2022年冬 おすすめ決算銘柄 タカトリ(6/1更新版)

雑記

① 各指標

PERは14.03倍PBRは1.68倍と、普通。

ROEは12.3%と以前より改善されている。

自己資本比率は58.7%、流動比率(流動資産/流動負債×100)は181%とセーフティ基準(130~150%)をクリアしており問題ない。

配当利回りは0.8%で此度の急騰により更に悪化、サプライズ増配をそろそろお願いしたい所。

次の事業などへの投資の予定がないようであれば、せめて倍の30円程度の配当を出しても罰は当たらないだろう。。

② 四季報評価

四季報は『独自増額』で当企業を評している。

もう1年以上この銘柄を追っているが、全く心配いらないほど順調である。

理由は度々IRで発表される『大口受注』による潤沢な未計上売上の金額である。。

現状、確認出来ている未計上分の受注は以下の通りだ↓

5/31 80.44億円 23年9月期or24年9月期
4/6 4億円 23年9月期
3/28 3.3億円 23年9月期

2/14 26億円弱 22年9月期or23年9月期
1/31 4億円 22年9月期or23年9月期
11/27 3.6億円 22年9月期or23年9月期
11/2 5.35億円 22年9月期
9/8 5億円
 22年9月期分

前回の分析記事にて、2/14の受注額が事件だ!!と思うほどの金額であったが、5/31に『甘く見ないで欲しいわ!』と言わんばかりの強烈な超大口受注が飛び込んできた。。

正直、初見でのリアクションは『おっ、大口受注だ、久しぶり~。どれどれ、おぉ8億かぁ、凄いじゃん、やったね!!いや…ちゃいますやん、これ80億ですやん!!けろけろけろっぴ!!』である(あまりに驚くと人は良くわからない事を口走るものですw)

これにより、未計上分としては約132億円ほどの受注残となった。

次項の業績推移の項目で確認するが、21年9月期の総売上高は65.28億円であり、受注残だけで約2年分の売上高見込みだ。

上記の通り、計上タイミングはバラついてはいるものの、向こう2年程度の業績に関しては楽しみでしかない。。

今後も更に大口受注の報告で株主を喜ばせてくれるのかと思うと、売りたい人は極端に少ないのではないか?とすら思ってしまう(短期勢は除いて)

③ 業績推移

22年9月より明らかに化けている。。

前項にて確認した受注残がどのタイミングで計上されるかが分からないので決算は読みにくいが、逆に言えば22年9月期はむしろ予想通り程度の売上で着地してくれたほうが次年度以降の期待は更に高まるというものだ。。

ここは株主の勝手な自己中心的想像なので置いておいて、とにかく24年9月期辺りまでは期待値は持続しそうな気がしてならない。。

株価はオーバーシュートしてしまう可能性がより高まっている…と感じるので、少々クールダウンさせて欲しいくらいである、贅沢な要求なのは百も承知だが。。

④ 直近決算

通期目標は577百万円、前年比17.8%増益予想だ。

直近決算は2Qの684百万円で、進捗率は既に通期目標クリア済みである118.5%となっている。。

しかしここで通期上方修正が出なかったことにより、昨日のIRが出るまで株価は比較的軟調であった。。

どうせ通期上方修正が出たところで出尽くしで下がったであろうことから、会社の決断は英断であったと個人的に評価したい!!w

まぁ本当のところは『出したくても出せない』のであろう、何せ売上タイミングが読めないのである。。

通期決算直前、またはいっそ通期決算当日まで出さなくて良いと考える。。

あまり目立つと短期勢が嗅ぎつけて株価の騰落が派手になってしまう…タカトリさん、おとなしくしてて下さいねw

『株主からの期待は結果で魅せる!!』いぶし銀の銘柄としての振る舞いを期待しています。。

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは3つのようだ。

・電子機器事業
・繊維機器事業
・医療機器事業

各セグメントの前年同時期売上高比較は以下の通りだ↓

・電子機器事業 +39.2%
・繊維機器事業 +1.1%
・医療機器事業 +128.0%

電子機器事業が総売上高の96%を占めるので、他セグメントは薄目(もしくは白目w)で見ておけばいいだろう。

2Qの決算書も特段、1Qの時と代わり映えしない内容だったので特筆事項はない、次なる大口受注の吉報を座して待つのみである!!

