小型株詳細分析 ウェーブロックホールディングス (7940)

雑記

① 各指標

PERは12.39倍PBRは0.32倍と割安、特にPBR。。

ROE予想は1.7%と激低。

自己資本比率は58.3%と問題なし、流動比率(流動資産/流動負債×100)は問題なし。

配当は30円/年で利回りは4.9%とかなりおいしい!!

ROEがとにかく低い、ご存じの通りROEは経営効率を判断する指標で、外国人が好むと言われている(だいぶ古い情報なので今は知らないw)

しかし、その他は優秀で特に配当利回りは激ウマのウ~マウマ。

明るい材料を見つけ次第、来年のNISAにでもぶっこんでやる予定です、さぁ分析やいかに!!

② 四季報評価

四季報は『底離れ』で当企業を評している。

文章の中で特に面白そうなのは地中熱の省エネ空調システム。

地獄の様な夏が今後も続くと思われるので、空調のコストは企業様どこも気になっていることでしょう。

その他は…あまりピンとこないかなぁ。。

③ 業績推移

売上高が22年からガクンと落ちている。

これは四季報にもあったように、壁紙事業の撤退によるものだろう。

しかし、そこからは徐々に盛り返しており、25年にはかなりの利益回復を見込んでいるようだ。

現状のPERからすると、現株価は結構安い水準なのでは?とここまでの分析では思う次第だ。

むしろこれ以上下がるなら利回りが5%に突入し、目をつぶって買いに行ってしまいそうだw

④ 直近決算

今期目標は660百万円、前年比8%の減益予想となっている。

しかし直近決算では会社予想を大きく越え、早くも通期目標に肉薄している。

昨年の3Q以降の業績を見るとあまり伸びは期待できないが、赤字でなければ通期目標は余裕でクリアできるだろう。

次項の決算詳細に注目である。

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは2つのようだ。

・マテリアルソリューション事業
・アドバンストテクノロジー事業

双方の売上高前年比は以下の通り↓

・マテリアルソリューション事業 -2.1%
・アドバンストテクノロジー事業 +24.6%

2つのセグメントの売上高比率は77:33でマテリアルソリューションが8割弱を占める。

アドバンストテクノロジー事業の方は赤字となっている、詳細は以下の通り↓

何のことだかよくわからないのでHPをチェックしたところ、キーレス自動車のハンドルやバックサイドカメラ近くのパーツに使われる『金属調加飾フィルム』の事らしい。

車に採用される商材なので、上記のような説明になっているようだ。

10/31に上方修正を発表しているが、売上高は減少、為替差益による大幅な利益の増加という内容だ。

続いては決算説明資料から両セグメントの説明部分をチェックしてみよう。

まだ経験値の蓄積が足りないので、大型案件は今後に期待!!そんな内容ですね。

次の画像を見てみよう。

こちらは割とネガティブに見える。

中国市場の不振は影響が大でしょう、目下の目標は何とかして赤字をなくしたいところ。

それ以外は特に目を引く資料はなかった。

現状を総評すると、これ以上の株価下落はある程度可能性は低いと考える。

しかし、未来に期待のできるものも確認出来ないので、株価の大幅な上昇は見込み薄。。

しかししかし、配当利回り5%弱はとてつもなくおいしい。

よって評価は『買い寄りのニュートラル』としたい。

来年の新NISAにとりあえず放り込んでおいて損はない、そんな印象だ。

⑥ 週足チャート

とりあえず底は脱した感のあるチャート形状。

しかしだからといって1000円を目指せるようなものでもないので、200MAは暫く厚い抵抗としてそびえ立つだろう。

毎日の株価を気にしたくない、配当はたんまり欲しい!!

そんな人は買ってしまって問題ないのではないかな。。

⑦ まとめ

おすすめ度は『新NISA放置インカム銘柄として買って良し』とします。

価格も買いやすく、下落したら更に買い増しやすいところもGOODです。

しかし業績の安定感は若干怪しいですし、為替の影響も大きそうなのであんまりたんまり買うのはおすすめしにくいかなぁ~~。。

配当利回り5%ってさ、20年持ち続けたら配当金分だけでタダ株になるんだよね。

減配がなくNISAでの非課税が前提条件ですけど、こういう銘柄をたくさん集めて株価を気にしなくて良い精神衛生上良い投資を最終的には目指したいですよね。

1日10回は株価チェックするって方、ちょっとお熱が過ぎるので一度銘柄見直した方がいいかもしれませんよ。

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