① 各指標

PERは13.6倍、PBRは1.57倍。
有利子負債もほぼなく、割安系IT銘柄のひとつだ。
ただ、う~~ん、どれも突出して良い指標はなく、PERがちょっと低いかな~くらい。。
何故買われていないかがこの後の分析で分かるか楽しみだ。
② 四季報評価

DXの文字が目を引く。
推進室なるものを新設しており、今後DXに力を入れる会社の方針が見て取れる。
中期計画も発表しているようだ、これは株価の下支えになっていることだろう。
③ 業績推移

売上高は若干停滞している、まだチャートは見てないがこれだけでおおよその予想はつくw
ただ、7/30に発行株式数の1.51%割合の自社株買いを発表しており、これは好材料だろう。
自社株買いの自分の認識は『会社が今の株価は安いと判断しているから行う』と思っており、つまり今後伸びるから今の内に買っとこう、と考えていると推測している(全部じゃないが…)
つまり自社株買いは文句なしに『買い材料』だ。
今後、業績が化ける可能性を示唆している…のかもしれない、しんしんあなしだ!!(信じるか信じないかはあなた次第)
ちなみに中期計画の24年3月に売上高215億円、営利11.5億円は全然射程圏だろう、23年3月の着地が益々楽しみだ♪
④ 直近決算

直近は7/30の1Qで、進捗率は40.6%、前年対比は205%と絶好調だ。
このペースで推移すれば上振れで前年比180%程度、昨年同様の推移でおよそ125%程度の着地が見込める、が、通期目標はたったの2.4%増となっている。
ほぼ間違いなく上方修正が出るだろう、今はおそらくその流れで株価は推移しているものと思われる。
ただし、堅実系IT銘柄の特徴だが『売りは少ないが株価の向上は地味w』という法則があり、毎日毎日1~2%程度の上下で牛歩進行が定石だ。
つまり買いやすい!
そしてしっかりと押し目もあるので、チャートを見ながら押し目を狙う定番のやり方が上手くハマるケースが多い(まだチャート見てませんw)
⑤ 各セグメントの業績
セグメントは単一のようだ。
決算詳細の項目を切り抜いてみた↓

概ね受注や案件は堅調に推移し、かつ販管費の抑制なども奏功したといった回顧だ。
これだけでは具体的な部分は分からないので、もう少し詳細にお願いしたいところだ。。
故に今後の2~4Qの動向が読めないので、この辺がPER13倍そこそこで止まっている原因かもしれない。。
少なくとも自分はこの報告だけではまだまだ疑念は拭えず、積極的な投資は控えたい、そう思う。。
⑥ 週足チャート

お待ちかねのチャートである、うん、概ね予想通りだったww
堅実系ITの特徴、決算報告の具体性の無さなどが、好決算と自社株買いの好材料を若干打ち消してしまっている。。
この業績ならば、IRをうまく使って投資家にアピールすれば1000円は超えていてもおかしくないのに…。。
しかし、そこはやはりダブル好材料!!
窓を閉めずに上への動きになっており、ここからもじわじわと上を目指す可能性は非常に高い。。
逆に言うとまだ、上方修正の部分は織り込んでいないように思えるので、即買いでも全然OKである。
各移動平均線が一か所に固まっているのも大きな魅力だ。
土&石&コンクリートの3重構造で、多少の地震なら崩壊の恐れも少ないだろう、逆に割ったらヤバいが成長産業IT分野の銘柄がここを割ることは極めて考えにくいので心配無用と言えるが。。
少なくとも次の2Qまでは堅調推移は約束されたようなものだろう、DXの文字が世間で踊れば踊るほど物色される可能性があるのも魅力的だ!
⑦ まとめ
実状と株価が少しちぐはぐな印象を受けました。
やはりIRは重要ですね、今は積極的にアピールしないと人の目に留まらないほど情報が溢れている時代です。
もちろん、経営者の判断であえて無難な報告にとどめているのでしょう、アピール不足は必ずしも悪ではないです。
当銘柄は上場が1988年と割と古く、ある程度固まってしまった会社なのでしょう、ガンガン株価を上げて積極的に会社を拡大しよう!という時期はもう過ぎた段階にあるのだと思う。
恋愛当初は積極的だったのに、付き合って1年もすると人はいい意味で情熱が収まる、みたいな?(聞くな、知らんww)
総合評価は『買い』でいいと思います、ただし、短期値幅取りの方は他当たった方が良いし、インカム一択狙いの人にも少しパンチは弱いです。
『中期~長期で確実に少額の利益、上手く行けばまずまずの利益』を狙う、ジャグラーでバケが先行している台のハイエナ狙いみたいなイメージで狙うと良いでしょう(パチスロ知らない方には全く伝わらない例えww)
配当も増額されたらラッキー、長期に切り替えてガチホ出来るのもいいですね♪
※紹介したデータは2021年9/12現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。