これだけでは面白くないので少し続けよう。。

当銘柄はいまだ時価総額が82億という超小型株である。。

それを踏まえて以下の画像をご覧いただきたい↓

これは2019年11月に発表された『買収防衛策』のIRだ。

これによると『どっかがうちを欲しいと言ってきたら株主さん達で決めてちょ~す』といったスタンスのようである。。

つまり、TOBに対してやぶさかではないよ!といったニュアンスと思われ、近い将来TOBがあり得る可能性をわたくしは危惧している。。

わたくしはこれまでいくつもの銘柄をTOBにより泣く泣く手放してきた。。

TOBに関しては皆さん賛否両論、ポジティブ&ネガティブ、様々な意見がおありだろう。。

わたくしに関しては7:3でネガティブである。。

何せこっちは長期投資を主眼に置いて、かつ目標株価まで設定しているのである(してないのもあるのは内緒w)、一方的に『この金額で買いま~す、はいTHE ENDね~』と言われても納得いきませんし納豆は苦手です!!

ぜひ株主としてお願い出来るのであれば、会社側で流動株をある程度買い占めて(自社株買い)密かに買い集める行為を阻止しつつ、買付行為に対して株主の意見なぞ聞かず『NO!!』を突きつけて欲しいと願う。。

まぁ…それも、金額によるっちゃよるかなぁ~~(おっとヨダレが…w)

⑥ 週足チャート

こうして見ると最高のタイミングで大口受注のIR出したんだなぁ~と思う、タカトリのIR担当にチャーチストがいるのかと疑うくらいだww

誰がどう見ても上昇トレンドで、美しいことこの上ない形だ。

短期的にも長期的にも株価がどこまで反応するかは全く読めないが、直近高値の2000円はおそらくクリアしてくるだろう。。

期待値が膨らんでいるのであれば3000円はあり得る、がその先は残念だが想像つかない。。

いずれにせよ過熱感は嫌でも生まれるだろう、波乗りが苦手な方は明確な天井サインが出るまで触ることはしないほうが無難といえる。。

どんな大口受注のIRが今後も飛び出るか分からない…こんな楽しいおもちゃ箱、売らない方が楽しめる、そう思いませんか?ドドリアさん。。

⑦ まとめ

おすすめ度は『買い、だがタイミングは読めない』とします。

わたくしはもう半分売ってタダ券にしてしまったので、あとは寿命尽きるまで放置出来ます(これでNPCに続いて2銘柄目です)

記事内では褒めちぎっていましたが、ホルダーの皆様に言っておきたいことは『どんな良い銘柄も需給次第で急落はある』ということです。。

従って付き合って3日目のお目々ハートマーク状態にけしてならずに、冷静な判断をチャートや出来高から下すようにしてください。。

しかし、記事内でも言及した『大口受注』と『TOB懸念』によって、なかなか手放しにくいのも罪作りなところですね。。

倍になったら半分売ってタダ券化!!まずはここまで目指してみてくださいね、気が楽になりますよ~~♪

(この記事は今年の2/17に投稿した記事の更新版となります。当時の記事もこの下に残してありますので読み比べてみてくださいね)

※紹介したデータは2022年6/1現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

① 各指標

PERは16.96倍PBRは1.45倍と、普通。

ROEは8.5%と悪くない。

自己資本比率は50.3%、流動比率(流動資産/流動負債×100)は189%とセーフティ基準(130~150%)をクリアしており問題ない。

配当利回りは1.0%でもう一声欲しいところだ。

過去数年を見ても増配に関しては慎重なので、今期もあまり期待出来ない可能性が高いだろう。。

② 四季報評価

四季報は『続伸』で当企業を評している。

すべてのセグメントで好調であることが説明文から読み取れる。

中でも定期的にIRで受注が報告される『SiC向け精密切断加工機』は最近、特に大口受注の報告が多く、そのたびに株価は反応している。

直近では2/14に発表された大口受注のIRは、なんと26億円弱の超大口受注だったため、株価は動意づいている。

ちなみに過去5回分の大口受注の受注金額を掲載しておこう↓

2/14 26億円弱
1/31 4億円
11/27 3.6億円
11/2 5.35億円
9/8 5億円

これを見ても分かる通り、2/14の受注額がいかにインパクトがあったか分かるだろう、そりゃ株価も反応しまっせ(いつもはあまり動かない)

