おすすめ決算銘柄紹介2021年1/29②

雑記

決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。

銘柄ピックアップ条件はこちら…

  1. 時価総額300億円以下
  2. 昨年通期よりも今期は増益予想
  3. 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
  4. 不動産、バイオ関連は除く

採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。

採点項目と点数配分はこちら。

今回から地合いの採点項目を加えました。

  • 地合い:10点満点・・・日経平均MACDの位置で0~10点採点
  • 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
  • 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
  • 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
  • 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点

ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。

既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。

それではどうぞご覧ください↓



通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄

ベガコーポレーション (3542) 75点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 40点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点

前年146百万⇒今期1730百万と1185%増益予想
今回は3Q発表で1428百万と82.5%の進捗、昨年3Qは37百万

家具・雑貨EC『LOWYA』運営。自社企画商品に強み、20~30代女性が中心客。越境ECも

四季報より

まるで別会社のような成長ぷりだ。。
SEO、web広告を利用しての新規アクセスやSNSを強化して周知に努めた結果のようだ、それにしても凄い。。
テレワークや巣ごもりで家具への需要も増しているのでますます追い風だ。
チャートも昨夏にはっちゃけた後なので過熱感は比較的薄れているようだ。
PERもそこまで割高ではないので、日足の75&200MAが支持する2000円辺りは要チェックだ。

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さくらインターネット (3778) 60点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 15点/20点

前年789百万⇒今期850百万と7.7%増益予想
今回は3Q発表で769百万と90.5%の進捗、昨年3Qは512百万

独立系データセンター運営大手。ベンチャー企業向け強い。官公需も獲得。AI・IoT関連育成

四季報より

上方修正同時発表済み、ただ、もう一声欲しかったかな。。
経費削減効果がかなり奏功したようだ。
信用買いがすこぶる溜まっており、とても買い気が起きないが、チャートは悪くない。
PERも残念ながら割高なので、購入は個人的にオススメ出来ない。。

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ハイマックス (4299) 65点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点

前年1017百万⇒今期1300百万と27.8%増益予想
今回は3Q発表で1022百万と79.6%の進捗、昨年3Qは646百万

独立系SI。金融、保険、流通、クレジットカードが主体。野村総研、IBM、富士通向け多い

四季報より

上方修正同時提出済み。
今回は採算性の高い案件があり、好成績につながったようだ。
堅実系IT銘柄に属する銘柄のひとつで、優待含めた利回りは3.2%と良い感じだ。
チャートも綺麗で、PERも割安だが、来期目標が出るまで(4月の決算まで)様子を見る方がいいと感じた。

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プロパティデータバンク (4389) 60点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点

前年319百万⇒今期463百万と45.1%増益予想
今回は3Q発表で354百万と76.5%の進捗、昨年3Qは184百万

不動産管理クラウドサービス『@プロパティ』を提供。J‐REIT向けで5割超のシェア

四季報より

上方修正同時発表済み。
@プロパティという不動産管理クラウドサービスが好調で、販管費を抑えて好成績を出す会社が多い中、ここはしっかりと売上高も伸ばしており、非常に好印象だ。
少しPERは高いが、一時的に3000円をつけた株価を再奪還する日もそう遠くなさそうだ。

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イントラスト (7191) 60点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 20点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点

前年1026百万⇒今期1170百万と14.0%増益予想
今回は3Q発表で844百万と72.1%の進捗、昨年3Qは754百万

家賃債務保証を軸に介護・医療費用保証も手がける。不動産、金融の業務受託が第2の柱。無借金

四季報より

医療費保証の伸長とその他費用の抑制が奏功した結果の好決算のようだ。
財務が良く、売上高も年々伸ばしており、業務も期待できるので、今後人気化する可能性もある。
チャートは日足の200MAがひとつのネックになっている、一旦潜ってもすぐに戻ってくるイメージを持つと購入判断がしやすいだろう。

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伯東 (7433) 60点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 20点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点

