決算を受けて、これは次回決算まで株価の上昇に期待が持てそうだと思った銘柄をピックアップするコーナーです。
銘柄ピックアップ条件はこちら…
- 時価総額300億円以下
- 昨年通期よりも今期は増益予想
- 今回の決算発表が昨年同期よりも好印象である
- 不動産関連は除く
採点もしていますが、あくまで主観なのでその点ご了承願いますね~。
採点項目と点数配分はこちら(前回とは配分が若干異なります)↓
- 決算内容:40点満点・・・文字通り決算の内容評価点です
- 信用データ:15点満点・・・信用取り組み具合を採点。いくら決算が良くても信用買いが多ければ売られやすいため
- 業種:20点満点・・・次決算まで期待度が継続する業種かどうか
- 株価位置:25点満点・・・現在の株価位置。基本は翌日成行買い出来るかどうか、を採点
ちなみに『場中決算発表銘柄は省略』させて頂きます。
既に株価が反応してしまっているため、鮮度が無いためです。。
それではどうぞご覧ください↓
通期予想が昨年を上回り、かつ高進捗決算な銘柄
綿半ホールディングス (3199) 65点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 10点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年2813百万⇒今期3350百万と19.1%増益予想
今回は2Q発表で2434百万と72.7%の進捗
長野県地盤のHCと建設事業が2本柱。HC全店で食品、一部店で生鮮品も扱う。貿易事業併営
四季報より
また出たな、ホー厶センターw
こちらは他のHCよりもやや増益予想が控えめで、株価も随分調整し始めており、比較的買いやすそうだ。
しかも200MAが最も近い線ということで、これはおそらく決算出尽くしとはならず、上昇の号砲が鳴ったと見ていいかもしれない。
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ドリコム (3793) 65点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 15点/20点
前年635百万⇒今期1350百万と212.6%増益予想
今回は2Q発表で1032百万と76.4%の進捗
ブログシステムから携帯コンテンツ、PC・モバイルゲームに展開。楽天と資本業務提携解消
四季報より
素晴らしい決算内容で、中期計画に目を通すと非常に期待度が高まる内容でした。
中身を少し掘り下げると、ウィザードリィの著作権獲得&新規IPの開発決定、位置情報ゲームの開発、ダビスタの海外展開(これが最も面白そうだ)など、積極的な事業展開は今後の飛躍を期待させる。
残念ながら信用買いがすこぶる貯まっており、惜しくも65点止まりではあったが、監視銘柄として入れておきたくなるほどに今後気になる銘柄だ。
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メディアリンクス (6659) 30点/100点
決算内容 15点/40点
株価位置 5点/25点
信用倍率 0点/15点
業種 10点/20点
前年-553百万⇒今期90百万と黒字転換予想
今回は2Q発表で-237百万と赤字縮小
放送や通信系機器の開発、販売。ファブレスメーカー。開発部員が従業員の半数近く占める
四季報より
黒転予想と赤字縮小と、一見良さそうに見える決算内容だが、前年が悪すぎた。
株価位置も高く、信用買いも貯まっている。
200MAが下向きなのも頂けない、よってこちらはスルー推奨。。
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日本アビオニクス (6946) 75点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 20点/20点
前年25百万⇒今期700百万と2800%増益予想
今回は2Q発表で285百万と40.7%の進捗
NEC発祥。防衛用表示・音響機器大手で防衛関連4割。赤外線など民需も。ファンドの傘下に
四季報より
つい先日、ブログ内にてベタ褒めした銘柄だ。
材料の豊富さにチャートの形の良さも相まって(200MAは割らないのでは?)とても期待できる。
赤外線機器と5G関連機器が2枚看板として今後も収益を引っ張りそうだ。
なお、本日同時に通期予想の上方修正を出しており、280百万→700万円と、思わず鼻水が垂れそうなほどの修正幅だ…明日、寄るかな??w
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ニッポン高度紙工業 (3891) 65点/100点
決算内容 30点/40点
株価位置 15点/25点
信用倍率 5点/15点
業種 15点/20点
前年970百万⇒今期1900百万と95.9%増益予想
今回は2Q発表で1132百万と59.6%の進捗
電気絶縁用セパレーター(紙)専業大手。アルミ電解コンデンサー用は世界シェア6割。電池用も
四季報より
10/22に900百万→1900百万円にこれまた鼻水が垂れそうなほどの上方修正をかまして、動意づいていた銘柄です。
現在、図ったかのように200MAの真横に株価が並んでおり、この決算を受けてどちらに動くか、であるが、個人的には一旦下と見る。
上方修正を決算事前に出すと、その通期予想が既定路線となるため、どんな決算が出てもインパクトはなく、予定調和化してしまうからで、そろそろ一服のタイミングなのではないか?と思うからだ。
また、持続力のある材料が単一である点も不安定要素のひとつでもある。
ただ、やはり通期予想修正幅の印象は強烈で、間違っても下振れはなさそうなので要監視推奨だ。
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日本精線 (5659) 65点/100点
決算内容 20点/40点
株価位置 20点/25点
信用倍率 10点/15点
業種 15点/20点
前年1999百万⇒今期2100百万と5.1%増益予想
今回は2Q発表で1044百万と49.7%の進捗
大同特殊鋼系。ステンレス線2次加工で首位。ばね、ネジ、金網など用途多彩。金属繊維拡充
四季報より
ステンレス線は低調だが、超精密ガスフィルターが5G向けに好調とあり、期待度はそこそこだ。
配当と優待合わせて利回りは3%を越えており、財務もしっかり、割安銘柄であるため長期保有に向きそうだ。
ステンレス線もEV自動車活況になれば需要は戻ると思われ、主力が低調でもこのコロナ禍において前年利益を上回るだけでも大したものである。
ただ、決算は特筆すべきところはあまりなく、無風で終わる可能性が高いかな。
株価は買いやすい位置にはいるが、個人的にはもう少し様子を見ておきたい。
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以上です。
今回、70点以上は1銘柄でした。

また今日も嫌なニュースが出ましたが、マザーズは案外踏ん張っている様相です。
確かに日本はIT後進国と思うし、古い体質、体制から抜け出せない国民性でもあるとは思いますが、置かれた状況を磨き上げ、超合理的かつ革新性の高いものに昇華することは得意な国民性だと思います、要はオタク気質ってことですねww
何が言いたいかというと、そのオタク気質の日本人がコロナをきっかけにようやく古い体質からの脱却に目覚め始めた、と思うのです。
こうなると日本人は世界でも最速でその分野の頂点を極める可能性がありますよ~、基本的に真面目で愚直な国民性ですからね、やりがいを見つけた日本人は恐ろしい集中力を発揮します。
よって、新興銘柄はこの機会に大きく業績を上げる会社が増えてくるとも思ってます。
小型株からは今後も目が離せなくなりますね~~。