① 各指標

PERは27.09倍と割高水準、配当利回りも申し訳ない程度の物でないものと考えよう。
② 四季報評価

増額表記で期待度は高め。
中期計画の売上高500億円はかなり大胆な計画、ちなみに22年8月の売り上げ目標は165億円であり、25年までに目標とする数字としてはいかに大それた数字であることがお分かりいただけると思う。
③ 業績推移

売上高及び経常は右肩上がりで、特に20年8月から経常利益が一段高となっている、成長性は文句のつけようがないと言える。
④ 直近決算

直近は7/14に発表された3Qで、進捗は95.9%と超高進捗だが上方修正は未だ出ていない。
コンセンサスは1960百万円を予想しており、もしこの通りの着地となれば前年比168.2%となり、過去最大の伸び幅となる。
昨年の3~4Qの伸びは418百万円なのでコンセンサスをも上回る着地となる可能性も十分あるだろう。
⑤ 各セグメントの業績
セグメントは主に4つ。
1 システムインテグレーション事業
2 デジタルトランスメーション事業
3 機械設計エンジニアリング事業
4 その他事業
各セグメント毎の売上高前年比は以下の通り
1 システムインテグレーション事業 +0.4%
2 デジタルトランスメーション事業 +65.6%
3 機会設計エンジニアリング事業 +10.4%
4 その他事業 -89.8%
突出しているのはやはりDX事業だ。
DX事業部分を決算短信より抜粋した。

みどりクラウドの更なる拡大が関心を引く。
当銘柄のメインセグメントはSI事業ではあるが、着実にDX事業の台頭が如実に表れ始めており、第二の柱としては申し分のない期待度を内包している。
⑥ 週足チャート

非常に強いチャート形状だ。
ただ、見方を変えるとダブルトップ状態にあり、2500円の壁を打ち破れるか…が目下の目標となっている。
PERなどから推察するにある程度は上方修正を織り込んでおり、4Qまではあまり上昇期待は持てないと言える。
しかし、中期計画の素晴らしい目標が底堅さを生むのは間違いなく、25MAに接近したら潜在的な買い意欲が顕在化すると見る。
もう一度押したら25MA接近→25MAから離れる直前に購入するのが最も安全な買い方と感じる。
⑦ まとめ
長期に渡り、期待の高い銘柄であるため、監視銘柄に是非とも加えて欲しい。
SI、DXなどは今後も高需要が維持されると見るので、業績不安はかなり少ない。
ネックなのはやはり『低配当』と『高PER』であり、双方共に長期目的の芯の太い買いが入りにくく、どうしても短期間での動きが激しくなりやすいところだろう。
ただ、来期の目標値もおそらく最高値を更新した目標を出してくることが見込まれるので、今のうちに先物買いするという選択肢も視野に入れてはいかがだろうか?
※紹介したデータは2021年9/2現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。
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