おすすめ決算銘柄紹介2021年10/15

決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。

銘柄ピックアップ条件はこちら…

時価総額300億円以下
昨年通期よりも今期は増益予想
今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
不動産、バイオ関連は除く

採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね～。

採点項目と点数配分はこちら。

今回から地合いの採点項目を加えました。

地合い：10点満点・・・日経平均MACDの位置で0～10点採点（ボーナスポイント扱い）
決算内容：40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
信用データ：15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
業種：20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
株価位置：25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点

ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。

既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。

それではどうぞご覧ください↓

今期通期予想が前年を上回っている銘柄

ジー・スリーホールディングス（3647）　50点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　30点/40点
株価位置　5点/25点
信用倍率　5点/15点
業種　10点/20点

前年168百万⇒今期250百万と48.8％増益予想

太陽光発電所関連事業を展開。発電所の取得・売却、周辺機器販売、自社運営発電所の売電が主
四季報より

これまで蓄積した再生可能エネルギー事業のノウハウやネットワークを活用し、新たな発電商材や発電設備導入モデルのビジネス化の検討などが増益予想要因としている。
新規エネルギー事業の立ち上げフェーズ期間が終わり、利益がいかほどになっていくか注目したい。
信用買い約85万、PER251倍だ、くれぐれも当銘柄全力買いなんて無鉄砲な事はやめておこう。。

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エコモット（3987）　70点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　30点/40点
株価位置　20点/25点
信用倍率　10点/15点
業種　10点/20点

前年75百万⇒今期112百万と49.3％増益予想

ＩｏＴインテグレーション事業を展開。建設情報化施工支援システムが主軸。ＫＤＤＩと緊密
四季報より

５Ｇを活用した新サービスにつきまして更なる市場投入を図り、積極的な営業活動を展開することなどが増益予想要因としている。
過去5年を見ても、112百万円という予想は最高値に近く、いよいよ5Gの本格化を感じさせる。
5G、AI、EV、DX,ワクチン保管など、時流に乗りまくっているので、この価格帯ならば持っていれば何かと面白い展開がありそうだ。
ただ、もう少し利益を安定させてほしいと願うばかりだ…決算のたびにハラハラさせられるようでは保有安心感がなく、握力の面で不安である。

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ウォンテッドリー（3991）　55点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　25点/40点
株価位置　10点/25点
信用倍率　10点/15点
業種　10点/20点

前年405百万⇒今期550百万と35.8％増益予想

ビジネスＳＮＳ『ウォンテッドリー』運営、人材募集掲載ツール利用料が収益源、次期柱育成中
四季報より

主力プロダクトである「Wantedly Visit」の継続的な開発・改善を行いながら、エンゲージメントサービスを積極的に推進していくなどが増益予想要因としている。
会社や働き方の価値観に大きな変動が起こりつつあるのは間違いなく、こういった企業は重宝されるだろう。
来期予想の具体的な要因は少し薄いが、決算説明資料が別添されており、そちらを読むと詳細が書かれている。
100倍弱のPERであり、個人的にまだ収益モデルが不透明で、投資する理由がもう少し欲しい所。
期待度はあるが、一旦スルーで良いだろう。

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セラク（6199）　55点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　20点/40点
株価位置　10点/25点
信用倍率　10点/15点
業種　15点/20点

前年1836百万⇒今期1900百万と3.5％増益予想

ＩＴインフラ構築・保守が柱。サイト、システムのカスタム開発も。エンジニアの社内育成に注力中
四季報より

エンジニアの育成により一層強化を図っていくなどが増益予想要因としている。
順調に階段を登ってはいるが、増益予想がたったの3.5%増ではガッカリしたと言わざるをえない。。
予想を慎重にし、途中で上方修正が入るような気もするが、1Qまでの期間は残念ながら株価上昇期待は薄い。。
1000～1500円まで落ちるようであれば長期期待として購入は妙味アリだ、ただ配当はほぼ無いので注意。。

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ユーピーアール（7065）　60点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　25点/40点
株価位置　15点/25点
信用倍率　10点/15点
業種　10点/20点

前年850百万⇒今期1200百万と41.2％増益予想

物流、製造現場向け箱型荷台（パレット）等をレンタル・販売。ＩＴ事業も。東南アジアに拠点網
四季報より

輸送用パレットレンタルの拡大に向けて取り組んでいくなどが増益予想要因としている。
なるほど、3密を避けるためにパレット輸送が関心集めているんですね、普通に生きてると分からない情報です、これだから決算書は面白い。
20年8月の収益には及ばないものの、かなり高水準の利益目標であり、株価位置も相まって面白いと感じた。
しかしPERは38倍と高く、四季報にあるようにIT事業などへの期待も株価に織り込んでいるのだろうか、少し手掛けにくさを感じる。
とりあえず監視し、1Qの結果を見ておきたいところだ。

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グッドパッチ（7351）　70点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　30点/40点
株価位置　15点/25点
信用倍率　5点/15点
業種　15点/20点

