決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。
銘柄ピックアップ条件はこちら…
- 時価総額300億円以下
- 昨年通期よりも今期は増益予想
- 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
- 不動産、バイオ関連は除く
採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。
採点項目と点数配分はこちら。
今回から地合いの採点項目を加えました。
- 地合い:10点満点・・・日経平均MACDの位置で0~10点採点
- 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
- 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
- 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
- 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点
ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。
既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。
それではどうぞご覧ください↓
今期通期予想が前年を上回っている銘柄
太洋工業 (6663) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 20点/40点
株価位置 25点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年-314百万⇒今期71百万と黒字復帰予想
フレキシブルプリント基板(FPC)の試作品メーカー。一貫生産に強み。基板検査装置も製造
四季報より
黒字復帰予想ではあるが、ここ数年パッとしない成績が続いているので懐疑的だ。。
ただ、半導体パッケージ基盤や5G関連とAIシステムに期待は持てるので、1Q決算を監視して待ちたいところだ。
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通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄
ピーエス三菱 (1871) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年4897百万⇒今期7000百万と42.9%増益予想
今回は3Q発表で6660百万と95.1%の進捗、昨年3Qは3840百万
三菱マテリアル系。建築・土木を国内外で展開。PC(プレストレストコンクリート)橋梁首位級
四季報より
かなりの上方修正を同時に発表してきた。
売り上げ利益率や経費、販管費の削減が奏功した結果のようだ。
チャートが煮詰まっており、今回の結果を受けてしっかり抜けてきそうだ。
増配も同時発表しているので、長期投資用銘柄として将来有望でおススメできる。
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名糖産業 (2207) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年279百万⇒今期1250百万と448%増益予想
今回は3Q発表で1171百万と93.7%の進捗、昨年3Qは168百万
チョコやバウムクーヘンなどの菓子が主力。製薬が発祥事業、現在は酵素中心に化成品を拡大中
四季報より
上方修正同時発表。
巣ごもりによる内食特需なのは言うまでもないが、着目すべきは『デキストラン』という医薬品はじめ、多方面で使われる物質。
これが今回かなり売り上げを伸ばしており、今後も医薬品だけでなく化粧品やX線フィルムなどにも活用が持続されそうだ。
チャートも煮詰まっており、暫くは堅調推移が期待できるだろう。
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CDG (2487) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年376百万⇒今期500百万と33.0%増益予想
今回は3Q発表で441百万と88.2%の進捗、昨年3Qは186百万
販促用品で創業。アライアンスでデジタル領域を強化。レッグスが筆頭株主に。全国展開。無借金
四季報より
こちらもコロナ特需である流通、小売業業界、トイレタリー業界(みだしなみ関連商品のこと)、などが絶好調だった模様。
今後どう業績が推移するのかさぱり読めないのでスルー推奨だ。
チャートは悪くなく、週足75MAに支持されているため、テクニカル優先される方はチェックを。
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ZOA (3375) 60点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年225百万⇒今期445百万と97.8%増益予想
今回は3Q発表で403百万と90.6%の進捗、昨年3Qは170百万
東海地方を中心にPC販売店展開。バイク用品販売併設や輸入PBに強み。ネット通販にも注力
四季報より
上方修正同時発表済み。
テレワークやオンライン教育の進捗が追い風となり、PCや周辺機器、通信販売の売り上げが好調推移したようだ。
PERも安く売り上げも伸ばしているが出来高が少なく、不人気銘柄。
3%以上の配当率も誇っているが、少しテクニカル的に買いにくい位置にいるので様子見推奨だ。
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綜研化学 (4972) 60点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年1855百万⇒今期3200百万と72.5%増益予想
今回は3Q発表で2457百万と76.8%の進捗、昨年3Qは1528百万
アクリル樹脂原料の粘着剤を製販。液晶パネル、自動車、テープなど多用途。中国、タイに拠点
四季報より
上方修正同時発表済み。
昨年調整局面だった液晶ディスプレイ関連分野の需要が急回復、活動経費の削減や原油価格下落などのが主な好調の要因のようだ。
通期目標である3200百万は過去5年で最高益だが、翌年以降は勢い持続に若干懐疑的だ。
しかし、現在の株価はあまりにも安く、現価格の1.5倍(3000円)程度までは十分射程範囲内だと考える。
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トーアミ (5973) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年247百万⇒今期340百万と37.7%増益予想
今回は3Q発表で376百万と110.6%の進捗、昨年3Qは162百万
建設・土木向けコンクリート補強用溶接金網トップ。全国営業。害獣防止柵も。1887年創業
四季報より
この業種で何が好調の要因だったのか調べると獣害対策用の防護柵が売り上げに相当寄与したようだ。
豚コレラや鳥インフルなどを防疫するために、外部から猪などを侵入させないために必要なのだろう。
創業130 年以上という凄い老舗だが、配当以外は特に爆発力のありそうな材料はないのでスルー推奨。
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ウッドワン (7898) 75点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年1015百万⇒今期1200百万と18.2%増益予想
今回は3Q発表で1358百万と113.2%の進捗、昨年3Qは987百万
大手住宅建材メーカー。住宅設備機器も製販。ニュージーランド(NZ)で造林、アジアで加工
四季報より
昨年より延期されていた建築工事の再開や、生産性の向上、経費の削減に努めた結果のようだが、なぜか再上方修正は出していない、もう少し様子をみたいのだろうか?