前年2139百万⇒今期3200百万と49.6%増益予想
今回は3Q発表で2506百万と78.3%の進捗、昨年3Qは2410百万

半導体や機器の専門商社。外国製も多く、開発営業に特色。工業薬品製造も併営。中国市場開拓

四季報より

上方修正同時発表済み。
電子部品需要が伸長し、5G関連の光製品も好調だった模様。
経常3200百万は18年19年に迫る好成績で、コロナ禍でも底固さを感じさせてくれる。
未だ週足は200MAよりも下で推移しているので、ここを突破してくる可能性もあるだろう、次回決算までは堅調推移が予想される。

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スクロール (8005) 60点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 40点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 15点/20点

前年2296百万⇒今期6500百万と283.1%増益予想
今回は3Q発表で6504百万と100.1%の進捗、昨年3Qは2656百万

生協向けカタログ通販からM&Aでネット通販等へ展開。PB化粧品、物流等受託も。旧ムトウ

四季報より

上方修正同時発表&進捗率100%超え、素晴らしいのひと言!!
通販、ソリューション、eコマース事業の売り上げが全て前年比100%以上の増益と文句の付け所が無い。。
ただ、誰がどう見ても上振れであり、これを素直に買って勝てるほど株は甘くない。
今後の業績の落ち着きどころを精査出来ないのであれば、無闇に手出しは不要である、暫くは監視に徹しよう。

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エンチョー (8208) 75点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 15点/15点
業種 15点/20点

前年113百万⇒今期700百万と619.5%増益予想
今回は3Q発表で1080百万と154.3%の進捗、昨年3Qは235百万

静岡地盤のHC。愛知、神奈川にも展開。木材商発祥で住宅関連に強み。建築専門店を強化

四季報より

上方修正出ず、にしても凄まじい好決算だ。
ホームセンターとしてDIY、コロナ関連が絶好調の上に、時短営業や休業による販管費を抑えた結果のようだ。
上場来高値は取りに行く動きになるだろう、4Q決算と来期決算予想が今から楽しみである。

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KSK (9687) 55点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点

前年1651百万⇒今期2000百万と21.1%増益予想
今回は3Q発表で1527百万と76.4%の進捗、昨年3Qは979百万

独立系ソフトウェアの中堅。NECグループ依存度は2割。ネットワークサービスの比重拡大

四季報より

ITソリューションこそ増収だが、好決算の要因は販管費の減少や雇用調整助成金によるものが大半のようだ。
堅実系ITに属する銘柄で、配当は3.0%、負債ゼロと安定感は素晴らしい。
売上高や純利益も少しずつだが伸ばしており、大化けはないが堅実なIT銘柄を長期保有したい方にはおすすめの銘柄となる。

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東海リース (9761) 75点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年379百万⇒今期440百万と16.1%増益予想
今回は3Q発表で346百万と78.6%の進捗、昨年3Qは89百万

仮設建物リース専業大手。設計から製作、組み立てほか解体、輸送も自社で実施。中国に展開

四季報より

官公庁需要の受注繰り越し分が好決算のほとんどの要因のようだ。
売上高横ばいなので全くお勧めは出来ないが、2年近く下落トレンドが続いているので、反転期待は多少ある。
ただ、業種にそれほど魅力はないので、やはりスルーが無難だろう。。

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惜しい銘柄も多かったですがも80点以上は今回も出ませんでした。

今回紹介の中ではイントラストが最も面白そうだと感じました。

継続的に利益を上げ続けられるかどうかは、巣ごもりやテレワークなどの特需要因を排除した部分で分析したり、第2の収益源であるセグメントの伸び率などで測ると精度が増すと考えます。

投資家は決算結果に当然興味を持ちますが、単一セグメントだとやはり将来性や思惑の部分で弱くなりがちなので、複数のセグメントを扱っている銘柄の方が株価刺激要因は多い気がしますね。

単一セグメントでも唯一無二の商材を扱っているなら問題ないですけどね。

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