バリューでグロースな銘柄とは
日本株投資家なら皆さんご存知の小型株の大幅調整が昨年12月より始まりました。
思えば小型株のピークは2020年の10月頃であり、そこから下落トレンドが続いているわけですが、それにしてもコロナ禍の最安値、527円にまでマザーズ指数が迫りそうな勢いには恐怖を感じた方も多かったことでしょう。。
そこで話題になったのは『グロース株とバリュー株』という表現。。
これについては明確な区分けはないようですが、ぼんやりと単語の意味から『キャピタル狙い=グロース』『インカム狙い=バリュー』とイメージしている方も多いことでしょう。。
今回の暴落でグロース株はたたき売られる結果になり、いかに株価という数値がいい加減であり、投資家の希望的観測から成り立っている根拠のない値であるかが理解できました。。
ただ、わたくしは全くこういったカテゴリは意識せず自然と『成長性のそこそこありそうな高配当株狙い』という買い方をしていたので割と今回の暴落という神の雷槌に許された方だと思っていますww
前置きはこれくらいにしまして、今回は久しぶりにスクリーニングコーナーです。
結果は考えずにこの記事を書き始めていますので、今回の記事がとんでもない駄作となる可能性もあり得る中で筆者&読者双方ともドキドキを共有するアトラクション的な試みです(実はよくやりますw)
さて今回のスクリーニングの内容はと言うと…
・PER15倍以下
・PBR1倍以下
・配当利回り2%以上
・ROE15%以上
・時価総額300億円以下
としました、小型株調整の最中なので結構銘柄数引っかかると思います。
この中から『バリューでありそこそこグロースな銘柄を探そう!!』という試みです。
早速スクリーニングしてみましょう!!
スクリーニング結果
前述の条件でスクリーニングした結果、25件ヒットしました、表にまとめてあります↓
ここから間引いていくため、他の数値などは時間短縮のため記入していません。
う~ん、割と有名なところも混じっていますね。
このままではグロースの素質があるかが全く分からないので、もうひとつ条件を加えてみましょう。
何を条件としようか考えた結果『売上高が基本、右肩上がりである』ことにしました。
売上高が毎年横ばい、または下降傾向であるならばグロースの資格はないと考えたためです。
その結果以下の銘柄が残りました↓
8件減り、残り17件となりました。
ちなみにコロナだったり素材の入手困難な状況だったりを加味してかなり甘めに振い落しました。。
最後にわたくしの独断で『これは絶対グロースのグの字も感じられないわ…』という銘柄を除外して残った銘柄が以下の通りとなります↓
★3つ以上の銘柄がわたくしとしてはおすすめとなります。
が、残念ながら超絶おすすめっしょ!!みたいな銘柄はありませんでしたね。。
ですが、これに業績などを加味して監視銘柄に加えると面白いかもしれませんね。
小型株リバウンド局面で『ミスっても塩漬けで配当もらえる』という2段構えの買い方がわたくしの手法(って大げさなものでもありませんがw)なのでw
損切りすることも多々ありますが、決算が期待できたり、グロースとしての能力が高そうだったりすれば割と保有握力は維持できるんですよね。
あとがき
今回はあまり有用なデータではなかったかもしれませんが、小型株下落の今、こういった細々とした努力はしておくべきでしょう。
今記事、少し文字数少ないので、余談を話させてくださいw
よく『今、株価安いから今から買うのはいいタイミングじゃない?』と言われたりしますが、これは危険な考え方だと思います。
確かに日経30000円の時からするとかなり安いですが、20000円の時からすると今はかなり高いです。
数字を相対的に見るだけでなく、どんな状況で資金が入って30000円まで行き、何が起こってどこに資金が抜けて25000円に下がったのか?を自分なりに分析しなくてはなりません。。
で、20000円の時と比べて日本は良くなっているのか?も同時に考えて見てください。
ほら、まだ下がりそうじゃないですか??w
もちろん需給面が大きいので予想通り動くわけはないのですが、少なくとも高値掴みは避けられそうですね。
蓄えた資金をどのタイミングで小出しに使うか?にわたくしはこの考え方を良く利用します。
今は資金を10分の1程度使うレベルのタイミングだと個人的に考えています(まだ下がると思ってるわけです)
最後に投資レベルに段位があるとしたら『100万円勝つ可能性があるなら、100万円負ける可能性がある』を完全に理解し、行動に移せる様になって初めて、10級から9級に昇級だと考えます(そろばんの難易度で考えてね)
これでいくと段位取るには相当かかりますねぇww
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