人気優待銘柄分析④ キューピー 2809

雑記

銘柄詳細

キューピー 2809

株価:2317円 (2020年10/9引け値)

来期配当予想:40円

配当利回り:1.7%

株主優待:100株以上を半年以上継続保有した場合のみ、1000円相当のグループ商品券、3年以上継続保有した場合1500円分にグレードアップ。
500株以上を半年以上継続保有した場合のみ、3000円のグループ商品券、3年以上継続保有した場合、5000円分にグレードアップ。

優待含めた総利回り:1.7%(半年未満100株保有時) 2.2%(半年以上100株保有時) 2.4%(3年以上100株保有時)

マヨネーズ、ドレッシングで国内首位。サラダ、総菜を育成中。子会社にジャムのアヲハタ

四季報より

採点

売上高変化率:4点/10点
横這い状態

財務健全性:6点/10点
自己資本比率53.7%、有利子負債62319百万。
特に問題はないと思われる。

株価位置:7点/10点
200MA下におり、75MAを突破してきているので、面白い形だ。
ただ、月足が…(後述します)

PER:3点/10点
PER43.07、PBR1.4と割高水準だ

ROE: 2点/10点
予想ROEは3.3と低い

決算内容:3点/10点
直近は3Qで20943百万。
前年同時期よりも20%程度悪化し、かつコンセンサス予想の21308百万をもしたまわっているのであまり印象は良くない。

業種:3点/10点
外食産業向けの商品が今後も不調が予想されるので、浮上のキッカケは見込みにくい。
良い意味でも悪い意味でも一定の水準での安定感は抜群なので、悲観はしなくて良いが期待もしてはいけないだろう。

信用倍率:10点/10点
信用買い残62100、信用売り残160200。
完全な売り長で満点だ。

総評

総得点38点/80点で、現状での購入はおすすめしない。

2020年8/7に優待拡充という情報を基に、それ以上の事前情報を仕入れずにフラットな気持ちで分析したのだが、元々の条件が厳しすぎるのでこれは拡充とは言わない上に、優待としての魅力もそれほどない。

またPERも高く、チャートも週足では面白い形をしているものの、月足を見ると2017年から長い下降トレンドの真っ最中で、非常に買いにくい形をしている。

はっきり言って強めのカンフル剤が無い限り、いずれは月足ベースで200MA(1650円あたり)まではいつか調整が入るだろう。

株価上昇期待が出来ないのであれば、利回りが数倍も高いヤマダHDの優待をもらってヤマダ電機店舗でキューピー製品を購入した方が遥かにお得感がある。

現状は優待拡充(?)通期目標期待及び、来期業績予想期待による株価上昇中だとは思うが、おそらく上昇エネルギーは続かないだろう、貸借銘柄なので個人的には売りで入りたいくらいである。

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