2021年夏おすすめ決算銘柄 妙徳

雑記

① 各指標

PERは9倍弱PBRは0.57倍と圧倒的安さだ、不人気である可能性が高いw

配当は今年増配されたようだ(年40円→50円)

その他データとしては、時価総額30億円弱(安っ!)、自己資本比率91%(盤石っ!!)、有利子負債ゼロ(安心っ!!!)、ROEは6.4%とまぁまぁだ。

キャッシュリッチが特徴の優良経営企業のようだ。

② 四季報評価

四季報評価は一点増益、とあり業績の想定よりも早い回復を示唆している。

真空吸着搬送とは、工場などで直に掴むと傷がつくのを避けるための搬送機器。

また、作業効率化や人員削減の任も担えるのでRPA関連としても注目である。

半導体工場には欠かせないだろう機器であり、今後の注目としては食品向けロボットも面白い。

コンビニ惣菜などがロボット化するなどの情報が出たら、一気に物色されるかもしれない(コンビニは現在56000件ほどあり、全てがお客様となりうるため、シェアの1割でも取れればとんでもない利益になるだろう)

また、物流関連にも需要は多そうだ。

以上のことから、なかなか楽しみな業種ではないだろうか。。

③ 業績推移

さすがにコロナ禍で、企業の設備投資が減少し苦しかったであろう業績推移だ。

しかし21年12月にはほぼコロナ前まで売上高は戻す予想で、22年には過去5年で最高の売上を予想している。

利益についても同様のようだ、さらなる増配や新展開を稼いだ資金で会社がどう利用していくか注目したい。

また1株利益(EPS)もかなり高い。

株式分割などして更に大量の資金を集め、新事業などの攻勢をかけても面白そうだが、会社がどのようなスタンスなのかによるだろう。

個人的印象はあまり積極的な姿勢は見られない…気がする。。

④ 直近決算

2Q段階で275百万円、59.5%の進捗、会社予想2Qをかなり超えており、順調だ。

なお、この通期目標は2Q決算と同時に発表した上方修正後の目標となっており、更なる上積みがなければ着地は目標通りとなるだろう。

上方修正理由としては『半導体関連設備需要が想定以上の回復傾向』としている。

しばらくは半導体フィーバーは続くと思われるが、いざ終焉した時に今と同じレベルの収支を稼ぎ出せるか、を最大の争点としたい。

ここまで見ただけでおそらく短期、中期のキャピタル狙いに向いている銘柄とは言い難く、間違いなく長期のインカム向け銘柄である。

で、あれば、半導体に特化した収支を見せられてもやはり長期資金は投入しにくい…次項のセグメント業績でその辺りをしっかりと見てみよう。

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは単一のようだが、国別の収支が出ていたのでそちらをチェックしてみよう。

1 日本
2 韓国
3 中国
4 その他

各国毎の売上高前年比は以下の通り

1 日本+12.1%
2 韓国+48.6%

3 
中国+2.3%
4 その他+11.2%

売上比率は日本が約7割でその他が3割(韓国が多め)。

決算書を読むとやはりここでも半導体、物流、食品の3種目を軸に据えているようだ。

しかしそれ以外の種目については一切記述がないので、もう少し手広さが欲しい。。

またHPをチェックしてみるとこんな文面があった↓

なるほど、必要最低限以外のIRは出さないよ!宣告である。。

これを怠慢と取るか沈黙は金と取るか、評価の分かれそうなところだ。。

やはり長期向けの銘柄である、無闇に短期資金が入らないように情報統制を取っているのかもしれない。。

⑥ 週足チャート

やはりというか何というか、期待値含め200MAを超えていない現状は割安放置株の典型であると言える。

餅をつきながら『男は黙って業績向上!!』と叫ぶふんどしを締めた社長の姿が目に浮かぶ(いや冗談が過ぎましたw)

現状の取り扱い商材を見ても、需給がぶっ壊れるほどの商材も特に見当たらないので、今後も株価はじわ上げジワ下げを繰り返しながら推移する可能性が高いだろう。。

だが、けしてこの銘柄が悪いとはひと言も言っておらず、安定した業績と配当を出す銘柄を確保したい方にはおすすめできる会社だ。。

コロナ禍においても1200円が下限の株価であるため、この株価水準であれば十分購入して放置すれば毎年安定した配当が得られるだろう。

新事業、株式分割、TOB、などに一抹の期待を持って保有する楽しみもある…かもしれない。。

⑦ まとめ

おすすめ度は『良い寄りの普通』としたい。

前述したとおり、人によっては刺さるかもしれないです、全然悪くはないですよ。

個人的意見を言わせていただくと、小型株の魅力の半分が喪失してしまっているので、わたくしの好みではないかなぁ~、という本音でございます。

でも、ある日突然ゴン攻めし始める会社もあるにはあるので、そうなったらまた再評価してみましょう(ゴン攻めとか初めて使ったよw)

※紹介したデータは2021年9/22現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

コメント

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