IT銘柄の出遅れ株を探せ①

雑記

コロナの影響が軽微で、むしろ追い風にすらなっている会社もある『IT銘柄』ですが、既にかなりの銘柄が株価高騰してしまっています。

しかし、IT系の業種は今後も多種多様な方面から必要とされると思われ、株価が高騰したからといって監視をやめることは非常にもったいないと言えます。

そこで、今回はIT銘柄の中でも比較的割安で出遅れている(株価の安い)銘柄をピックアップし採点してみようと思います。

ピックアップ条件はこちら↓

  1. 2020年8/25現在、PER20倍を割っている東証全市場から時価総額300億円以下の銘柄抽出(株探さんのサイトを利用させて頂きました)
  2. 採点内容はおすすめ決算銘柄紹介と同様の方法で採点(決算内容40点満点、株価位置20点満点、信用倍率20点満点、業種20点満点)

なお採点内容は誠に勝手ながら独断にて行っております、あらかじめご了承願います。。

検索してみると相当な数がヒットしましたので今回は前編とさせて頂きます、ちょっとした軽い深堀りもやりたいですしね。

では一覧表をご覧ください↓

全体を見ると、やはり株価位置が満点の銘柄はわずか1件しかなく、信用倍率が満点のところ(売り長のみ満点の採点基準です)はありませんでした。

そんな中でも、75点以上のところは個人的には監視対象にしたいと思っています。

ではせっかくなので75点銘柄をひとつひとつチェックしてみましょう。


ソフトMAX 3671 75点

Web型電子カルテを主力とした総合医療情報システムを開発。九州地盤、東日本を重点開拓

四季報より

クラウド対応Web型電子カルテの稼働実績が合計684施設となっており、今後のスタンダードになっていく期待感がありますね。

売上高も年々右肩上がりであり株価位置も買いやすく、長期で保有したくなる銘柄です。

ただ、配当が19年12月から年12円と半減してしまっており、株主還元に力を入れてくれれば更に株価に安定感が増すと思われるので、期待したいです。

ヴィンクス 3784 75点

小売り・流通向けソフトを開発。イオン関連取引が柱。同じ富士ソフト傘下企業と13年に合併

四季報より

何と言ってもPOS導入が期待度大で、キャッシュレス機能がデフォルトになりつつある世の中で、入れ替え時に採択される可能性も高いでしょう。

また、コロナ対策のAI体温検知ソリューションも展開しており、こちらも導入する企業は多そうです。

ただ、飲食店や実店舗はコロナの影響で新規開業が激減する可能性は高く、新規にPOS導入する機会が減ってしまう点は懸念点ではあります。

大和コンピューター 3816 75点

基幹系業務ソフトの開発会社。大塚商会とSCSKが有力顧客。クラウド強化。i農業育成中

四季報より

農業事業へのクラウド導入に期待したい銘柄。

ITを駆使できるようにインフラを整えれば、若い世代にも農業への積極性が生まれ、活性化につながるかもしれない。

また、このようなシステムは国外でも需要は高そうなので、グローバルな展開となれば、利益は更に跳ね上がると思われる。

気を長く持ち、長期保有目的であれば押し目を狙って購入したいところ。

売上高も毎年上がっているので(21年5月はほぼ横ばい予想)業績も安心感ありです。

サイバネット 4312 75点

富士ソフト子会社。設計用CAEソフト主力。ライセンス販売が約7割占める。自社品強化中

四季報より

自動車向けコンサルが懸念点だが、セキュリティソフトなどは今後も期待できるでしょう。

しかしながら特化した魅力は前述した銘柄よりも少ないように感じます。

ただ、配当金がまずまず高いので、押し目を狙って長期保有するには絶好の銘柄ですね(現状で3%弱の配当利回り)

5年チャートを見ても、BOXの動きなので、必ず押し目は来ると信じて監視する価値は大いにあります。


コロナ後、全投資家にあまねく知れ渡ったIT銘柄の旨味はしばらく続くとみられるので、更に大きな資金が入る前に先回り買いをしたいところです。

短期、中期、長期で狙うIT銘柄も大きく変化することでしょう、そのあたりの説明も次回に少し出来たらと思います。

今回は前編でした、次回後編をお楽しみに~~♪

コメント

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