小型株分析60 東海ソフト 4430

小型株分析40点以上

<2022年7/18更新版>

東海ソフト 4430 時価総額:52億

独立系のソフト開発会社。名古屋に本社。IoT関連、組み込み、金融・公共が3本柱。堅実経営

四季報より

<採点>

売上高伸び率(8点/10点):直近の本決算では7303百万円と好調

ROE(6点/10点):今期予想は9.0%とやや低下

ROA(7点/10点):今期予想は4.9%と同じく低下

配当(2.5点/5点):今期予想は年20円で、配当率は2.1%

決算進捗率(8点/10点):今期予想は680百万円と最高益予想

業種(8点/10点):DX関連はじめ、ほぼ全ての商材が高需要

テクニカル(7点/10点):株価は冴えない。安定感は買うが高配当というわけでもなく、株価の高騰も期待薄、超安定志向の投資家には刺さる程度か。

信用倍率(3点/5点):信用買い残9万1千で、気にするほどではない。。

TOTAL:49.5点/70点

総評:悪くない会社だが、あまりに滑らかすぎる。先にも触れたが業績や商材が安定しすぎており、株価の高騰に期待が持てず、かつ高配当というわけでもないため、他銘柄と競合した際に選択肢になりにくいだろう。しかし業績は立派であり、四季報にも堅実経営とあるように、保有リスクはかなり低めだろう。時価総額がまだ50億そこそこなので、会社の拡張に舵を切ってもらえれば一気に期待度は上がるが、それも期待薄か?独立系IT企業の利点を活かしてより幅広い取引先にすそ野を伸ばせば面白い事になりそうだが…。。現状は小さくまとまってしまっているのでスルーを推奨する。。

……………………………..

東海ソフト 4430 時価総額:71億

独立系のソフト開発会社。名古屋に本社。IoT関連、組み込み、金融・公共が3本柱。堅実経営(四季報より)

<採点>

売上高伸び率(7点/10点):着々と伸ばしている

ROE(7点/10点):来期予想は10.3%

ROA(8点/10点):来期予想は6.2%

配当(2点/5点):来期予想は年15円で、配当率は1.4%

決算進捗率(7点/10点):2Qで60%達成。ギリギリいけるか

業種(7点/10点):ソフト開発系は悪くないが、トヨタなど新型コロナ直撃のため暫くは過度な期待は出来ないか。。

テクニカル(5点/10点):上場から3年弱でまだ判断しにくいが、特段買いたいチャートではなく、割安さもさほどない。。様子見推奨か

信用倍率(3点/5点):信用買い残12万7千で、若干重たい

TOTAL:46点/70点

総評:設備投資意欲の減衰や、車載組み込み系の受注残が最大の懸念で、株価がどこまで折り込んでいるかは後で分かることだが、今は買いが入りにくいと言わざるを得ず、誰がどう見ても爆安であるという水準まで落ち切らないとかなりの確率で含み損になりやすいだろう。
全体株価が上がり始めても、こういった設備投資に使われる業態は回復が鈍い可能性が高く、少なくとも1年程度は様子をみたい。

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