2020年11/6おすすめ決算銘柄①

雑記

決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。

銘柄ピックアップ条件はこちら…

  1. 時価総額300億円以下
  2. 昨年通期よりも今期は増益予想
  3. 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
  4. 不動産関連は除く

採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。

採点項目と点数配分はこちら(前回とは配分が若干異なります)↓

  • 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
  • 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
  • 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
  • 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点

ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。

既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。

今回も数が多いので前後半に分けさせていただきますね。

それではどうぞご覧ください↓


今期通期予想が前年を上回っている銘柄


シミックホールディングス (2309) 65点/100点

決算内容 20点/40点
株価位置 25点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年2867百万⇒今期3100百万と8.1%増益予想

新薬開発の治験支援(CRO)国内先駆。業界首位級。医薬品受託製造や長期収載品承継事業育成

四季報より

CRO事業に関しては、継続的な需要は見込めるとは思うが、いかんせん相当な専門知識が必要な世界で、業績の行く末についてうかがい知れない部分が多く、残念ながら将来性や業績予想に対するコメントは極めて難しい。。
テクニカルだけで見れば完璧に買いどころであるため、ぜひ表に加えたかったが、業種分析に不明点が多いため、10点とさせていただいた、残念無念。。

通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄


宮入バルブ製作所 (6495) 45点/100点

決算内容 15点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 10点/20点

前年21百万⇒今期70百万と333.3%増益予想
今回は2Q発表で41百万58.6%の進捗、昨年2Qは15百万

LPG容器用バルブの老舗で業界2位。船舶用やLNG用も展開。低温液体用など分野拡大課題

四季報より

経費削減と助成金収入による増益なのでスルーで。。

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ネクストジェン (3842) 60点/100点

決算内容 20点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年-580百万⇒今期54百万と黒字転換予想
今回は2Q発表で167百万赤字縮小、昨年2Qは-313百万

次世代通信網(NGN)の制御システム開発会社。SIP(通話制御プロトコル)の先駆的存在

四季報より

収益性の高い自社ソフトウェアの売り上げ増と経費削減が赤字縮小に貢献したようだ。
売り上げは毎年しっかり伸ばしているので期待度は継続だ。
IoT関連の拡大を中期計画達成の中核に据えており、5Gにおいてもじわじわと拡大が期待されるので、監視はお勧めできる。
ただし赤字縮小ではあるが、大手を振ってお勧めできる水準の決算ではないため、今回の購入はまだ時期尚早だと思われる。

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ヒラキ (3059) 50点/100点

決算内容 15点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年481百万⇒今期630百万と31.0%増益予想
今回は2Q発表で490百万77.8%の進捗、昨年2Qは330百万

靴や衣料の通販を中心に、卸販売、小売店など展開。780円スニーカーなど超低価格帯に強み

四季報より

1Qで巣ごもり特需で印象的な好決算だったが、2Qにて明らかな失速、これは不安だ。
この手の小売り業はアフターコロナにおいても期待度は薄めとなるので、おすすめは出来ない。
配当は1.8%、買い物優待券2000円分もあり、株主還元はしっかり行っているので応援したい気持ちもあるが、しっかりと株価上昇&増配が期待できる銘柄かどうかを見極めたとき、どうしてもリストから外れてしまうだろう。。

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アートスパークホールディングス (3663) 60点/100点

決算内容 40点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 15点/20点

前年230百万⇒今期535百万と232.6%増益予想
今回は3Q発表で616百万115.1%の進捗、昨年3Qは265百万

車載向けソフトは競合の欧州カンデラ社を19年4月買収。イラスト制作ソフト販売が主軸に

四季報より

文句なしの好決算、3Qで経常利益は通期予想を超過した、が、株式評価損などの影響で純利益は下方修正された。
しかし、マンガ、イラスト、アニメ制作ソウフトウェア『CLIP STUDIO PAINT』がとにかく好調で、これ1本だけで相当な期待感がある。
売上高も19年12月期から一気に反映されており、PERがまだ22倍程度であることから、まだまだ上値余地は十分だ。
テクニカルで言うと200MAがまだ上向きになる前なので一気に上に行く可能性は低く、多少高値圏でBOXする可能性が高いので、しばらくは監視に徹する方が良いと感じる。

