決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。
銘柄ピックアップ条件はこちら…
- 時価総額300億円以下
- 昨年通期よりも今期は増益予想
- 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
- 不動産、バイオ関連は除く
採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。
採点項目と点数配分はこちら。
今回から地合いの採点項目を加えました。
- 地合い:10点満点・・・日経平均MACDの位置で0~10点採点(ボーナスポイント扱い)
- 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
- 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
- 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
- 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点
ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。
既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。
それではどうぞご覧ください↓
通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄
テクノフレックス (3449) 60点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年1929百万⇒今期2450百万と27.0%増益予想
今回は3Q発表で2043百万と83.4%の進捗、昨年3Qは1526百万
ビル設備配管用フレキシブル継ぎ手首位。半導体装置用も。小型タンク防災関連、介護事業展開
四季報より
継手事業は堅調に推移するとともに、前年同期に落ち込んだ自動車・ロボット事業が回復したなどが増益要因としている。
各セグメントが前年比でかなり好転したようだが、一過性の特需の可能性もある。
週足が良く分からない動きをしており、テクニカル的に非常に買いにくさが目立つ。
PERは11倍強、配当利回りは4%を超えており、大きな業績の下振れもなさそうなので長期での購入は一考の余地はあるだろう。
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ソフト99コーポレーション (4464) 50点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 10点/20点
前年3408百万⇒今期3650百万と7.1%増益予想
今回は2Q発表で1986百万と54.4%の進捗、昨年2Qは1523百万
カーワックス、補修剤等カー用品大手。ブランド名『ソフト99』。半導体関連を第2の柱に育成
四季報より
細かい内訳は不明。
増配と自社株買いを同時発表、これを評価し決算内容は30点とした。
PERも安いが、PBRが0.6倍を切っており、ちょっと不憫だw
半導体関連を第二の軸にする旨が四季報にも明記されており、非常に楽しみな銘柄だ。
株価位置は高いが、自社株買いは今後の業績向上に自信がある表れと見てもいいかもしれない。。
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コンテック (6639) 50点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年1645百万⇒今期1790百万と8.8%増益予想
今回は2Q発表で930百万と50.4%の進捗、昨年2Qは831百万
産業用パソコン大手。IoT機器や無線LAN機器等展開。親会社ダイフク向けEMS取り扱う
四季報より
製造業の設備投資が回復傾向にあることや、半導体関連業界が引き続き好調だったなどが増益要因としている。
先だって株価は上昇してしまっており、PTSでは出尽くし売りが降り注いでいる。
しかしながらPERは9.1倍、配当利回りも優待含めると2.5%と悪くない。
四季報からも独自増額の評価をもらっており、今回の押し目はなかなか好機に思う、要監視としたい。
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ザインエレクトロニクス (6769) 50点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 0点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 10点/20点
前年-777百万⇒今期579百万と黒字復帰予想
今回は3Q発表で503百万と86.9%の進捗、昨年2Qは-402百万
ファブレス半導体企業の草分け。自社ブランドの集積回路を開発。テレビから産機軸に構造転換
四季報より
国内および中国市場を中心とした海外市場向けにおいて急速な回復と成長、円安による恩恵が増益要因としている。
これは文句なしの上振れ、決算前に上方修正を発表しており、すでに株価は動意づいているところが残念だ。
冷静に指標を見るとPERは40倍弱、財務は問題ないが配当利回りは1%に満たず、昔から動きの癖が悪いので手出しは無用。。
