儲かる株ってどうやって探す??
わざわざリスクを取って株を探している個別株大好きな皆さん。。
皆さんは一体どうやって株を探しているのでしょうか??
自分の得意分野?? 話題になってる会社?? 優待や配当優先??
自身の軸をお持ちの方、素晴らしい!!
是非その型を継続して投資を続けて下さい。
まだ軸が決まっていないという方、安心して下さい。
誰しも投資初心者という時期はあり、一定の期間は『何となく』とか『将来上がりそうだから』など、比較的曖昧な理由で投資してしまうものです。。
ただ、そんな方々にも今回の記事はきっと有効だと思います。
『抑えるべき点』の話しかしませんからね。
例えるなら引っ越すならどんな物件か?ではなく『どんな素材の建物か?』や『大きめの地震に耐えられるか?』など、良物件の前提条件的な話なのです(ちょ~~っと分かりにくかったかや??w)
では前置きはこれくらいにして本題に行きましょう♪
投資歴10年ちょいのわたくしの超個人的見解です、参考になるといいのですが…。
① 売上高推移
わたくしが必ず見るのはここ『売上高推移』です。
売上高が毎年上昇していない銘柄はよほどの理由がないと除外するようにしています。。
様々な会社が乱立する昨今、競争力=売上高というのは比較的信頼に足るものだと思っています。。
わたくしの持ち株をいくつか見てみましょう。。
まずは『IDHD(4709)』

21年から売上高の右肩上がりが見て取れると思います。。

少し時間はかかっていますが、23年に1000円を突破し、以降素晴らしい株価上昇を見せております。
ちなみにわたくしの投資理由は堅実なIT銘柄であることと高配当であること、買い付け時PERが10倍程度という割安株だった事などです。。
随分前に保有出来た事もあり、買い付け平均単価は419円、配当利回りは19%を突破しているというお宝株になりました。
続いては『アシロ(7378)』

こちらはIDHDに比べて売上高の伸び方が異次元ですね。

株価は暫く燻っていましたが、24年後半に一気に上昇、以降2000円を超えるシーンもあり、目下上昇中です。。
わたくしの投資理由は、売上高の伸び、会社の株主への考え方、将来性などを総合したものです。。
平均買い付け額は728円、配当利回りは約4.9%となりました。。
この銘柄はちょっと中身を見てない人には投資しにくかったと思います、なんせ当時はPERが100倍超えてましたからw
しかし売上高の伸びを中心に物色していればわたくしは少し遅れたとしてもこの銘柄に必ず出会えていました、それだけ売上高に特化してチェックすると将来性のある銘柄に出会える可能性が高まるという事です。。
では良くない例をひとつ、『バルテスHD(4442)』です。

売上高はしっかり伸びており、24年3月からは初配も開始しています、一見すると良さそうですね!!

チャートを見ると23年中盤をピークに株価は1/3まで落ち込んでいますね。。
このように期待先行かつ配当などの下支えのない銘柄は、人気が霧散するといくら売上高がそこから伸びようとも無残な事になります。
以上のように売上高上昇銘柄は銘柄探しに取り入れると大変捗る指標ですが、しっかりと中身を確認せずに購入してしまうとGod damn it!!となってしまう可能性もあるわけです。。
まっ、そんな簡単なわけないよね株式投資は、そんな事皆さんもお分かりだと思いますw
では次項でもう少し独自のエッセンスを加えましょう。
② 低PBRor低PER
出ましたね、株式投資の基本のキ!!w
『んだよ、そんな事分かってるよ!!』という方も多いでしょう。。
しかし、前述した『売上高の増加』も加味して探していましたか??
PERやPBRが低いだけで買うのは絶対悪手です、ただの放置不人気株ですから、持っててもミラクルが起こらないと儲かりません。
株は『いかに奇跡を排除出来るか』を突き詰めた者だけが安定して勝ち続けられるゲームです。。
保有株が上がりますように…なんて祈ってるヒマがあるなら銘柄の精査をした方が生産性あります、精査の結果ダメそうならとっとと売って次に乗り換えましょう。。
特に低PBRは昨今、物色対象になりやすいです、東証が目を光らせていますからね。。
またこの2つが低いという事は単純に『株価がさがりにくい』ということでもあります。。
しかし当然、業績が悪化すれば株価はちゃんと下がります、だから『売上高の増加』もセットで見ておく必要があるわけですね。
以上の条件をスクリーニングすると、127件がヒットしました。

あっ、このブログは小型株を専門に取り扱っておりますので、時価総額は300億円以下となっている事をご了承下さい。
こだわりがなければ1000億とかにしてもOKよ♪
③ 配当利回り
3つ目の条件は配当利回りです。
長期で持つにはやはりそれなりのバックが毎年欲しくなりますね。
株価の下支えが期待できますし、極端に言えば配当利回り2.5%の株は『40年保有すればタダ券になる』のです(増減配、税金は考慮せず)
例えばさっき紹介したIDHDですが、現時点で利回りは19%あるので、6年持てばタダ券化するわけです(長年持ってるからもうタダ券に近いかも…)
ではどれくらいの利回りを狙うかと言うと『2.5%』程度は欲しいですね。
将来性に自信があるなら2%とかでもOKです、現にアシロは購入した時は2%を下回っていたと記憶しています。。
また、優待も利回りに加味してください、クオカードなんかは税金もありませんので額面通り配当金に足してしまいましょう。。
配当金さえ出るなら多少の株価下落に慌てふためく事もないでしょう。
投資家の最もやってはいけない事は『スケベ心からの回転』です、生兵法とも言いますね。。
下がるから一旦売って下で買い戻そう…こういう奴です、どうしてもやりたいなら同銘柄を空売りしましょう、こっちの方がまだマシですから。。
ここまで絞ると銘柄数は54件まで来ました、これくらいならじっくりとチェックできますね。

④ その他
最後に個人的に譲れない部分を加えましょう。
・自己資本比率
・ROE
・浮動株
・決算進捗
・IR内容
・中期経営計画
などですね。
この中ですとわたくしは必ず中期経営計画は細かくチェックします。。
数年後の計画が現実的な会社は基本的にあまり好みません、やる気を感じられないから。。
また、社長が大株主であることも出来ればチェックしたいですね。
やはり自身の自尊心のために経営を頑張る可能性が高く、増配の期待も持てます(社長も配当金欲しいからねww)
もし、あなたが他にも注視している箇所があればそれはしっかりチェックしましょう、ここは個人差の非常に大きい部分なので。
あとがき
というわけで株の探し方、ふくりんの独断編でしたw
細かい銘柄別の分析方法などは当ブログにて散々やってきたので、もしよければチェックしてくださいね。
もちろん、全てがうまくいったわけではありませんが、策が何もない投資家よりはずっとマシな成果は挙げられていると思います。
最後に、買った銘柄を処分する時はどういう時か?ですが、これは『買った時の条件が消失した』時のみです。。
故に『株を買った理由』を必ずどこかに控えておきましょうね、これ結構大事です。。
付き合った彼女が数年で悪女になってしまったら、現実では判断難しいですが株の世界では容赦なくお別れを告げてしまいましょうw
あなたの大切なお金が居心地のいい場所に居られるように目を掛けてあげる事こそが投資家の最も大事なお仕事に思います♪