① 各指標
PERは8.2倍、PBRは2.72倍と、PERは割安。
ROE予想は33.5%とかなり高いが、負債との兼ね合いもあるので参考値としたい。
自己資本比率39.8%と、有利子負債648百万円、流動比率(流動資産/流動負債×100)は130.7%とギリギリ合格水準。。
配当は無配、まだまだ配当に回す資金の余裕は無さそうなのでしばらくは期待薄か?
ここは何と言っても時価総額32億円という超小粒銘柄であり、今後の化け方によってはえげつない株価の高騰が期待できる。。
決算などから将来性や安定性を読み取る事ができれば、キャピタル狙いとして面白い存在になるかもしれない。。
② 四季報評価
四季報は『堅調続く』で当企業を評している。
コールセンターの運営受託やコンサルがメイン商材のようだ。。
ん~~~~~~~….微妙。。
これだけを見ると将来性において大きく業績を拡大出来そうな予感はしない。。
PERが8倍の状態であることもこの時点で少し納得せざるをえない、まだわからないけど。。
しかし超低時価総額なのはやはり少し魅力だ、一部の投資家はここに一抹の期待を寄せているのだろう。。
③ 業績推移
売上高は横ばい、利益は今年から安定しそうな予感はするがまだ余談は許さない。。
それよりも気になるのは24年3月の売上高予想が22年から10%程度しか伸びていないこと、これでは投資家は手の平がくっついて離れなくなるほど祈ることしか出来ない。。
優秀な投資家とはギャンブラーではなく、いやギャンブラーの側面もあるのだけれど『ギャンブル要素をどれだけ排除するか?』に注力し、長年安定したパフォーマンスをいかに発揮できるか?に能力差が出ると思っている。。
2年後に10%しか売上高が伸びない予想の銘柄に、優秀な投資家はなかなか命の次に大事な軍資金をつぎ込むことはしないだろう、ましてや無配である。。
PERが低い状態で放置されている銘柄には必ず理由がある、個別株初心者の方には是非とも知っておいて欲しい理屈だ、頑張れ駆け出し投資家!!負けるんじゃねぇぞ~!!(駆け出し投資家応援隊なので熱が入ってしまいましたw)
④ 直近決算
今期予想は572百万円で、前年比+5.3%。
直近決算は1Qで107百万円、前年比+50.7%の良い滑り出しだ。
ただしエクセレント!!というほどでもない、通期予想からするとむしろ普通より少し良い程度と言える。。
はっきり言ってこれだけではまだわからない、せめて2Qを見てから判断すべきだろう。。
現状では株価にさほど影響はないと予想する、2Qまでの間少し強く推移するかなぁ、程度か。。
⑤ 各セグメントの業績
セグメントは2つに分類されるようだ。
・IT&コンサルティング事業
・アウトソーシング事業
各セグメントの売上高前年比は以下の通りだ↓
・IT&コンサルティング事業 +6.5%
・アウトソーシング事業 -0.4%
各セグメント毎の売上高比率は6:4となっており、利益比率に関しても大体6:4の比率だ。
短いのでセグメント毎の説明を抜粋しよう↓
うん、内情がさっぱりわからんw
例えば部下がこのような報告をしてきたらあなたはどう感じるだろう??
『もうちょっと中身ちょうだい♡』と笑いながら(目は笑っていないw)部下に優しくささやきそうだw
こちらの会社、IRは割と積極的に発表しているのだが、なぜこんなに決算書はあっさりしてるのでしょう?
前回決算では1ヶ月遅れで決算説明資料を発表しているので、それを待て!ということなのだろうか?
まぁこれはこれで良しとして、前回の決算説明資料にて成長可能性に関する資料があったので抜粋してみた↓
結構ごちゃっとしているが、どうやら24年3月には経常利益を6.9億円にする目標のようだ。。
もしこの目標が達成されるのであれば、ざっくり計算するとPERは約6.5倍になる。。
DXへのある程度の期待はあるので株価の伸びしろとしては+500円上限といったところか、少し弱いかな。。
しかし、そこからの成長性は疑問符がつくものの、やはり株価としてはある程度上下しながらもなんだかんだ上を目指す…そんな予想としたい。。
個人的には2Qの結果を待ちたいが、まぁ悪くないかな…という評価に若干変更とする。。
ただ、前回決算説明資料を見ても期待を増長させるような内容ではなかったので、積極的な買いという意味ではあまりおすすめは出来ない。。
最後にチャートから今後の株価を占ってみようと思う。。
⑥ 週足チャート
2021年10月頃から株価は上昇気流に乗り、一時は1600円まで上昇したようだ。
おそらく21年10月は業績上方修正が発表されてのもののようだが、やはり株価はある程度オーバーシュートするまで気が収まらないらしいww
そこからは徐々に値を下げ、75MAで反発したが暫くヨコヨコを繰り返しているところだ。。
まず気になるのは200MAの角度、ほぼ横向きであり、ここから上がるまで時間がかかりそうなのでもう暫く株価はヨコヨコの時間調整をしそう。。
従って株価は上を基本的に目指すと考えると、75MAを若干くぐったところは絶好の買いポイントとなるだろう、わたくしならば無理に買いたいとは考えないのでそこまで落ちるなら拾う、程度のスタンスになる。。
ただし前回の1600円を超えるにはかなりのカロリーを要するため、ダブルトップまで運良く行けば確実に利確をおすすめする。。
条件付きではあるが、監視に入れても良さそうな銘柄なのは確かだ。。
⑦ まとめ
おすすめ度は『価格次第では買う!』とします。
時価総額が低いので面白い銘柄ではありますが、現状の分析ではそれほど琴線に触れませんでした。。
ただしどこかを子会社にしたり、新たな事業に着手したりなどの進展があれば投資家の人気は集まりそうです。
株価の行く方向だけでも決算書を見るとある程度予想できるので、やはり決算書は投資家として見るべきだと思いました。。
わたくしも最初はアレルギー出まくりましたが、慣れるといつの間にか克服してました。。
とは言えやっぱり大好きな漫画読んでた方が遥かに楽しいですけどね(今はファブル続編に夢中ですw)
※紹介したデータは2022年8/10現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。
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