株価位置は低いが、過去5年と比べても今期の通期予想はそれほど高くないので、株価上昇はそれほど期待できない。
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重松製作所 (7980) 75点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年320百万⇒今期580百万と81.3%増益予想
今回は3Q発表で631百万と108.8%の進捗、昨年3Qは-89百万
産業用防毒マスクで高シェア。使い捨て含む防塵マスクも扱う。自給式呼吸器等を代理店販売
四季報より
上方修正同時発表済み。
マスク、保護衣などの需要が好調を維持し続けているようだ。
この業種関連は今がピークに思うので、来期の通期予想が出るまで、それを織り込む動きになると思われる。
つまり、大勢が現在特需だと認識し、来期に勢いが続かない、と判断すれば、ここから3か月の動きは軟調になるだろう。
以上は一概に断言はできないが、株の世界は守備力優先なので、来期に期待の持てる材料が出ていないのであれば手出し無用だと言えよう。
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ケイヒン (9312) 70点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年1951百万⇒今期1955百万と0.2%増益予想
今回は3Q発表で1884百万と96.4%の進捗、昨年3Qは1613百万
総合物流準大手。中古車輸出強い。通販流通センター受託も。米国大手BDPと連携し海外強化
四季報より
現状は上方修正が出ていないが、4Qまでに出してくる可能性ありだ。
この銘柄の最も期待できる文言が『海外強化』だ。
世界的に通販関係は今後も伸びて、相対的に物流関係も伸びていくだろう。
というわけで日本にとどまらず、海外へも展開している銘柄は期待せざるを得ないだろう。
ここは配当も3.7%と高配当なので、長期で配当を取りつつ、株価の上昇も狙える面白い銘柄だ。
チャートも週足はこれから200MAを抜いて上に羽ばたこうとしている形に見えるので、良きところでINしたい。
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ショーエイコーポレーション (9385) 60点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年632百万⇒今期1312百万と207.6%増益予想
今回は3Q発表で989百万と75.4%の進捗、昨年3Qは456百万
プラスチックフィルム包装資材の専門メーカーで包装・封入・配送も。百均向け等に日用品も
四季報より
営業促進支援事業、商品販売事業の各セグメントが揃って大幅な増益を達成している。
小売業の好調さに引っ張られる形ではあるが、それにしても素晴らしい決算である。
テクニカルは日足の200MAがしっかり機能しており、おそらくここは割ってこない可能性は高い。
長期で持つには脱プラスチックの部分で若干不安が残るので、手は出しずらいところだ。
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ハリマビステム (9780) 70点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年655百万⇒今期860百万と31.3%増益予想
今回は3Q発表で915百万と106.4%の進捗、昨年3Qは536百万
ビルメンテ中堅。独立系。首都圏中心。医療施設、官公庁の比率大。民間建物の管理業務を開拓
四季報より
通期目標超過、上方修正は出ず。
大型新規物件の本格稼働が売り上げに寄与した、とのこと。
ビルメンテ業だが、医療施設の比率が多いとあり、しばらくは繁忙時期が続きそうだ。
PERが現状でも4.7倍、PBRも0.48倍と完全に投資家の眼に入っていないw
実は売り上げ、経常共に過去5年で断トツの今期、投資家の皆さん、もっと見てあげて~w
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すぐにおすすめ出来そうな銘柄は少なかったけど、PS三菱は長期で持ちたいところですね。
来週で決算集中期もひとまず終息します、祝日前の水曜日は472件発表と最後の山場ですw
決算ギャンブル関連の記事を作るために色々調べてますので、また楽しみにお待ちください。
題名だけ先出ししておきます。
『決算ギャンブルは売りで獲れ!!』です。
内容がどんな感じになるか容易に想像出来ちゃいますねww