新NISAインカム&キャピタル銘柄検証①

雑記

新NISAの最適解

今年よりNISAが刷新され、新NISAになった事でより使いやすくお得になりましたね。

ここでは『成長投資枠』に絞ってのお話となりますのでご了承下さい。

主な旧NISAとの大きな変更点は以下の通りです↓

  • 年間投資枠が120万円から240万円へ拡大
  • 非課税保有限度額が600万円から1,200万円になる
  • 非課税保有期間が5年から無期限化される
  • 売却分の非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能になる
  • つみたて投資枠との併用が可能
マネックス証券HPより引用

年間投資枠&保有限度額の倍化、売却分の非課税枠の復活が特に大きいですね。

わたくしはこの変更を見て『より株価値上がり益(キャピタルゲイン)を狙いたい』と思ってしまいました。

しかし、キャピタルゲインで稼ごうというのは簡単ではありません。

ではどうすれば良いか…そう『ハイブリッド化』してしまえばいいのでは?と考えました。

つまり『買付時はそこそこの配当額でも、増配と株価値上がりの両方を狙える銘柄』で新NISA枠を埋めることこそ、最適解だと思った次第です。

会社の成長=増配=株価値上がり、となる事が多いため、こういった銘柄を探そうよってな趣旨でございます。

こういった銘柄で枠をパンパンにし、新しい銘柄が見つかれば最も利益の出ている銘柄を売却し枠を空け、購入するを繰り返す、そんな運用を理想としています。

そして今NISAより『損切りも割と気軽に出来るようになった』事も大きいです。

もちろん損益通算は出来ませんが、枠を空ける事が出来ます。

全てが全て、分析通り値上がり&増配するなんて不可能ですから、この改善点は非常にありがたいですね。

というわけでわたくしが思う新NISAに親和性の高い銘柄をランク別に見ていきましょう。

ランクC

クエスト (2332)

年間配当は46円で利回りは3.8%/年なので、これだけで購入検討価値があります。

四季報にもあるように半導体分野への依存度を下げている最中なので、業績は現在踊り場。

今期決算は前年比ダウンを予想しています。

株価も200MAを下回っており、安値圏で買いやすい。

ここで中長期ビジョン「Quest Vision2030」から画像をひとつ見てもらいましょう。

2030年に売上高200億円を目指しているようです。

ちなみに23年3月は142億円でした。

ざっくり計算すると売り上げ高200億円ですと純利益はおよそ10億円(いや、本当ざっくりねw)

これを基にPERを計算すると、約6.7倍となります(現在約10倍)

普通に株価2000円くらいまではあり得そうですね、面白そうです。

しかし、これをご覧ください↓

ポイントとなりそうなのは基本方針2の『ヘルスケア・メディカル領域への参入』です。

これが上手くいくかいかないかが明暗を分けそうです。。

個人的にはちょっと怪しいな~~、と思ってしまったのでCランクでの紹介としました。

しかし半導体分野ももうひと盛り上がりありそうな気もするので、株価は現状安いと判断します。

ランクB

クロスキャット (2307)

年間配当は25円で利回りは2.3%/年、更に200株保有するとクオカード500円がもらえ、以降保有株数に応じてクオカードが増額される優待が設定されています。

22年から売上高が一段と伸びているが、反比例して株価は軟調が続いていますね、期待が高かったのかな?

業種が良く、AI関連でもあるため、都度物色されることが期待できそう。

IRに積極的な点も好印象。

ただし、中期経営計画に具体的な数値目標が見当たらなかったのでCランクに近いBランク(B-)としました。

ランクA

アシロ (7378)

こちらについての記事を以前書いたので、詳しくはそちらをご覧…というのは個人的に好きではないのでちゃんと書きますw(わざわざ見に行くの面倒なぁ~って思うからね)

年間配当は21.6円で利回りは3.1%/年

しかし、ここは毎年の増配がほぼ確定しているようなものなんです、こちらをご覧ください↓

こちらをざっくり要約すると『今は投資に全力注いでるから利益は出せんから堪忍な。でもな、売り上げ高から計算して本来稼いでる営業利益率で計算して配当性向30%で配当出すから受け取ってや~』ということです、関西弁かどうかは知りませんw

つまり、売上高さえ伸びれば毎年増配を確約してくれているわけですね。

ではここで売上高の推移を見てみましょう↓

まぁざっくりと毎年1000百万円ずつ伸びるとしましょう。

ということは25年10月の売上高は5400百万とします。

営業利益率20%をかけまして想定営業利益は10.8億円。

それに想定実効税率と配当性向を計算すると配当総額はおよそ2億円となります。

更に発行済み株式数で割ると、25年10月の配当額はおよそ27.2円となります。

現在の株価に当てはめると、配当利回りは3.9%まで上昇しますね、これが毎年増配の根拠です。

PERは現在200倍ですが、株価は粘り強く700円台を保っています。

25年10月期から投資の刈り取りも開始するということで表面上の業績がひと皮むけるのも時間の問題でしょう。

まだ気づいていない投資家もいるかもしれません、株価が騰がる前に今の内に新NISAに放り込んでおくのが最適解だと考え、文句なしのAランクとします。

あとがき

いかがでしたでしょうか?

成長が止まってしまっているインカム銘柄をたくさん抱えても、せっかくの新NISA枠を無駄にしてしまう可能性が高いです、株価値上がり益の非課税分の方がお得ですしね。

是非、株価の値上がりも見据えたそこそこの配当を出してくれる銘柄を自身でも探してみてくださいね。

今回は第1回でした、第2回をお楽しみに。。

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