人の行く裏に道あり花の山
2020年10/22現在、相変わらず株探さんの人気テーマの欄にはIT系が並んでいます↓
短期で利益を上げようと思えばこれらを追うのももちろん良いのですが、軟調になった時の被弾もこれまた大きいものです。。
しかし、このほとんどの投資家がITというテーマに目が行っている今は逆にチャンス!!
というわけで今回は、今は軽視されがちなIT以外のテーマにフォーカスして、今のうちに仕込んでおきませんか?といった啓蒙内容となります。
ただしあくまで個人的な考えなのでくれぐれも盲信はおやめくださいねw
お題としては『今、仕込むと面白そうなテーマ3つ』を銘柄も添えてご紹介しようと思います。
テロ対策関連
日本では滅多に起こらないテロ行為。。
一般的には警察の仕事ではありますが、各地のイベントなどの警備は一般の警備会社がメインとなるでしょう。
警備会社の需要は近年どのように推移しているのでしょう?
警視庁生活安全局生活安全企画課の『令和元年における警備業の概況』を調べてみると、以下のような推移となっていることがわかります。
警備業者の売上高は年々右肩上がりであり、雇い主である法人の安全志向が見て取れます。
何かあった時に取り返しのつかない事態になることを未然に防ぐ意識だけではなく、世間体も重視した結果であるとも推測されます(警備を付けないとエンドユーザーからクレームが入る可能性ありますしね)
そして来年には開催されるか否か、不明ではありますが一大イベント、東京オリンピックも控えております。
ただし、令和2年はコロナの影響で各地のイベントなどは軒並み中止になっており、また人の動きも鈍くなっていることから、おそらく決算はかなりの苦戦を強いられることでしょうね。
というわけで、決算後の急落は天与の仕込み場、ぜひとも監視をお勧めいたします。
おすすめ小型株銘柄としてはわたくしはトスネット(4754)を推したい。
3Q発表時にコロナの影響で大きく業績の足踏みを起こしており、株価は軟調に推移している。
11/12に4Qの発表を控えており、その際に来期予想が発表されるわけですが、その後の動きを見てから適切な位置でINしたい(先回り買いはギャンブル性上がるので非推奨)。
配当利回りが現在で2.7%&優待もあり、低時価総額(43億円)で高財務なので長期保有もOK。
いずれにせよ今後、枯れることの無い警備というテーマは将来性に安定感があっておすすめです。
日本の治安も景気とともに悪化していく懸念があり、それらも警備会社にとって追い風であるのは皮肉なものですね。。
ICT教育関連
ITじゃねぇか!?w
という突っ込み、ごもっともです、ITですねw
ただ、テーマとしてそれほど今は注目されていないと感じ、紹介することにしました。
それと、色々と調べているうちに、日本で遅れを取っている分野のひとつに教育現場におけるICT(情報通信技術)がハッキリと浮き彫りになりました。
戦後から変わらない教育現場、生徒が座って黒板を背に講義する先生を見つめ、ノートにメモしていくスタイル、これいつまでこのままでいるつもりでしょうか?
そろそろ時代に適したスタイルで、時代にマッチした学習道具で未来の日本を背負って立つ子どもたちを義務教育段階から変えていく必要があるとヒシヒシと感じます。
今後のスタイル変化として予想できるものと言えば…
①:教科書やノートはなくなりタブレット化(これでランドセル不要)
②:AR(拡張現実)を使い、実体験が可能に(歴史、化学、言語学習などに有用)
③:ITに特化した授業の誕生(プログラミングや基礎知識の学習)
この中で①はおそらく近い将来実現されるでしょう、②もARの進化と共に実現される可能性は高いと感じます。
諸外国の教育現場の状況をすべて把握はしていませんが、少なくとも黒板に向かってノートと鉛筆を使うような授業風景は今後無くなっていくと思われます。
そこで、小型株の紹介ですがわたくしはクシム(2345)を推したいと思います。
主に企業向けのeラーニングシステムなどを提供している会社ですが、ゆくゆくは教育現場にも関与していくのでは?と予想、若干の先物買い感はありますが、もし教育現場との関係が今後なかったとしてもかなりの確率で株価は上昇するのではないか、と考えます。
時価総額50億、財務良し、チャートも200MAをベースにしっかりと上を見ていける形ですね。
ぜひ人気化する前に購入検討してみてはいかがでしょうか?ちょっと時間は掛かる可能性高いですけどね。
特殊詐欺関連銘柄
若干ピーキーなテーマにはなるが、近年の詐欺事件は非常に巧妙化しており、景気が悪くなれば詐欺事件は益々増勢の一途をたどるでしょう。
詐欺事件として最も身近な存在といえば『迷惑電話や勧誘、オレオレ詐欺』といった電話を用いた詐欺でしょう。
1人1台携帯電話を持つ時代であり、誰しもが被害者になり得る電話を用いた詐欺行為を撲滅すべく展開されるサービスは、今後は飛躍的に需要が増すと考えます。
ここで紹介したい小型株は、トビラシステムズ(4441)です。
売上高、営業利益共に素晴らしい勢いで伸びており、高財務、20年10月から初配も開始と、これからの期待度が半端じゃない銘柄です。
若干これもIT銘柄では?とも思いましたが、株価はITの波に乗っておらず、非常にお買い得感が出始めています。
PERが約63倍、信用買い残が32万弱溜まっており、上値は重そうに感じますが、次回4Q決算である12月初旬には必ず決算結果と来期予想を確認し、様子を見て保有しておきたい銘柄です。
まとめ
以上3項目に3銘柄を紹介いたしましたが、現状では小型株は調整色が強く、いきなり購入はかなりのリスクが伴います。
しかし、調整完了からの上昇時にはまず、期待値の高い順から値を戻す傾向があるので、監視銘柄さえ間違えなければ、かなりの確率で短期でも長期でも良いタイミングで良い銘柄を購入することができます。
話題になるテーマは循環する傾向にあり、次に来そうなテーマを先回りし監視しておくことは、勝率の上昇だけでなく、現在のテーマを追って被弾する確率を下げることにもなり、相場巧者になる第1歩だと思います。
テーマから外れている上記3銘柄はその中でも今後特に期待ができそうな銘柄を集めたつもりです、ぜひ監視銘柄に加えていただいて、動向を見守ってみてくださいね。
コメント
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