分析の概要と目的
おすすめ決算銘柄の分析を少し行いたいと思います。
今回の分析は…
『株価位置の点数毎の安値分析』です。
これは何かと言うと、決算の結果が良くても、株価の位置が高いと調整する可能性が高いと感じたので、具体的に平均を出してみよう、という回です。。
この分析がうまくいけば、以下の法則が使えるかもしれません。。
- ①:株価が高いが好決算だった銘柄は〇%調整してから買う
- ②:株価が低い上に好決算だった銘柄は翌日寄りつき買い出来る
②は少々乱暴ではありますが(株価位置が低くても翌日大きくギャップアップしたら結局買いにくいからね)、①は今後のロジック作りに大きく寄与してくれる可能性があります。
さて、前置きはこれくらいにして本題に行きます、まずは8/21までの株価進捗を確認してみましょう。
こちらの図は、今回の決算ラッシュで高得点を取った銘柄をピックアップし、決算翌日に寄り付き買いしたとしたらどのように推移するか?という表です。
現在はご覧の通り、+3466で108.53%のプラスとなっています。
本当に何も考えず、アホになって翌日に寄り付き買いしただけでこの結果ですから、もしこの検証の最終結果が恐ろしい利益を生んでしまったら、散々儲かる銘柄を探し続けてきた今までの苦労があじゃぱ~、です。。
まぁもちろん、そんなうまくいくと思っていません…いや、いくかもしんないけど、いかないと仮定しないと努力しなくなっちゃうからねw
と、いうわけで、株価位置の得点である、10点、15点、20点をそれぞれグループに分け、各銘柄が決算後、どこまで一時的にでも安くなっていたかを調査してみました。
株価位置10点グループ
まずは株価10点グループの集計です。
該当銘柄は4つで、ご覧の通りの結果でした。
株価位置が若干悪いと、決算後すぐにも関わらず約10%もいったん下落してしまうようですね、これは貴重な情報だ(クラピカw)
すなわち、株価位置が10点の銘柄は『翌日飛びつき買いは絶対NG』と言えそうです、何なら空売りしてもいいくらいw
さぁ続いて、株価位置15点の銘柄を見てみましょう。。
株価位置15点グループ
10点グループと比べると一目瞭然に安値の幅が狭くなりました!!
これで『株価位置がそれなりの場所にある銘柄は安くなりにくい』ことがほぼ決定的になったんじゃないかな。。
ただし、これが直接収支に影響あるかはまだわかりませんが、仮に決算翌日の飛びつき買いをしても傷は浅いと言えますね。
最後に20点グループの表です、最高得点のグループなので当然、最高の結果になってもらわないと…どうでしょうか?
株価位置20点グループ
うん。。
平均値こそ15点グループに若干負けましたが、中央値が勝っており、安値がゼロ(決算翌日寄り付き値から1円も下がっていない)の銘柄も4つありますね。
15点グループと、思ったよりは明確な差は出ませんでしたが、概ね期待通りの結果と言えます、やはり今後この企画を追いかける価値はありそうですね。
ただ、差が大きいのもちょっと気になるので、その辺はまた原因を調べてみたいと思います。。
まとめ
それでは今回の分析のまとめです。
- 株価位置15点、20点の銘柄は、決算翌日に買って問題なし!!
- 株価10点以下の銘柄は最低でも10%は下がってから購入検討せよ!!
現在の段階で分かっているのはこんな感じですね。
無論、次回決算、いわゆる3か月後までのほったらかし中期投資がこの企画の趣旨なので、各銘柄、今後大きく差がついていくと思います。
しかし、購入段階での買い方も中期投資にとっては大事なことなので、堅実なロジックを構築するうえで決算後どこまで押す可能性が高いか?は、今後もしっかりと追っていくつもりです、早まった買いからの含み損は精神衛生上も良くないですからね~( ;∀;)
最後にまた同じ事を言うようですが、この投資法は普段長期投資しかしてない人にぜひ取り入れてほしいと思っています。
”買ってほったらかしして配当や優待をメインに複利で増やしていく”
この考えは賛成です、わたくしもメインはこれです。
しかし、この手法の弱点は『相場参加の経験値がなかなか増えない』ことと『圧倒的に資産の増加スピードが遅い』ことです。
ほったらかしは楽ですが、短期や中期のトレーダーよりも相場と向き合う時間が少なく、経験値に大きく差が付きます(ここで言う経験値とは、長期投資用銘柄を買う際の銘柄選定眼のことです)
そして、以前にも書いたのですが月に5万円の投資を3%で運用して複利で増やしても30年後に得られる資産は2450万円です(税金除く)
これが多いか少ないかは人によりますが、わたくしの推奨は『老後も投資資金に手を付けない生活を目指す』なので、配当金が2450万円×3%で73万円、税引き後の年額は60万円にもなりません(月に5万円てところでしょうか)
年金が大幅に減ると仮定するとこれでは全然足りませんよね?てことで、長期8割:中期2割くらいのバランスで相場に臨めば、必ずどちらの投資法にもプラスに働くし、資産増加スピードも上がると思います(バンドが長期でソロ活動が中期なイメージww)
長くなってきたな…こういう説教爺さんみたいな記事はまた別で書くとしますw
というわけで、中期投資をやってみたいという人、手法の軸がブレブレでどれもうまくいかないという人、自分で探すのメンドクセ~って人などなど、ぜひこの手法が結果を残せることを期待してください、そして応援してください、その辺のうさんくさい投資手法よりもよほど理にはかなっていると思いますよ♪
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