決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。
銘柄ピックアップ条件はこちら…
- 時価総額300億円以下
- 昨年通期よりも今期は増益予想
- 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
- 不動産、バイオ関連は除く
採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。
採点項目と点数配分はこちら。
今回から地合いの採点項目を加えました。
- 地合い:10点満点・・・日経平均MACDの位置で0~10点採点(ボーナスポイント扱い)
- 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
- 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
- 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
- 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点
ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。
既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。
それではどうぞご覧ください↓
通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄
タカトリ (6338) 60点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前年-19百万⇒今期305百万と黒字転換予想
今回は3Q発表で370百万と121.3%の進捗、昨年3Qは-155百万
精密切断加工機が主柱。液晶・半導体業界向け製造機器も。祖業のパンスト縫製機械は世界有数
四季報より
電子機器事業が新型コロナの影響や米中対立の懸念があるものの堅調に推移したなどが増益理由としている。
通期予想超過、上方修正出ず、PTSはプラマイゼロと受け取られ方はイーブンのようだ。
ただ、どう考えても再上方修正が出ないわけがなく、こちらを折り込む動きになると考えられ、株価は上を目指すだろう、と言いたいところだが、株価位置が高く、25MAにちょうど引っかかっている。
ここを一旦下に抜くのか、上への反発の動きに戻るのか…今週の動きには要注目だ。
PERは16倍、上方修正が出るのであれば数百円は上値余地があるだろう。
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日本電子材料 (6855) 55点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 15点/20点
前年2574百万⇒今期2700百万と4.9%増益予想
今回は1Q発表で1164百万と43.1%の進捗、昨年1Qは758百万
半導体検査用プローブカード大手。ブラウン管カソードなどから出発。海外生産比率向上に注力
四季報より
メモリーIC向け製品を中心に、プローブカードの需要が堅調に推移したことなどが増益要因としている。
コンセンサス予想を軽々と突破してきた、素晴らしい決算。
現状でもPERは9倍、上方修正入るようであればかなりの割安となることから、信用買いはかなり溜まっているにも関わらず、PTSは2.6%上昇している(信用なかったら10%くらい上がってもおかしくないのにね)
チャートも美しく、しかも長い間押し目を作りに来ており、絶好の買いポイントを迎えている、こういった銘柄は信用買いが多くても多少は目をつぶって購入もありだろう、ただし最低単元でまずは様子を見るべき、下がったらナンピンも辞さない断固たる構えで挑もう。。
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ケル (6919) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年1008百万⇒今期1120百万と1.1%増益予想
今回は1Q発表で439百万と39.2%の進捗、昨年1Qは283百万
電子機器向けコネクターが主力。小型・高性能品中心。狭小タイプ大手。ラック、ICソケットも
四季報より
工業機器、車載機器市場向けの売上が好調に推移、諸経費の抑制などが増益要因としている。
はっきり言ってここは買いだ!!
配当利回り4%、PER10倍以下、財務も良く、チャートもようやく200MAを超えたところ、ここからはかなりの確率で200MAの上で株価は推移するだろう。
地味な会社だが、長期投資家は必ずチェックしてほしい、中期でも購入検討大いに推奨だ。
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遠藤製作所 (7841) 50点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 10点/20点
前年64百万⇒今期1100百万と1718.8%増益予想
今回は2Q発表で908百万と82.5%の進捗、昨年2Qは-317百万
ゴルフクラブ鍛造品OEM生産からステンレス極薄管、自動車部品へ多角化。タイに工場展開
四季報より
ゴルフ事業の好調さが増益要因のようだ。
圧倒的なゴルフブーム、コロナが火をつけたブームの内のひとつだ(キャンプや釣りなども該当)
しかし、なぜかPTSは7%下落…7%下落はほぼ総悲観と言ってもいい下落幅で、これが何を意味するのか(上方修正期待だったのか?)
このブームはしばらく続くだろう、この押し目はしっかり監視して上への戻りを拾ってみたいところだ。
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メディカルシステムネットワーク (4350) 60点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年3479百万⇒今期4000百万と15.0%増益予想
今回は2Q発表で908百万と82.5%の進捗、昨年2Qは-317百万
薬局向け医薬品情報仲介が祖業の調剤薬局持株会社。M&Aで店舗全国化。介護・医師開業支援
四季報より
医薬品ネットワーク部門において新規加盟件数が概ね堅調に推移したことなどが増益要因としている。
良い1Qスタートを切った。
コンセンサスも通期予想は会社予想よりも上だとみており、堅調な株価推移が予測される。
株価位置は少々高いが、日足を見て早めに打診買い出来る体制でうまく上昇に乗りたいところだ。
薬局支援の部門でうまくいくと大きく化ける可能性を秘めた会社…かもしれない。。
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オーナンバ (5816) 60点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 0点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年982百万⇒今期1200百万と22.2%増益予想
今回は2Q発表で955百万と79.6%の進捗、昨年2Qは302百万
産業・民生用ワイヤハーネスのトップ。太陽光発電配線ユニット(PVU)で先行。海外生産推進
四季報より
ワイヤーハーネス部門、ハーネス加工用機械・部品部門の売上高が増加したなどが増益要因としている。
事前に発表した上方修正とほぼ同等の業績だが、決算発表前に出尽くしでさがっている。
それでもなお、位置は高く、日足ベースで見れば200MAをも下回る未来図がちらつく。。
太陽光関連での期待買いだとは思うが、現状でもPERは11.8倍と比較的安い。
さほど大きくは下がらないだろう、日足を見て反発を狙う価値はある。
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ローランドディー.ジー. (6789) 55点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年422百万⇒今期5500百万と1303.3%増益予想
今回は2Q発表で3059百万と55.6%の進捗、昨年2Qは-1218百万
広告・看板用インクジェットプリンタで世界首位級。筆頭株主がローランド親会社のファンドに
四季報より
上方修正同時発表
サイン市場向けプリンターとデンタル加工機の販売が予想を上回った、一般管理費などが抑制されたことなどが増益要因としている。
なるほど、コロナの注意喚起用のシートなどがこういった業種にも好影響をもたらすのか~、かなりの好決算だ。
ただ、これ以上の好転は今後なさそうなので、購入の検討は特にする必要はないように思う。
こういうコロナ特需を受ける業界にいち早く察知できる人にわたしはなりたい。。
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今回は前回の反省を生かして吟味してチョイスさせていただきました。
その結果、どうしても株価位置の高い銘柄が多くなってしまうので(いい会社はやはり高いね)明日、即買い推奨できるような銘柄は特に見当たらないように思います。。
本当に決算で勝とうと思ったら難しいことこの上ないです…売りから入るのがやはり楽な気がします、ド短期になりますけど。。
今週いっぱいまで決算集中期は続きます、世間はお盆ですが淡々と記事は作る予定です。。
と言ったそばから早速覆しますが…
明日、休みますww(のっぴきならん用事でございやす~)