銘柄詳細
ヤマダホールディングス 9831
株価:528円 (2020年10/2引け値)
来期配当予想:10円
配当利回り:1.9%
株主優待:券面500円の商品値引き券6枚(3000円分)。使用は、合計1000円(税込み)以上の現金による買い物につき1枚利用可能(例:2200円買い物すれば2枚(1000円分)使用可能で、お会計は1200円になる)
ただし、使用期限が半年である事、3月権利で2枚、9月権利で4枚とバラけて送られてくるので注意が必要(つまり一度に3000円分は使えない)
なお3月期は100株以上を1年以上2年未満継続保有することで3枚、2年以上継続保有で4枚追加される。
9月期は1年以上継続保有で1枚追加という若干のややこしさがあるが、100株で2年以上保有すれば5枚追加の合計5500円分(3月期3000円分、9月期2500円分)になりますよ、という事です。
優待含めた総利回り:7.6%(2年以上保有すれば12.3%に跳ね上がる)
家電量販店最大手。売り場面積3000平方m超の郊外店で急成長。スマートハウス事業を育成中
四季報より
採点
売上高変化率:7点/10点
何だかんだ言って右肩上がりだ、素晴らしい。また経常利益も来期からグンと伸びる予想で心強い。
財務健全性:5点/10点
自己資本比率51.5%、有利子負債238556百万で負債が多い。具体的には”支払い手形及び売掛金”と”短期借入金”が増えている。
株価位置:7点/10点
200MAよりも下で推移しているが、ここ5年間でも上は700円、下は400円と値幅は300円しかなく、大きな変動が無いので、中央値の550円よりも下であれば問題ないと見る。よって現在値は購入検討大いにありだ。
PER:6点/10点
17.48倍、PBRは0.73倍と高利回りを考えれば割安水準だ。
ROE: 3点/10点
予想ROEは4.0と高くはない
決算内容:6点/10点
直近は1Q発表で24247百万と前年の7654百万、コンセンサス予想の7818百万をも遥かに上回る素晴らしい決算だが、通期目標もそれなりに高いので達成は予断が許さない。仮に今冬、またコロナの大流行などが起これば店舗販売がメインの家電量販店は相当なダメージを被るだろうことも考慮に入れておきたい。
業種:5点/10点
可もなく不可もない業種だろう。しかし、大塚家具やヒノキヤGを取り込み、業態を地道に変化、向上させようと努力している点は評価出来る。
信用倍率:10点/10点
信用買い残1054800、信用売り残9385800ととんでもない売り長で満点
総評
総得点49点/80点で、株価の大幅下落、経営が傾くなどの心配はあまりなさそうなので購入検討余地は十分と見る。
何せ、2年以上保有すれば総利回りは12.3%にも達し、減配や優待改悪がなければ購入から9年弱で元が取れる計算だ(最初の2年は7.6%強なので)
優待使用での注意点は『3.9月に分けて送られてくる上に有効期限は半年』『現金でのみ使用可能』『ネット上では使えず実店舗に出向く必要がある』の3点だ。
保有の上で最も不安な点はすかいらーくの様な『大幅優待改悪』だろう、こればかりは分からない。
売上高の推移は問題なさそうなので心配ないが、懸念点は取り込んだ会社が業績寄与できるかどうか、である。
また、100株以上購入しようとしても、優待に影響が少なく、仮に500株保有した場合、総利回りは2.3%と大幅に落ち込み、メリットがほぼ消える。
従って当銘柄は“100株はマストバイ、100株以上は買わない”ことをお勧めする。
また、近隣にヤマダ電機が無い場合は、優待券買取のサイトもあるので無駄にはならないだろう(20%程度値は落ちるが)
以上のことから、家族全員で証券口座を開設し全員で100株ずつ購入することをおすすめしたい、また配当額は大したことないのでNISA枠を無理やり使う必要もないだろう(今後の大幅な増配もあまり期待できないので..)
ご家族皆さんで当記事をご一読いただき、検討材料にしてみてください。
スマホ充電器の買い替え、日用品、新作ゲームなど、今の家電量販店は使い道に困ることはおそらく無いと思います、メジャーなものであれば..(自分もネット通販と使い分けてます)
コメント
[…] 第1位 人気優待銘柄分析① ヤマダホールディングス(ヤマダ電機) […]