソリューション事業の決算説明部を抜粋してみた↓

DXへの旺盛な需要とエンジニアの高稼働が利益面での恩恵となった模様。。

この辺りはまだしばらく安定しそうではあるが、他部門で期待できそうなところはあるだろうか?

決算説明部では特に見当たらなかったが、今年1/27に発表したIRにメタバース関連のものがあったので確認してみよう↓

細かくて申し訳ないが、不動産向けの3Dインテリアシミュレーションサービスのようだ。。

これはなかなか面白い内容ではないだろうか?十分需要はあると思われる。。

しかし個人的に期待していたメタバース関連への関与とは違い、ソフト面の供給に留まっていると見られ、今後さらにメタバースに突っ込んだ商材を展開していくのかどうかが期待度の大きな分かれ道になる。。

なお、2023年は中期経営計画の最終年で、2020年に策定された内容であったため、メタバース部門への言及は記載されておらず、次なる経営計画書が待たれる。

以上のことから、現状、株価への大きな刺激材料に乏しく、今後の展開待ち…といったところではあるが、チャートの位置などによっては打診買いも可能かどうかを次項にてチェックしてみよう。。

⑥ 週足チャート

今回はあえて3年チャートを載せてみた(いつもは2年)

ご覧頂いた通り、2019年後半に1300円をつけており、そこからダブル(見ようによってはトリプル)トップを作って地獄のような下落の毎日が続いている。。

しかも今なおコロナ禍の水準まで下がり切ったままであり、これは相当な重症である。。

わたくしの個人的な見解でいくと、600円を切るようであれば買って良い、となる。。

信用買い残も20万株程度と、そこまで重くはない。。

おそらく上値は重い状態が数ヶ月は続くだろうが、それでも600円はさすがに割安だと考える。。

では現価格で買っていいか?と問われたら、別に無理して買う必要はない、となるw

現状PTSでは648円でザラバ引け比28円のプラス、PTSは8割方高めに値がつきがちなので(PTSは利確場所だと言う人もいるくらいw)明日の寄り付きではもう少し安く、なんなら日経の状況次第ではマイナス転落もあり得る。。

個人的には数日間様子を見て600円を確認したい、ただしここからはテクニカルの話になるが、ダブルボトムをつけるまで手をだすべきではないだろう。。

購入第2候補以下の銘柄はテクニカルでもシビアに狙う方があとあと後悔も少ないだろう。

おそらくこの銘柄を購入第一候補にしている方もそうはいないと思うので、ここは見に徹するべきだと考える。

とは言え、そこまで悪い銘柄ではなく、需給の問題さえクリアすればそこそこ安定した株価推移になってくれる価格水準だとは思うので、監視銘柄に加えておくことはオススメ出来る。

ただ、この手の小型株は現状、あまり手を出すべき時期ではないとひと言付け加えさせていただくことをお許しください、今はどんな銘柄だろうと静観が吉…そう思うわけです(もちろん個人の主観ですよ)

⑦ まとめ

おすすめ度は『う~~~~~~ん、監視候補に留める』とします。

ちょっと喉越しが弱いですね、もう少し飲んでくぅぅぅ~~~!!となる銘柄を狙いたいw

メタバースのさらなる展開があればまた話は変わってきますが、それも一時的になってしまいそうなので、やはり静観かな~。。

現環境下においてはITやハイテク系の株を物色するには時期尚早、まだまだ煮込んで下落を待ちたいところです(詳しくはふくりんのおすすめ銘柄株価推移108の雑談コーナーの記事を御覧ください)

今はどんな銘柄、指数を買ってもうまくいかない時期に思いますので、一旦証券会社のアプリをアンストして、キャッシュの用意と生活ランニングコストの見直しなどしてみてはいかがでしょうか?w

各種税金通知も来る時期だしね~~(^_^;)

※紹介したデータは2022年5/12現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

コメント

  1. […] 第5位 2022年春おすすめ決算銘柄詳細分析 JTP(2488) […]

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