2021年5/7おすすめ決算銘柄紹介(後編)

雑記

決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。

銘柄ピックアップ条件はこちら…

  1. 時価総額300億円以下
  2. 昨年通期よりも今期は増益予想
  3. 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
  4. 不動産、バイオ関連は除く

採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。

採点項目と点数配分はこちら。

今回から地合いの採点項目を加えました。

  • 地合い:10点満点・・・日経平均MACDの位置で0~10点採点(ボーナスポイント扱い)
  • 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
  • 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
  • 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
  • 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点

ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。

既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。

それではどうぞご覧ください↓


今期通期予想が前年を上回っている銘柄

シュッピン (3179) 70点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年1623百万⇒今期1825百万と12.4%増益予想

カメラを軸に専門性高い商材の中古品や新品をネットと店舗で販売。会長はソフマップ創業者

四季報より

EC強化、時計事業の成長、越境ECのグローバル展開の活性化、などを増益予想要因としている。
カメラ…カメラか~~、う~~ん、コロナで外出による使用頻度の低下、スマホの高性能化、などから成長性のある商材ではないように思うが、そうでもないかもしれない(カメラの市場は詳しくないのでごめんなさい)
ECが好調なので、今後も伸びしろはありそうに思うが、日足がちょっと移動平均線と乖離しているので、購入はこちらの調整を待ってからにしたい。。

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システム・ロケーション (2480) 70点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年470百万⇒今期520百万と10.6%増益予想

自動車金融・販売の支援システムが柱。中古車のビッグデータ収集と分析に強みを持つ

四季報より

環境変化に応じた事業活動に取り組むとともに、CASEやMaaなどの新分野における研究開発投資や新規事業開発を行い、将来につなげていく、とある。
現状の商材を伸ばしつつ、新事業の模索、投資をしていくという文言は投資家として好感が持てる素晴らしい見通しだ。
ただし、自動車金融・販売の支援システムというのは個人的に少し不安の残る商材だ、ぜひ早めに新規事業を立ち上げてほしい。
同じ考えの投資家が多いのか、PERは何と10倍、出来高も少なく、不人気銘柄となっている。
今後の展開には期待したいが、現状では投資対象にしにくい。。

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三相電機 (6518) 60点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 20点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年583百万⇒今期630百万と8.1%増益予想

各種モーター、ポンプとモーター応用製品、部品の製造。技術提案型に定評。中国でも生産、販売

四季報より

半導体製造装置用ポンプの受注は更に増加すること、新たな分野で使用される製品開発を進めるなどが増益予想要因とある。
売上高、経常は18年19年に及ばないので、本格的な回復はまだ先と予想しているようだ。
ただし株価位置が低いことや時価総額の安さで割と株価への期待は出来るかもしれない。。
ただしROEが2.9%と低いのはかなり気になる、海外マネーの取り込みのためにも、経営手腕の向上に期待だ。。

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ヘリオステクノホールディング (6927) 60点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 20点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年630百万⇒今期664百万と5.4%増益予想

フェニックス電機主体、M&Aでプロジェクター用照明、精密印刷装置に展開。技術者派遣撤退

四季報より

産業LED事業の育成、、新たな分野として半導体業界向け装置の開発や関連部材の拡販などを取り組む予定、とある。
人材派遣子会社の売却による売上高の低下が大きく、数字上の見た目は良くない。。
それによりチャートも200MAの大きく下を推移しており、見た目の割安感はある状況。。
実際、割安ではあるが、今期予想にそれほどのインパクトが無いので、株価への刺激は少ないだろう、この辺りをヨコヨコする動きに終始する可能性がある。

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タクミナ (6322) 65点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 20点/40点
株価位置 25点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年846百万⇒今期870百万と2.8%増益予想

定量ポンプの大手。環境装置メーカー向け水処理・塩素殺菌用を基盤に、高精密塗工用も拡大

四季報より

増益予想要因としては、滅菌・殺菌向けなどの水処理関連にも回復の兆しがみられ、海外についても二次電池業界の設備投資需要が底堅く推移しているため、とある。
チャートとにかくボロボロで、買いやすさは抜群。
高性能ポンプが電子部品やEV用2次電池用として期待が出来る。
通期予想は平凡だが、株価はかなり低いのでゆっくり保有出来る人にはおすすめ出来る、下押しの要素は少ないと思われる。。

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通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄

テクノフレックス (3449) 55点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 20点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 10点/20点