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昭和真空 (6384) 70点/100点

決算内容 25点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点

前期1234百万⇒今期1258百万と1.9%増益予想
今回は2Q発表で763百万60.7%の進捗、昨年2Qは585百万

アルバック系列。水晶デバイス製造装置でシェア9割。光学製造装置、圧電部品関連にも展開

四季報より

70点獲得!!
受注高は減少しているので手放しで喜べるわけではないが、コロナによる経済低迷が解消に向かえば更に売り上げは伸びると考えると、現状が購入のチャンスといえよう。
PERは11倍、PBRも1倍を切り、ここの特徴は何といっても昔から高配当銘柄として有名で、現状価格でも4.3%ある。
上方修正が出るかどうかは分からないが、おそらく通期目標は問題なくクリアすると読む。
全指標、業種、将来性から、長期でも中期でも悪くない銘柄である。

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globalbridgeHOLDINGS (6557) 75点/100点

決算内容 30点/40点
株価位置 25点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前期5百万⇒今期246百万と4920.0%増益予想
今回は3Q発表で167百万67.9%の進捗、昨年3Qは-84百万

東京都、千葉県、大阪府などで認可保育園を運営。障害福祉サービスや介護施設なども展開

四季報より

75点獲得!!
中身はICT事業が現状のけん引役のようだ。
保育&介護事業も、コロナが落ち着けば復調すると見ている、その上にICT事業の伸びは継続されるとなれば、今期も来期も期待度は継続される。
ただし財務が悪いので(自己資本比率14%、有利子負債6841百万)長期ではおすすめ出来ない。。

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電響社 (8144) 70点/100点

決算内容 25点/40点
株価位置 25点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前期754百万⇒今期1200百万と59.2%増益予想
今回は2Q発表で830百万69.2%の進捗、昨年2Qは183百万

家電商社で季節商品に強み。子会社の梶原産業で日用雑貨卸、大和無線電器で電子部品卸も行う

四季報より

70点獲得!!
巣ごもり特需による家電好調の恩恵によるものだが、今後はコロナの影響が薄まることでインバウンド関係の売り上げが戻ってくると思えば、通期目標にも期待は持てる。
ただしかなり不安定な予想しか立てられないのであくまで希望的観測に過ぎないことだけはご了承を。
防災用品などの品ぞろえも拡大していくとのことでこちらにも期待だ。
指標は問題ないが、出来高が死んでいるので例外として70点以上ではあるが表には載せないことにする。。

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テックファームホールディングス (3625) 60点/100点

決算内容 15点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点

前期226百万⇒今期460百万と203.5%増益予想
今回は1Q発表で-25百万赤字縮小、昨年1Qは-61百万

アプリや各種システムの受託開発を展開。整備工場向けや自動車部品・ガラス商向けシステムも

四季報より

業種としては以前から期待度の高い銘柄であるが、いかんせん株価が伸びない。
売上高もしっかり伸びているし、財務も問題ないのだが、信用が少々重い上に、個人投資家の期待度が高すぎるのかもしれない。。
殻を破った株価上昇を見られるまで、まだまだ時間が必要な銘柄なのかもしれない。。

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今回、70点以上の銘柄は3件(表に載せるのは2件)でした。

今回は特に評価が難しい銘柄が多かった気がします。

そろそろアフターコロナに向けた銘柄選定の重要性を高めていく必要があるので、今後はコロナによる特需の好決算に関しては少々厳しめに採点していきます。

ただし、コロナ特需であっても、今後もある程度好業績が継続しそうな銘柄に関してはきっちり高評価をつけていく必要がありますね、そこはかなり難しい。。

株式投資とはいかに未来の業績を見据えるかが半分くらいの重要度だと思っているので、株価低調であるにもかかわらず、将来性が良いと思った銘柄をいかに勇気を持って買い付けられるか、が勝敗の明確な分かれ目だと考えます。

決算チェックはそんな深慮遠謀の能力を養うのに相当有効なトレーニングの一つだとも思いますので、皆様もぜひ独自に評価点をつけてみてはいかがでしょう?

きっと無駄な取引がぐっと減って、かつ、自信のある銘柄でポートフォリオを埋められるようになると思いますよ、狼狽しなくなるから大きく利益をとれる可能性も高まりますしね。

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