前年393百万⇒今期486百万と23.7％増益予想

企業のアプリやＷｅｂサービスを主にデザイン面で支援して開発。独子会社で欧州にも展開
四季報より

「積極的な採用・人材投資を通したデザイン組織の連続的成長」、「バリューチェーンの拡張と深化」、「グローバル戦略の本格推進」の３つを成長戦略と掲げることなどが増益予想要因としている。
かなり順調に売り上げ及び収益を伸ばしてきている、期待度は高い。
株価位置はまだ安定しておらず、上場から1年ちょっとの会社なので落ち着きどころを見極める必要はあるだろう。
PERが66倍とまだまだ割高水準なので、上値は重そうだ、しかし将来的な期待度は高いので、監視に入れておきたい銘柄だ。

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通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄

ティアンドエス（4055）　65点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　20点/40点
株価位置　20点/25点
信用倍率　10点/15点
業種　15点/20点

前年304百万⇒今期410百万と34.9%増益予想
今回は3Q発表で284百万と69.3％の進捗、昨年Qは216百万

企業の社内システムの受託開発や保守運用が主力。半導体工場の運用・保守、ＡＩ関連製品も
四季報より

上方修正同時発表。
主要取引先企業からのシステム受託開発案件の受注が増加したことなどが増益要因としている。
半導体やAI関連の仕事が増加しているようで、割と順調な様相がうかがえる。
上場から1年で、一度は14000円まで買われた銘柄だが、現状でもまだPERは66倍。
利益の増加は割と緩やかなので、もっと下がある気がする…PTSは買われているが、手出し無用と見る。

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ヨシムラ・フード・ホールディングス（2884）　70点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　30点/40点
株価位置　20点/25点
信用倍率　10点/15点
業種　10点/20点

前年752百万⇒今期811百万と7.8%増益予想
今回は2Q発表で565百万と69.7％の進捗、昨年2Qは295百万

複数の中小食品企業をＭ＆Ａし相互補完。傘下に食品卸、中華、冷食、清酒、水産加工、製麺など
四季報より

海外子会社が引き続きスーパー等小売店向けの販売が好調に推移するとともに、外食・ホテル向けの販売が回復へと向かったことなどが増益要因のようだ。
海外製造子会社の好調さがけん引したようで、日本国内はまだまだ色濃くコロナの影響が残っているようだ、しかしかなりの好決算！
もし、昨年同様の収益推移を見せると、20%程度の上方修正が見込める、株価位置も相当低い。。
ただし、現状でPERは約50倍、いくら上方修正があってもまだ割高であるため、ちょっと不安だ。
しかし次回決算までという短期間で持つには良さそうだ、おそらく株価は上へ向かうだろう。

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きずなホールディングス（7086）　50点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　25点/40点
株価位置　5点/25点
信用倍率　10点/15点
業種　10点/20点

前年565百万⇒今期820百万と45.1%増益予想
今回は1Q発表で164百万と20.0％の進捗、昨年1Qは45百万

『家族葬のファミーユ』ブランドを中心に直営葬儀会館を展開。Ｍ＆Ａ活用し新規エリア開拓
四季報より

新たにオープンした直営15ホールや、M&A（㈱備前屋）３ホールの売上収益が通期寄与したなどが増益要因としている。
悪くないスタートを切ったが、株価位置が高く、一旦売られそうだ。
週足25MAとぶつかる辺りで反発しそうだが、この水準の株価を維持できるかは正直半々だ。。
2Qまではさほど大きな動きはなさそうな気もするので、欲しい方は2Qまで待ってもいいかもしれない。。

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幸和製作所（7807）　70点/100点

地合い　0点/10点
決算内容　30点/40点
株価位置　10点/25点
信用倍率　10点/15点
業種　15点/20点

前年565百万⇒今期820百万と45.1%増益予想
今回は1Q発表で164百万と20.0％の進捗、昨年1Qは45百万

歩行車の製造販売で首位。介護事業者と大型店が販路。介護ロボット開発や入浴補助具ＯＥＭも
四季報より

上方修正同時発表。
介護用品・福祉用具製造販売事業において新商品の歩行車の販売が大きく貢献したなどが増益要因としている。
またEC部門も好調のようだ。
まずまずのサプライズ修正ではないだろうか、更に配当性向30%目標のため期末配当が18円も増加している。
四季報も最高評価の独自増額を与えており、中期～長期でかなりおすすめの銘柄だ。

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今回の特におすすめは幸和製作所です。

PERが高い銘柄が多く、株価の行く末が読みにくい銘柄が多かった印象ですね。

もちろんPERが高くとも、それなりに成長が見込める銘柄ならば堅調さを維持できますが、投資家の期待感は増しており、少々の好決算ではかなり売りたたかれます。。

短期目的の投機家が多いのも特徴で、株価が一定せず、安心して保有出来ない点もデメリットとして挙げられますね。。

先の遠藤照明やイソライト工業などは週足で見ると株価位置は高いですが、PERに着目すると１ケタ台であったため、高い位置からでも更に上を目指しています。

そういった銘柄を株価位置の低い内に先回り買いしたいところですが、う～んやはり歴戦の投資家がそんな銘柄を見逃すはずもなく、一番乗りするためには決算が出る前から唾をつけておく必要がありますね。。

ギャンブル性高くなるのでわたくしはやりませんが、何かを嗅ぎ取れることが年に1,2回あるので(少なっw)その直感は頼り、少々の損は覚悟のうえで戦ってもいいかなぁ～と思ってます、これも経験値を重ねた恩恵でしょう。

もっとも、初心者の方はまずは焦らずに、無難に経験を積んでいくことをおススメしますが。。