前年1929百万⇒今期2450百万と27.0%増益予想
今回は1Q発表で791百万と32.3%の進捗、昨年1Qは769百万

ビル設備配管用フレキシブル継ぎ手首位。半導体装置用も。小型タンク防災関連、介護事業展開

四季報より

売り上げが大きく落ちているが、原価低減などの効果によりプラスにできたようだ。
半導体関連の真空機器と、介護事業に今後期待したい。
とりあえず今回の決算はあまり芳しくないと判断されそうなので、スルーで良さそうだ。

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デイトナ (7228) 60点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 30点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点

前年1199百万⇒今期1484百万と23.8%増益予想
今回は1Q発表で310百万と20.9%の進捗、昨年1Qは90百万

2輪車部品・用品の企画、卸売りを手がける。小売店も3店展開。インドネシアに進出。独立系

四季報より

1Q発表だが、同時上方修正を出してきた、しかもかなり良い数字。。
アウトドアレジャーや移動手段変化の波で業績が上振れている、という要因のようだ。
確かに2輪分野は今後の主役になりそうな気がする、EV車を嫌う生粋のエンジン好きが2輪に乗り換える、なんてこともあるかもしれない。
基本的に下振れのない業種なのは間違いないだろう、一定需要は必ず発生するよい分野だ。
PERがなんと驚異の8倍以下だが、チャートは軒並み買いにくい形、しかし安い。。
こういう銘柄は日足の浅い押し目で早めに購入に踏み切らないと置いて行かれるだろう、毎日の監視が肝だ。

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いであ (9768) 75点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点

前年2109百万⇒今期2190百万と3.8%増益予想
今回は1Q発表で1125百万と55.9%の進捗、昨年1Qは946百万

国土環境と日本建設コンサルタントが合併し総合化。環境調査・分析の大手。官公庁向け8割超

四季報より

大規模な海洋環境調査や海底資源開発に係る調査、防災・減災関連業務、インフラ施設の設計・維持管理関連業務等の売上が増加、原価・経費の削減などが大幅増益要因のようだ。
1Qとしては素晴らしい実績だが、通期通して昨年を上回る推移をするかはまだ分からない、つまり初動は上がるが次回決算に向けてダレる可能性もある。
チャートは1年近くヨコヨコで、下がる要因はあまりないのでいつ購入しても良い安心感は抜群だ。
ただ配当利回りは優待含め2.2%、増配の期待度もそれほど高くない。
悪くない、全然悪くないけど、どこ向けにおすすめすればいいか分かりにくい銘柄で錯乱しているww

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アートスパークホールディングス (3663) 55点/100点

地合い 0点/10点
決算内容 35点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 15点/20点

前年747百万⇒今期877百万と17.4%増益予想
今回は1Q発表で421百万と48.0%の進捗、昨年1Qは139百万

車載向けソフトは競合の欧州カンデラ社を19年4月買収。イラスト制作ソフト販売が主軸に

四季報より

クリエイターサポート事業が大きく牽引、その他株式売却益なども大きく寄与したようだ。
チャートが高く、現状では手を出しにくい(PTSは上がっているが)
イラスト製作ソフトの海外展開がうまくいっているようで、期待感は持続している、まだまだ人気は衰えないだろう。
日足も強く、調整を待つべきではあるが上がってしまったら諦めるくらいの気持ちで監視しよう。

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今回記事からは買いやすさでタクミナタイミング次第ですがデイトナもおすすめ出来る銘柄です。

今後どうしていくか、の記載が多めで、今回の決算は芳しくないけど、未来に期待させてくれる銘柄が多かった印象。

4Q発表の数字はほぼ無視され、来期予想の数字を見て投資家は投資対象か判断します、やはり未来にどうなるか?が投資家にとってはこの上無く重要なわけですね。。

キャピタルゲインを狙う方は特にこの部分を見誤ると思うように稼げないと思いますので、色々な銘柄の決算をチェックして日々勉強してほしいと思います。

インカム投資家はちょっと厄介で、かなり先の未来を見て資金を投入するわけですから、バランスが大切に思います。

何故かと言うと例えば子会社の売却や社長交代配当性向の見直しなど、現状の会社がそのまま長期的に同じ経営状況ではないからです。

ガッチリ変わらないサザエさん的銘柄とw、攻めて稼いで還元する水曜日のダウンタウン的銘柄をうまく混ぜ合わせてポートフォリオを組んでみて欲しいです(水ダウの説明はこじつけたけどw)

長期投資家と言えど色々と忙しいんですよ~、完全ほったらかしは積み立て投資以外ありえないんじゃないかな~(積み立て投資も選定商材によっては見直しも必要だしね)

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