決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。
銘柄ピックアップ条件はこちら…
- 時価総額300億円以下
- 昨年通期よりも今期は増益予想
- 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
- 不動産関連は除く
採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。
採点項目と点数配分はこちら(前回とは配分が若干異なります)↓
- 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
- 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
- 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
- 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点
ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。
既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。
それではどうぞご覧ください↓
今期通期予想が前年を上回っている銘柄
グローバルキッズCOMPANY (6189) 65点/100点
決算内容 25点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点
前年916百万⇒今期1260百万と37.6%増益予想
首都圏軸に保育所展開するグローバルキッズ主体。15年持株会社化。営業外に開設補助金収入
四季報より
保育所の需要は女性の就業率の増加に伴い、今後も堅調に推移すると見て通期予想はまずまずの回復を見込んだ。
しかし、業種は良いのだが、またコロナがにわかに押し寄せてきており、再度の非常事態宣言などを織り込んでないと考えると業績の不透明感が強いので、個人的には慎重な評価としたい。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
CRI・ミドルウェア (3698) 70点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前年450百万⇒今期540百万と20.0%増益予想
音声・映像関連の開発用ソフトウェアが主力。海外や動画配信・広告など新分野開拓に注力中
四季報より
70点獲得!!
今期は過去最高益更新を予想、連結化した2社の通期業績寄与が主な要因とされている。
医療、ヘルスケア分野の売り上げの大半が今期にスライドする、ともあるので、かなり今期は期待できそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ニーズウェル (3992) 50点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前年510百万⇒今期530百万と4.5%増益予想
金融システム開発に強み。ソリューション事業強化。エンドユーザーと直接取引は売上高の5割
四季報より
最高益を更新する通期予想だ。
かなり長い文章で今後の見通しを発表しており、やる気みなぎる感じで好感が持てる。
順調に売上高も伸ばしており、75MAをベースに今後も堅調な動きになると予想する。
通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄
アバールデータ (6918) 45点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年1523百万⇒今期1635百万と7.4%増益予想
今回は2Q発表で874百万と53.5%の進捗、昨年2Qは699百万
半導体製造装置用制御機器の受託製品展開。画像処理、計測通信機器の自社製品との2本柱
四季報より
半導体関連にしては控えめな決算で、株価位置も相まって明日以降は厳しい展開を予想。
ただ、PERはそれほど高くなく財務OK、売り上げも増加傾向で、配当も悪くないと、長期でも良さそうな銘柄、押したら狙いたい。
・・・・・・・・・・・・・・・
ピアラ (7044) 45点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前年407百万⇒今期518百万と27.3%増益予想
今回は3Q発表で337百万と65.1%の進捗、昨年3Qは254百万
化粧品と健康食品に特化したECマーケティングが柱。成功報酬型に特徴。越境ECも展開
四季報より
こちらも株価位置やPERから相対的に判断すると、残念寄りの決算で、株価調整の可能性は高い。。
