理論株価から銘柄を探す

理論株価の説明

『理論株価』とは“資産、利益、成長”の3つから導き出す株価の算出方法です。

よく雑誌などで目にするこの理論株価ですが、もちろんすべてがバランスよく評価されるはずもなく、理論株価とは相当乖離した銘柄もかなりの数見られます。

例えばコロナショック時などでは、“資産”の面が注目されるし(倒産リスクの大小)リスクオン相場では“利益、成長”などが注目され、理論株価よりも高いから割高だ、理論株価よりも激低だから割安だ、といったことに100%なるわけではないのです。

他にも”個別材料”や”信用倍率”、”売上高の予想”などの心理面でも株価は日々上下することになります。

そこで、例としてわたくしがおすすめしている銘柄を理論株価の観点から分析してみました。

加えて、理論株価を調べるにあたり、大変お世話になっています理論株価Web様の導き出した理論株価も併せて紹介したいと思います。

おすすめ銘柄の理論株価

左から

  • 銘柄名..銘柄の名前
  • 証券コード..4桁の証券コード
  • 売上高伸び19~20年予想..2019年~2020年予想売上高の増減を%表示
  • EPS..1株あたりの利益。1株にどれくらいの価値があるかの指標
  • ROE..会社の経営手腕を見るために表に採用
  • 信用買残-売残..多ければ売り圧力となり株価上昇の妨げになる
  • 材料期待度..☆5個で採点、個人的な材料への期待度です
  • 5/1株価..2020年5/1までの株価です
  • 理論株価Web様予想理論株価..サイトから調べて転載させて頂きました
  • ふくりん予想年内最大株価..年内に一瞬つける可能性のある年初来高値の予想株価。完全に独断と偏見w

ご覧の通り、現株価と理論株価で結構な差がついているものが結構ありますね。

やはり長期投資であれば”成長性”を最重視するべきだとは思いますが、ポートフォリオを成長性期待の株ばかりにしてしまうと、全体暴落時にとんでもない売られ方をしたり、同じことを考えている人が多いため、信用買い残がかなり溜まっていたりします。

そこで、理論株価から激しく乖離している割安株(+高配当)を、自身のリスク許容度と比較してポートフォリオに組み込むなどの工夫も必要です。

例えば、長期投資と言えど積極的にリスクをとっていける方は、成長株7:3割安株としたり、安定した高配当株中心で運用したい方は、成長株2:8割安株としたりなどです。

理論株価を応用する

上記の図にある銘柄で最も乖離があるのは和井田(6158)です。

理論株価と比較すると現在の株価は1/3以下となります。

では、今すぐ購入した方がいいだろう、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、前述したとおり、短期的に見れば株価の上下は人気や相場参加者の心理に影響されることが殆どです。

万年、割安で放置される銘柄もあり、その原因は人気のなさ成長性に懐疑的だったりという理由が大きいです。

和井田に関しても20年の決算予想は売上高が減少に転じていることや、今はトレンドに乗っていないなどの原因があります(コロナショック前の株価が1700円程度だったため、その辺りが市場の評価だったのでしょう)

しかし、全体暴落時にこういった理論株価の高い銘柄は値下がり圧にも強く、一定の水準まで回復する可能性も極めて高いです。

では、現在の最悪を脱した株式市場にて理論株価を応用して銘柄を探すにはどうすれば良いか?一例をご紹介します。

まずは何と言っても、コロナショックに影響を受けにくいであろう業種のピックアップです。

IT系、生活必需品関連の小売り業、物流、空調関連などの他に、アフターコロナにて売り上げを伸ばしそうな業種。

難しいですが例を挙げると…

  • 電車、バスなどを避けての自転車通勤が増えるかもという期待から自転車関連
  • 家での強制待機を余儀なくされていることから、インドアの趣味に目覚めた方も多いと思われるため、ゲーム、書籍、PC関連、その他趣味に付随するもの
  • 運動不足の方も多く、外に出て体を動かす機会が増える可能性から、運動服やその他一式、スポーツジムやフィットレス関連の経営業種

などなど(あくまで一例です、的外れのものもあるかもしれませんw)

こういった銘柄で理論株価の高い銘柄をピックアップし、ふるいにかけます。

続いてはやはり売上高の順調な伸びが確認できる銘柄。

純利益や経常利益は人件費やその他要因で上下することもありますが、何よりも成長している証明として信頼できるのは売上高の伸びだと思っています。

出来れば銘柄を深堀する際に、強いセグメントや材料などもチェックしましょう。

こういった要素から銘柄の成長性を分析し、購入を検討すれば失敗の可能性も低くなると思われます。

まとめ

もし、更に分析を詳細化したいという方には

  • 浮動株の数量(特定株の比率が多い銘柄の方が市場に出回る株数が少ないため、1株当たりの価値はより高まります)
  • 過去のIRのチェック(株主に対して積極的か?)
  • 四季報の評価(出来れば過去をさかのぼるとgood)

なども評価基準に加えて更にふるいにかけるといいでしょう。

確実に理論株価との乖離があるものの中には、お宝株が眠っています。

是非、その中から会社の成長を感じ取って、文字通り先回り買いが出来る様になれば、株式市場においてこれほど優秀な能力はないでしょう。

理論株価Web様のサイトを是非参考にしてお宝株Getに励んでみてくださいね。


<<参考サイト>>

理論株価Web