2022年冬 おすすめ決算銘柄 東陽テクニカ

雑記

① 各指標

PERは15.82倍PBRは0.85倍と、まずまず割安。

ROEは5.4%と若干微妙。

自己資本比率は76.1%、有利子負債ゼロの文句なし!!

配当利回りは4.7%で高水準、配当は毎年積極的にテコ入れしており、業績に伴ってしっかりと還元意識は高そうだ。

ちなみに決算説明資料にて、以下のような説明がなされている↓

DOEの計算式は…年間配当総額/株主資本×100であり、株主資本とは純資産のことであり、純利益からの配当額決定よりも安定度が高い。

これだけでも長期投資家としては注目せざるを得ないだろう、ここからの分析次第ではNISA枠発動します!!w

② 四季報評価

四季報は『連続増配』で当企業を評している。

いやはや、ここまでトレンドてんこ盛りな文章を見たことがない。。

EV、次世代電池、5G、セキュリティ、脱炭素、そして高速通信、豊満なボディしてはるわw

ただ、金利上昇が設備投資の妨げになる流れであり、そこが最大のネックになる可能性。。

しかし正にこれからといった材料の設備ばかりなので、受注獲得に営業を注力すれば必ず業績寄与するはずだ、どちらにせよ楽しみである!!

③ 業績推移

ここ2年は多少落ち込んだが、22年、23年と売上高は順調増を予定している。

落ち込んだ2年も軽症で済んでおり、会社の底力が伝わってくる。

これだけの材料にこれだけの底力、そして高配当…かなりおいしい銘柄かもしれないぞ。。

④ 直近決算

通期目標は2300百万円、前年比3.1%増益予想だ。

直近決算は1Qの540百万円で、進捗率は23.5%、一見低そうに見えるが、1~2Qの伸びが昨年も相当大きいので、次決算に期待しよう。

ちなみに、まぁそうはいかないとは思うが、一応、昨年通りの業績進捗通りに進むと、2772百万円着地となり、20.5%ほど予想を超過する計算となる。。

ひょっとすると上方修正もあるかも…くらいの期待はあるが、どのように評価されるかはまだまだ1Qの段階では見えてこないので、積極的な買いは入りにくいだろう。。

逆に言えば地合いが不安定な今はチャンスではあるということだ。

多少のギャンブル性は内包してしまうが、いかんせん高配当が故、長期銘柄としてわたくしは十分現段階では購入検討すべきだと考える。。

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは7つもあるようだ。

・情報通信/情報セキュリティ
・機械制御/振動騒音
物性/エネルギー
・EMC/大型アンテナ
・海洋/特機
・ソフトウェア開発支援
・ライフサイエンス/マテリアルズ

各セグメントの前年同時期売上高比較は以下の通りだ↓

・情報通信/情報セキュリティ +37.8%
・機械制御/振動騒音 -2.4%
・物性/エネルギー +59.2%
・EMC/大型アンテナ +1.2%
・海洋/特機 +86%
・ソフトウェア開発支援 +20.6%
・ライフサイエンス/マテリアルズ
 +16.7%

各セグメントの売上比率は以下の通りとなっている↓

・情報通信/情報セキュリティ 27%
・機械制御/振動騒音 17.4%
・物性/エネルギー 24.9%
・EMC/大型アンテナ 13.3%
・海洋/特機 7.4%
・ソフトウェア開発支援 6.3%
・ライフサイエンス/マテリアルズ
 3.8%

かなりバラけており、どれも重要だが特に情報通信/情報セキュリティと物性/エネルギーの両輪で50%を超えており重要度は高そうだ。

ただし、機械制御/振動騒音のセグメントは半導体不足の影響が大きいようで、供給が正常化すれば上記の2セグメントを上回るかもしれない。

次は受注高/受注残の項目を確認しておこう↓

こちらも昨年比ではあるが堅調のようだ。

この部分は今後の決算でも非常に重要となる部分なので、毎回決算毎に確認したいところだ。

次に、セグメント毎のトピックを見ていこう↓

これを見てもやはり期待すべきは情報通信/情報セキュリティと、物性/エネルギーの2セグメントで間違いなさそうだ。

機械制御/振動騒音のセグメントは、部品の供給次第で沈んだままか計画に上乗せされるレベルでの利益になるかが決まりそうだ。

2Qの決算時にこの部分がどのようなコメントに変化しているか注目したい。

以上の項目から、今後の決算に対する期待度は100点中70点といったところか。。

受注残の増加は素直に好材料だし、2大セグメントも問題のない安定性を誇ると見る。

懸念点はやはり部品供給の不安定具合と、金利上昇による設備投資の抑制、そして今年の相場地合いだ。

地合いさえ良ければ多少は目をつぶって物色されたであろうが、今は買い方のセンチメントが良くないので、この程度の増益&期待度では株価の大幅な上昇は見込みにくいと読む。

次項でチャートを確認してみよう。

⑥ 週足チャート

なかなかのヨコヨコっぷりである、これをどう捉えるかは個人差があるだろうが、わたくしはこの地合いの中、まずまず強い!と感じたのが第一印象である。

マザーズ指数はここ4ヶ月で1200円から700円までおよそ58%も下落しているにも関わらず、ここはおよそ10%弱の下落と、相対的に強い。

ただし、断っておくと地合いが復活したらそれ以上のパフォーマンスになるかと言えばそれはNOだ。

個人的に1Qの結果を考慮に入れて株価の上昇率を鑑みると『1200円までは上がらない』という予想になる。

しかしリスクリワードで考えると、高配当、業績、その他諸々を考慮しても買いが若干優勢と考える。

キャピタル狙いの人は今回はスルーでいいだろう、逆にインカム派の方にはなかなかに旨味が多い銘柄と言えよう。

購入するならば今でもOK、慎重派の方は1000円を万が一切ったら拾う...などの戦略としたい。

⑦ まとめ

おすすめ度は『2Qまで待ちたいけど買っても良し!!』とします。

やはり高配当で、DOE4%or配当性向60%は強烈です、業種も悪くないですし。。

チャートはパッとしないので、株価は1年に1回見ればよろしい(いや流石にそれはw)

ちなみに書き忘れましたが中期計画もあり、売上高300億円を24年までに目指すそうです。

あまりに順当な成長率なので中期計画大好きなわたくしでも忘れていましたww

財務安定し、業績の安定感もかなりある会社なので長期投資家の皆様にはまずまずのおすすめ度ですよ、部品供給安定するといいですね~♪

※紹介したデータは2022年2/23現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

コメント

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