高配当小型株分析23 伯東  7433

高配当小型株分析

<2022年7月20日更新版>

銘柄詳細

伯東 (7433)

来期配当予想:160円

配当利回り:6.2%(算出日2022年7/20)

株主優待:なし

半導体や機器の専門商社。外国製も多く、開発営業に特色。工業薬品製造も併営。中国市場開拓

四季報より

採点

売上高変化率:7点/10点
今期は前期比+3%と控えめだが毎年着実に成長している

財務健全性:6点/10点
自己資本比率46.9%、有利子負債32614百万で負債は重めだが、流動比率は200%を越えているので安心

株価位置:8点/10点
ほぼずっと25MA上で推移しており素晴らしい、現状買いやすい位置でもある

PER:9点/10点
9.86倍、PBRは0.83倍と割安

ROE: 6点/10点
予想ROEは8.1と随分改善された

決算内容:4点/10点
今期は減益予想で、四季報もやや弱気予想。。

業種:5点/10点
ちょ~~っとそろそろクールダウンの期間になりそうな業種かな。。

信用倍率:7点/10点
信用買い残207500、信用売り残53000で特に問題なし

総評

総得点52点/80点で、判断の難しい銘柄だ。。
まず、超高配当、これは素直に強烈な買い支えとなるだろう。
チャートの美しさも素晴らしい、前回分析時から2倍程度まで上昇しているし、25MAをほぼ割らない教科書通りの上昇トレンドだ。
円安も相当な追い風となりそうだ。
一見すると何の憂いもなさそうな良銘柄の印象を受けるが、懸念点はいくつかある。。
まず、会社側の今期通期予想は減益予想であること。
これは前期が好調過ぎた反動減を予想しているものだと思われる。
為替差益が相当あるので一概には言えないが、減益予想であれば株価は下落、最低でも一旦BOXの動きになりやすく、ここから買うにはタイミングがシビアだ。
従ってターゲットは週足の75MAとなるだろう、そこまでは購入は控えた方が無難と考える。
また、セグメントで見ると<電子・電気機器事業>が今期は怪しいと考える。
半導体関連の特需が一旦は沈静化する可能性を考えると、今期の決算は為替差益に助けられつつ、売上高、利益共に良くて前年同がやっとではないか。
22年7/29に1Q決算発表が控えており、そこで判断が良いだろう、個人的には75MAまでは最低でも引き付けたい考えだ(そこまで行けば個人として普通に買うかもしれないww)

……………………………….

銘柄詳細

伯東 (7433)

来期配当予想:50円

配当利回り:4.3%(算出日2020年9/29)

株主優待:なし

半導体や機器の専門商社。外国製も多く、開発営業に特色。工業薬品製造も併営。中国市場開拓

四季報より

採点

売上高変化率:6点/10点
向こう2年は弱気だが概ね好調

財務健全性:3点/10点
自己資本比率48.2%、有利子負債33194百万で負債はかなり重い

株価位置:6点/10点
200MAより下で推移しているが、何とも言えない形の悪さだ

PER:8点/10点
13.95倍、PBRは0.44倍と比較的割安(PBRは激安)

ROE: 2点/10点
予想ROEは3.1と低い

決算内容:9点/10点
直近は1Q発表で1148百万と昨年同時期より60%強の増益で、通期もかなり期待できそう

業種:9点/10点
半導体、中国市場開拓、期待できる!!

信用倍率:6点/10点
信用買い残246400、信用売り残7800で微妙に重いか

総評

総得点49点/80点で、個人的には見送りたい銘柄だ。
理由は、配当が増えていない事、負債が重い事、チャートがグチャグチャで買い時が難しく、テーマの強弱次第で乱高下が激しいことなどが挙げられる。
しかし、業種はこの上なく期待度が高く、普通に考えれば凋落は考えにくいだろう(中国市場開拓は見ようによっては不安要素でもあるが)
決算も今期は期待できるが、こちらも毎度の発表ごとに一喜一憂させられそうで、安心して保有したい方にとっては刺激が強すぎるかもしれない。。
ただ、業種期待から、コロナのような市場の全体暴落時には真っ先に購入に走りたい銘柄でもある。
全体調整の際は確実に未来が明るい業種を目をつぶって買えば基本的にはうまくいきやすいからだ(無論、多少の会社選別は必要だが)
よって監視はしておきたいが、現状買いに向かうには少々危険であると判断する。

コメント

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