今の上振れは買いチャンスではなく、業績の安定性が出てから監視に入れるべきだろう、女子中学生、もといジャンピングキャッチとならないように注意したい(JCと言いたかったのだw)
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サンメッセ (7883) 65点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年386百万⇒今期485百万と25.6%増益予想
今回は2Q発表で228百万と47.0%の進捗、昨年2Qは45百万
総合印刷の中堅。デザインから製版印刷、製本までの一貫体制。IPS(情報処理印刷)に注力
四季報より
包装印刷物のパッケージや出版印刷物等が増加したこと、また、イベント事業の売上高も想定より増加したことなどが増益要因としている、
コロナ関連の特需でかなり良い決算だが、これに手を出しても良い事はなさそう。。
チャートの形が良くなく、買い気をそそらないところが一番の問題か。。
ただ、情報処理印刷には若干の期待感がある。
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ソーダニッカ (8158) 50点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 25点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年1072百万⇒今期1250百万と16.6%増益予想
今回は2Q発表で655百万と52.4%の進捗、昨年2Qは503百万
独立系化学品商社。苛性ソーダは首位級。複合フィルムは国内、ナイロンフィルムはアジア注力
四季報より
様々な業種、用途にて好調だったことが増益要因としている。
配当性向は40%をめどにしており、還元に熱心なのは素晴らしい。
取り扱い商材もかなり良いが、若干業績の安定性に欠けるため、株価はBOX状態。
買い時の判断は難しいがBOXなので下限で購入できるまでタイミングを計れる方なら結構お勧めできる銘柄だ。
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ダイトロン (7609) 60点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年2436百万⇒今期3850百万と58.0%増益予想
今回は3Q発表で3136百万と81.5%の進捗、昨年3Qは1643百万
電子部品中堅卸。製販一体推進。半導体など製造装置も。自社製品の開発体制強化。米国に工場
四季報より
5GやAI、IoTなどの旺盛な設備投資意欲などが増益要因としている。
これも素晴らしい決算、上方修正もあり得るだろう。
株価はグイグイ上がっているが、これでいてまだPERは10倍台。
ましてや今後の期待度もかなりある、が、200MAが上を向いておらず、これが投資家心理に冷や水をさすだろう。
逆に言えば買いチャンスはまだまだ訪れる可能性高いので、しっかりと監視しよう。
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キューブシステム (2335) 60点/100点
地合い 0点/10点
決算内容 20点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年1295百万⇒今期1420百万と9.7%増益予想
今回は2Q発表で752百万と53.0%の進捗、昨年2Qは603百万
金融、流通、通信向けのシステム構築が主力。プロジェクト管理能力に定評。研修制度充実
四季報より
上方修正同時発表。
事業構造モデルの改革が進展していることなどが増益要因としている。
着々と毎年増益を重ねており、信頼感のある推移を見せている。
配当や優待は少し物足りないが、安定感を求める長期投資家にはかなりおすすめ出来そうだ。
現状のPERは17倍、高くはないがもう少し安く買いたいところだ。。
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時間切れです、残りのよさげな銘柄はコードのみ記載します↓
2372、7359
今回のお勧めはソフト99とコンテックです。
明日は野暮用でブログ書く時間が取れないので、土曜日に投稿出来るか、も?(聞くなw)
コロナ明けからの特需が目立つ今決算です、騙されて飛びつかないようにしたいものです。。
すぐ損切れるなら問題ないですが、それが数回続くとこの手法はダメなんだ…と考えがちです。
じゃんけんでたまたま3連敗したからといってじゃんけんが弱い…と断ずるのと同じ過ちですが、それでもどうして、連敗は心的影響が多大であることは必至です。。
従ってやはり決算後の買いとて実際には取引せず、ルールに則ったシミュレーション結果を記録していくことが重要です。
実弾撃ち込むのは、このシミュレーションを数十回数百回重ねて自信をつけてからでも遅くはないでしょう、ひょっとしたら一生使える秘奥義として生涯利益になる聖杯かもしれませんしね。。
自信に定めた絶対的なルールがないと、あの手法この手法と浮気しまくって負けまくる…よく聞く話なので、まずは型を身に着けてください。
決算前空売り手法、決算後押し目買い手法、決算後突撃買い手法などなど、一度自分に合った手法をエア取引で記録してみてはいかがでしょう?
投資に引退はないので、必ずや何かしらの財産になると思いますよ♪
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