ただし、ECの今後の展開は非常に楽しみで、期待度の高さがわたくしの想定を超えているようであれば、思わぬ株価の堅調さを発揮してくるかもしれない、監視するのは面白い銘柄だ。
・・・・・・・・・・・・・・・
ケアネット (2150) 60点/100点
決算内容 40点/40点
株価位置 0点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前年593百万⇒今期1300百万と219.2%増益予想
今回は3Q発表で1034百万と79.5%の進捗、昨年3Qは388百万
医師向け情報サイトを通じ製薬の営業支援。DVD、動画配信による医師教育コンテンツ提供も
四季報より
超絶上方修正出ました、これは凄い…。
製薬企業のDX化推進に伴い、リモートワーク拡大等による各既存サービスの受注が増加したことが要因とある。
株価が凄い位置にあるにも関わらず、これはちょっとインパクトが凄いので買い殺到の可能性も全然ある、ホルダーさんおめでとうございます、と言っておこう、多分上がるから。。
・・・・・・・・・・・・・・・
カヤック (3904) 55点/100点
決算内容 25点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 10点/20点
前年-540百万⇒今期460百万と黒字転換予想
今回は3Q発表で512百万と111.3%の進捗、昨年3Qは-587百万
ネット広告などの受託制作、ソーシャルゲームが主力。ゲームコミュニティ『Lobi』も運営
四季報より
セグメントで見ると、ゲームが86%増と順調のようだが、ゲームの分野は移り変わりが激しい上に、予測が立てづらいので個人的には購入対象外にしがちな分野。。
総合的にみるとおそらく株価は堅調に推移すると見る。。
・・・・・・・・・・・・・・・
バルテス (4442) 45点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前期323百万⇒今期432百万と33.7%増益予想
今回は2Q発表で138百万と31.9%の進捗、昨年2Qは90百万
ソフトウェアテスト事業が主力。関連の品質コンサル、人材派遣やセキュリティ・脆弱性診断も
四季報より
業種は期待度高いが、決算にインパクトはなく、PERも株価位置も高いのでお手軽調整セットとなっており、下落の可能性が高いと見る。。
・・・・・・・・・・・・・・・
CAC Holdings (4725) 55点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前期1257百万⇒今期1900百万と51.2%増益予想
今回は3Q発表で1395百万と73.4%の進捗、昨年3Qは966百万
独立系。システム構築、運用や医薬品開発支援(CRO)を展開。信託銀行、製薬業向けに強み
四季報より
前年同時期と比較すると素晴らしい決算ではあるが、通期決算予想に届くか微妙な数字で、少なくとも上方修正はなさそうなので、向こう3か月は株価の大幅向上は見込めなさそうだ。
ただ、当ブログでも再三ここは取り上げているが、配当の素晴らしさが真骨頂であり、長期投資に向いた堅実系IT企業である。
・・・・・・・・・・・・・・・
ベルテクスコーポレーション (5290) 55点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前期3959百万⇒今期4000百万と1.0%増益予想
今回は2Q発表で1541百万と38.5%の進捗、昨年2Qは1299百万
ハネックス、日本ゼニスパイプ、羽田コンクリート工業3社統合のゼニス羽田にホクコン合流
四季報より
災害対策銘柄として期待度は高い。
会社予想通りなので決算にインパクトはないが着々と売り上げは伸びており、配当も悪くない。
長期投資として保有が面白そうな銘柄だ。
・・・・・・・・・・・・・・・
エルアイイーエイチ (5856) 50点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 15点/20点
前期-188百万⇒今期530百万と黒字転換予想
今回は2Q発表で279百万と52.6%の進捗、昨年2Qは-341百万
首都圏『業務スーパー』FC展開で実績、模試・学参、酒造も展開。エス・サイエンスの筆頭株主
四季報より
会社予想を大幅に上回った良決算だ、上方修正も同時提出済み。
巣ごもり特需と一般管理費の削減効果が主な理由だ。
業務スーパーは今後も期待度は高く、押したら是非とも保有したい銘柄であり、再度の非常事態宣言などが出ようものならば、更に上乗せも期待できる有望銘柄だ。
・・・・・・・・・・・・・・・
レアジョブ (6096) 60点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前期415百万⇒今期600百万と44.6%増益予想
