人気優待銘柄分析③ 吉野家ホールディングス

雑記

銘柄詳細

吉野家ホールディングス 9861

株価:1973円 (2020年10/2引け値)

来期配当予想:0~10円 (今回は無配にて計算)

配当利回り:0%

株主優待:100株保有でグループ店舗にて使用できる1枚300円飲食券を6000円分(2月3000円、8月3000円)で、有効期限はほぼ1年間。
1000株、2000株保有により取得枚数が増える。

優待含めた総利回り:3.0%(100株保有時) 0.6%(2000株保有時)

牛丼の老舗、国内2位。収益柱『吉野家』を全国展開。うどん、すし等も。ステーキは20年2月譲渡

四季報より

採点

売上高変化率:2点/10点
21年2月は大幅な落ち込みの予想

財務健全性:4点/10点
自己資本比率32.2%、有利子負債57623百万。
借入などにより現金は327億円あり、問題はなさそうだ。

株価位置:5点/10点
200MA上におり、人気も考えるとこれ以上の下落はあまり考えにくいか。

PER:0点/10点
赤字予想なのでPERはマイナスだ。PBRも2.67と良くない。

ROE: 0点/10点
予想ROEは-21.0と大きくマイナス。

決算内容:3点/10点
直近は1Qで-4273百万。
下方修正により、通期予想が-7800百万と見込んでいるが、決算書を読むと吉野家に限って言えばさほどマイナス幅は大きくなく、感染対策費などの諸経費の増加が大きく、よほどのことが無い限り下方修正通り、もしくは上回っての着地となるのではないか。

業種:4点/10点
アラサー以上の方にとっては『牛丼は吉野家』という意識は結構根強く、今後も熱烈な支持を受け続けると予想。
また昔よりもメニューが充実し、飽きさせない工夫も随時行っている。
わたくしも吉野家は牛丼というより吉野家という分野の食べ物だと思っており、無くなったら猛烈に悲しい。。

信用倍率:7点/10点
信用買い残355900、信用売り残250300。
こちらも含み損連中のナンピン買いかな?

総評

総得点25点/80点で、ギリギリ購入検討OKな状態だ。

まず、株価位置が良く、200MAをしっかりとジャンプ台にして上に行きそうな形ではある(現状は若干ジャンプ台にめり込んではいるが…w)
また、配当は今回無配で計算したが、5円でも出ればボーダーラインの3%を上回るので期待したい。

前述したがグループ内売り上げで吉野家のみで着目するとそれほど悲観的な事はなく、世帯が苦しくなればなるほど吉野家のテイクアウトを利用するお母さんは増えるだろう。
優待の使い勝手(1枚300円というのは地味に好印象)も良く、吉野家をよく利用するサラリーマンの方などは迷わず購入しても良いと言える。

懸念点は『ライバル店の存在』『オフィス街などの永続的な売り上げ低迷』の2点。

細やかに調査したわけではないが、10代、20代の若者には圧倒的にすき家の人気が高く、今後何か手を打たないとその差は広がり続ける事だろう(現在のシェアはすき家、なか卯のゼンショーが50%、吉野家27%だそうです)

また、店舗を構える商売全般に言えるが、業態変化アミューズメントのオンライン化の波などにより、街行く人の絶対数は確実に減少していくだろう。
その中でも特にテレワークの影響はランチ、ディナーの習慣を大きく変えることになりそうなのが心配の種だ。

確実に言い切ることは出来ないが、優待の廃止は無いと思われるので、利用することが多い方であれば是非とも購入検討して頂きたい優待だ。

コメント

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