決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。
銘柄ピックアップ条件はこちら…
- 時価総額300億円以下
- 昨年通期よりも今期は増益予想
- 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
- 不動産、バイオ関連は除く
採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。
採点項目と点数配分はこちら。
今回から地合いの採点項目を加えました。
- 地合い:10点満点・・・日経平均MACDの位置で0~10点採点(ボーナスポイント扱い)
- 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
- 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
- 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
- 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点
ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。
既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。
それではどうぞご覧ください↓
今期通期予想が前年を上回っている銘柄
京写 (6837) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年159百万⇒今期300百万と88.7%増益予想
プリント配線板メーカー。片面プリント配線板で世界首位。中国、インドネシアが生産拠点に
四季報より
ベトナム拠点の量産体制を早期に確立することなどを増益予想要因としている。
配当もなく、今後大きく飛躍する業種とは思えないので、現状のままであればスルーで良さそうだ。
一応、EV関連として物色される可能性はあるかもだが、大きく業績に結び付く可能性は低いと考える。
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遠藤照明 (6932) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年1948百万⇒今期2600百万と33.5%増益予想
商業施設用照明器具で国内首位級。演出照明に強み。インテリア家具も扱う。LED照明に軸足
四季報より
原価管理・経費管理の徹底などを増益要因予想としている。
配当、PER共に良く、チャートの形も悪くない(週足はあまり良くないが)、現状の業績は沈んでいるが、アフターコロナにおいてはかなり面白い銘柄だと感じる。
ちょっと来期見通しに具体性が少ないのが気になるがw、個人的にはおすすめ出来る水準だ(今の株価ならという前提で..)
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ニチダイ (6467) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年-173百万⇒今期430百万と黒字復帰予想
独立系金型メーカー。複雑形状の精密鍛造金型で強み。ターボチャージャー部品が第2の柱
四季報より
ネットシェイプ事業、アッセンブリ事業の回復を見込んでの黒字復帰予想となっている。
医薬、食品向けのフィルターは期待できるが、ターボチャージャー部品はEVの波を直撃するため、総合的に雲行きは怪しい。
割安感はあるが配当もほとんどなく、短長期どちらもおすすめ出来ないのでスルーするーw
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アイエックス・ナレッジ (9753) 70点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前年923百万⇒今期945百万と2.4%増益予想
独立系システム開発会社。コンサルからシステム設計、開発、保守、運用まで一貫で手がける
四季報より
クラウド事業の積極化などが増益予想要因、次期成長事業の創出にも注力するとある、こういった文面は投資家にとっては非常に期待感の持続がしやすい良い表現だ。
過去5年と比較するとハイレベルな目標に見えるが、時流に乗った事業であり、十分信頼に値すると感じる。
配当こそ若干低めだが(1.9%)財務OK,チャートもとても買いやすい、即買い十分OKと判断できる。
ただし信用買いがちと多いので、上値は重いかもしれない、慎重派はあわてて買う必要はなさそうだ。
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通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄
ホットランド (3196) 75点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 15点/15点
業種 10点/20点
前年1204百万⇒今期1320百万と9.6%増益予想
今回は1Q発表で1246百万と94.4%の進捗、昨年1Qは561百万
たこ焼き『築地銀だこ』が主柱。たい焼き『銀のあん』も展開。台湾、香港などアジア軸に海外進出
四季報より
新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金及び為替予約の時価評価による為替差益が大きく増益に寄与したようだ。
残念ながら売上高、営業利益は減少しており、内容としては良い決算ではないが良く頑張っている方だと感じる。
積極的な海外展開をしているが、配当がほぼ無く、PERも割高推移しているので優待パワーで株価を維持していると判断、優待剥落はなさそうなので良く同社を利用する方以外はスルーで大丈夫だろう。
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環境管理センター (4657) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年200百万⇒今期270百万と35.0%増益予想
今回は3Q発表で443百万と164.1%の進捗、昨年3Qは258百万
環境総合コンサルタント。ダイオキシンなど超微量分析に強み。放射能測定も。民需が約7割
四季報より
上方修正同時発表済み、ただし売上高が前倒しになったため4Qは前年よりも落ち込む可能性あり。。
増益要因は前述した通りだが、宅建取引業者の免許取得により一貫サービス体制と不動産取引への関与が可能となったとのことなのでこれまで以上に期待できる可能性が生まれた。
20億円という超小型株だが、PERは安く、今後廃れなさそうな業種なので、結構おすすめ出来る銘柄である、チャートが急動意付きすぎなので買いにくいのがネックか。。
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ラックランド (9612) 70点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 15点/15点
業種 10点/20点
前年-387百万⇒今期1250百万と黒字復帰予想
今回は1Q発表で397百万と31.8%の進捗、昨年1Qは43百万
食品、飲食分野の店舗を企画・設計・施工。保守も展開。商業施設、食品工場・倉庫、ホテル等育成
四季報より
スーパーマーケット関連部門がけん引した模様。
しかし、コロナの影響が直撃する業種で、まだまだ業績の安定には時間がかかりそうなのだが、通期予想は相当高めに設定されており、かつ高進捗な1Qを発表、四季報には計画過大と評されているが果たしてどうなるか、楽しみである。
チャートも悪くないが、PERがまだまだ高く、割安感はないので様子見がベターだろう。。
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オルバヘルスケアホールディングス (2689) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年905百万⇒今期1441百万と59.2%増益予想
今回は3Q発表で1360百万と94.4%の進捗、昨年3Qは782百万
中国、四国の医療機器、医療材料の卸業者3社が合併。試薬取り扱いや介護などの事業も強化
四季報より
コロナ関連の設備、備品が大きく寄与したようだ。
消耗品関係が軒並み不調でもこの実績、これは今後に相当期待できる。。
また、上方修正の可能性も十分あり、来期予想も良さそうなので、これから3ヶ月は株価の堅調が予想される。
チャートが若干買いにくいが落ちてくる可能性は低そうなので、長い目で見れる人は即買いOK水準だ、配当も2.6%と悪くない。
PERも11倍、相当安いが問題が一つ、会社名がオバマケアに見えて仕方がないww
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今回も前後半に分けます、当記事のおすすめは環境管理センターとオバマケアw
売り上げが下がっている銘柄が多いので、ここがやはり今回の決算の評価点を分ける部分ですかね。
売り上げは個人的に利益よりも重視しており、ここが下がってしまうと利益のチャンスを減らしているだけでなく、会社としての活動自体疑問視されるからです。
もちろん過剰な薄利多売などをすることでも売上高は増やせられるけど、上場企業たるもの、それが何を意味するかは分かってらっしゃると思います、近視眼的な経営をしていない限りは…(いや、結構いるかも。。)
売上高の増加、長期的に必要とされやすい商材、経常利益の安定感、この辺りをしっかりチェックしてテクニカルを合わせて買えば、よほど大負けはないでしょう、最後のテクニカルが一番ネックになるけどね(それができりゃ苦労しねぇ、ってやつね、ネテロねw)
やれることを全てやりたい人はやはり監視銘柄をしっかり増やして精査して、目標価格設定してそこしか買わない、って行動しかないかもです、そういういいとこ詰め合わせパックみたいな便利アプリ、誰か作ってくれないかな~(ボランティアプログラマーさん募集w)