今回は2Q発表で365百万と60.8%の進捗、昨年2Qは172百万
オンライン英会話の最大手。スカイプ使いフィリピン人講師5000人との遠隔レッスン方式
四季報より
コロナの影響で、出向くタイプの英会話教室からこちらに移行した生徒も多いことだろう、かなり良い決算だ。
この銘柄は昔からよく知っているが、個人的には購入はお勧めしていない。
単一セグメントであること、いずれスマホの翻訳機能の高性能化に伴い、英会話自体を学ぶ人が少なくなるのではないか?との推測からであるが、むしろだからこそ学びたいと思う人も増えるかもしれないw
どっちやねん、と思うかもしれないが、株価がかなり突っ走っているイメージで、常に上値が重い状況になりたくないのでやはり購入はお勧めしない。。
・・・・・・・・・・・・・・・
藤久(9966) 55点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 0点/25点
信用倍率 15点/15点
業種 10点/20点
前期749百万⇒今期899百万と20.0%増益予想
今回は1Q発表で612百万と68.1%の進捗、昨年1Qは-547百万
手芸専門店『トーカイ』を全国展開。SC、ロードサイドに出店。ファンドと資本提携し再建図る
四季報より
これはビックリな好決算だ。
コロナによる手作りマスクの材料としての特需や、巣ごもりの趣味に手芸が選ばれたりもしたのも要因だろう。
今後も面白そうだが、株価がぶっ飛んでいる、これはとてもじゃないが買えない。。
今後もサブスク形式の会員なども検討しているようなので、今後の決算もぜひ見守ってみたい銘柄だ。
・・・・・・・・・・・・・・・
ビリングシステム (3623) 55点/100点
決算内容 25点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 10点/20点
前期107百万⇒今期158百万と47.8%増益予想
今回は3Q発表で139百万と88.0%の進捗、昨年3Qは60百万
インターネット決済サービスの収納代行、クイック入金が柱。中国『微信』決済分野も強化中
四季報より
上方修正が出るかもしれない期待を抱かせるまずまずの決算だ。
キャッシュレス市場は御存知の通り増加の一途をたどっており、期待度はかなりある業種。
更に訪日外国人が戻ってくれば、さらなる上積みも期待が持てるのだが、自己資本比率が17.1%となっており(有利子負債は10百万と少ない)若干の危うさもある。。
しかし、今後もゆうちょ銀行のサービス開始や、払込票収納会社との連携など、明るい話題が多いので保有するには面白い銘柄だ。
・・・・・・・・・・・・・・・
ランサーズ (4484) 55点/100点
決算内容 25点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前期-328百万⇒今期10百万と黒字転換予想
今回は2Q発表で-8百万と赤字縮小、昨年3Qは-218百万
2008年創業。企業にフリーランス人材をあっせんするプラットフォーム『ランサーズ』運営
四季報より
企業に属する働き方から個人で稼ぐ方向へ就業テンプレがシフトしてきた今の時代にマッチした業種で、まだまだ業績は赤字だったりはするが、今後楽しみな銘柄として紹介。。
外部委託が主流になってくると、ますます当銘柄の必要性が輝くので、もちろん今の業績ではとても自分は買えないが、注目しておきたいところだ。
ただ、この手の斡旋系の仕組みは、慣れてくると企業-個人間で取引しだし、中間が取れなくなるので、その辺りの契約内容をしっかりと盛り込んであるかどうか、まぁ大丈夫だと思うが。。
・・・・・・・・・・・・・・・
今回、70点以上の銘柄は1件でした。
予想通りSEMITECがS高をかましてくれました、いやぁここはかなり出遅れ銘柄ですから向こう3ヶ月はかなり期待できますね~。
今回も該当決算がかなり多くて、ざっと見で70点行きそうにない銘柄は割愛しました、次回はもう少し作業を効率化出来る方法を探して、出来るだけ紹介できるようにしたい。。
さて、個人的な話になるのですが、Idecoの掛け額を増やそうか迷ってます。。
来年はこの調子で世界的な株価が上がるとは考えにくいので、再来年から増やそうかなぁ、とも思ってるのですが、相場なんてわかんないからさっさとMAXまで掛け額増やしても良い気がします。。
節税を考えればMAXにしといたほうがいいけど、Ideco面白くないんだよなぁ、せっかく個別株触ってるから、自分の頭で投資したい趣味としての一面が今は強く出てますw
お金よりやり甲斐を取る人なので、脳内1人会議でよく検討してから決めまする~~。
コメント
[…] 第5位 2020年11/12おすすめ決算銘柄第4位 2020年11/6おすすめ決算②第3位 ふくりんおすすめ銘柄株価推移31第2位 堅実系IT企業を監視しよう第1位 2020年11/13おすすめ決算銘柄 […]