ちなみにSiCとはシリコンカーバイトという半導体材料。

主にパワーデバイス用に最適な化合物であるとされており、パワーデバイス需要が膨らめば膨らむほど、タカトリの受注も比例して増えていくと想像できる。

今後の業績推移が楽しみだ。

③ 業績推移

コロナの影響で19、20年と若干落ち込んだが、22年9月には過去5年で最高の売上高を予定している。

利益もそれに伴い増加、最高益を更新するのはかなり濃厚だと思われる。

半導体不足は今年に入ってからも解消されておらず、またDXが広がれば広がるほど半導体の需要も高まり、高需要は暫く収まりそうになさそうである。

しかし、どこかで必ず頭打ちが起こるので、関連ニュースには目を光らせておくべきだろう。。

④ 直近決算

通期目標は577百万円、前年比17.8%増益予想だ。

直近決算は1Qの474百万円で、進捗率はなんと82.1%、誤植ではない、82.1%の進捗率だw

これを仮に昨年同様の推移をしたと仮定すると、今期着地は1059百万円、83.5%と馬鹿げた上方修正幅となろう。。

更に仮にこの実績として1株益(EPS)に換算すると約155円となり、PERは9.4倍まで下がる計算だ。

昨年以上の増益幅を達成すれば更に割安度は上がるので、今期の着地が非常に楽しみだ。

現状はそれに期待した買いが断続的に入っている状態であり、上下しながらも株価は上を目指しやすい状況と言える。

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは3つのようだ。

・電子機器事業
・繊維機器事業
・医療機器事業

各セグメントの前年同時期売上高比較は以下の通りだ↓

・電子機器事業 +118.4%
・繊維機器事業 -41%
・医療機器事業 -20%

電子機器事業が総売上高の98%を占めるので、実質ワントップと見ていいだろう、他のマイナスは気にしなくて良いと考える。

電子機器事業部分の説明文を抜粋したので見てみよう↓

半導体製造機器、新素材加工機器が中でも好調であったと記載されている、特に新素材加工機器には強い期待が持てる力強い表現を見て取れる。

ちなみに先述した26億円弱の超大口受注の売上計上時期だが、今期に計上される可能性は低いようで、来期にズレ込むようだ。

正直言って、今後どれほどの大口受注が入ってくるのか想像もつかない…従って株価もどこまで行くのか全く想像がつかない状態だ。

だからこそ期待買いが押し寄せやすい格好になっており、少し株価が下がったところで狼狽売りしてしまうと、あっという間に上に登っていく可能性がある。

また最近のチャートを見ていると、強引に上値を抑え込んでいるような形に見えるので(見えるだけかもしれないがw)、どこかの大口の処分売りか、大口が無理やり株価を抑え込んで集めているか…どちらにせよ非常に興味深い動きだ。

個人的には握っておくのが一番ではないかと考える。。

⑥ 週足チャート

強さを疑う余地はないだろう、問題はどこで買うのか、どこまで行くのか、である。。

まず75MAに当たらずに再上昇を始めているので買いが強いことは間違いない。。

では近く1800円を超えるか?と聞かれたら『ちょっと怪しい』と言わざるを得ない。。

個人的予想では暫くはこの株価周辺で揉むのではないかと考える。。

根拠としては200MAが平行であること、小型株の地合いが悪く、売り叩きやすいこと、などが挙げられる。。

個人投資家の期待を逆手に取ることで利益を得ることが出来るのが株式市場という世界。。

とにかくここから買うのは少し待って、じっくりと引きつけてからが吉と考える。

ただし、例の大口受注のIRがいつどんなタイミングで出るのか全く読めないので、やはり持っておきたいところではあろうw

そんな方にふくりんおすすめ価格帯を紹介するとすると、ズバリ『1200円~1250円』だ、この辺に落ちてきたら網を張っておくことをおすすめする、落ちてこなかったらてへぺりんこだww

⑦ まとめ

おすすめ度は『価格帯によっては買い』とします。

怖いのはTOBです、時価総額が93億円なので、どこかの企業にペロっと買われないか不安ですな。。

わたくしは今調べたら昨年の3/25に購入して放置してます、1800円まで高騰した時に売っておけばよかったですね。

まぁ、保有してても楽しい銘柄です、また2/14の時みたいな大口受注が炸裂しないかドキドキしますので♪

チャートを見ると今から入りにくいのは間違いなく、上値も限定的ではあると思います、冷静に考えて。。

今からならやはり深めの押し目を是非狙ってください、決算は安心して保有できますので、割と中期的に保有しやすいでしょう、是非ご一考くださいね♪

※紹介したデータは2022年2/17現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

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