2021年秋おすすめ決算銘柄 幸和製作所

雑記

① 各指標

PERは11.36倍PBRは3.56倍とPBRは若干割高だが、あまり気にする必要はないだろう。

ROEは29.6%と激高で、収益力の高さがうかがえる。

また配当利回りも1.01%(年間12円予想で現株価1175円なので)と高くはないが出ており、個人的には無配にして有利子負債の減額に努めた方が良いように思うが、株主を意識しているという意味で好感は持てる。

② 四季報評価

四季報は最大級の称号『独自増額』で当企業を評している。

母の日に介護用品の需要ピークがあることは初めて知った。。

介護関係は長期投資家ならばひとつは持っているだろう、それほどに息の長いテーマであり、現状解決の糸口すら見つからない日本が抱える大きな問題だ(世界中とも言える)

また、この分野は、老人ホームなどの介護施設よりもこういった物品製造、販売、レンタルなどの分野の方が確実性があるとも思っている。

施設は増えれば増えるだけ客の取り合いになるが、製造や販売側は施設が増えれば増えるだけ営業、販売チャンスが生まれるからだ。

しかも製造などは一度信頼を得れば施設のグループ全体を巻き込んで販売増が期待できるし、後の参入障壁も比較的高い。

そういった意味で当銘柄は介護関係銘柄の選択肢筆頭になりえる可能性がある。

③ 業績推移

一旦コロナで落ちてはいるが、再浮上しつつある。

23年2月には売上高目標は最高値を目標としているようで、会社側の手ごたえが見てわかる形だ。

22年2月の経常予想はグンと跳ね上がっており(前年比44.3%増)、次回決算は相当面白い結果になりそうだ。

これを見ただけで少なくとも中期のキャピタル狙いにはもってこいの銘柄と言えそうだ。

今のところ株価が下がるような要因は見当たらず、盤石のデータとなっている。。

④ 直近決算

通期目標は600百万円、前年比54.6%増益予想だ。

先日発表された2Q決算時に、236百万円から600百万円というぶっ飛んだ上方修正を出している、もはや会社の通期予想がザルだったのではないかと疑うレベルだw

決算書を読むとEC販売や、固定費の最適化が要因とあるが、こんなに上積みするほどの好調さなのか?いい意味で驚くべき修正である。。

再上方修正の可能性だが、ない…とは言えないが、期待はしない方が無難だろう。。

従って、現在の株価はこの業績を織り込んだ株価になっている可能性があるので、今から買い向かうには少し考慮が必要と思われる。

ただし、業種、再来年の目標、ROEなどを加味すると、長期の買いも入りやすいであろうことから、期待以上の位置まで買われる可能性も全然あり得るだろう。

ひとつ間違いない事は『押したら買い!!』の戦略は高確率でハマるだろうことだ、サボらず監視すれば勝率の高いトレードが出来るだろう。

株式投資とて、基本的な事を当たり前にまじめにサボらず出来る者ほど、しっかりと利益を積み上げられることは間違いないので、サボらず監視する事をお勧めする(自分で書いていて胸が痛むのはなぜだろう??自分がサボっているからかw)

⑤ 各セグメントの業績

セグメントは主に3つのようだ。

① 介護用品・福祉用具製造販売事業
② 介護サービス事業
③ EC事業

売上高の前年比は以下の通りだ↓

① 介護用品・福祉用具製造販売事業+19.9%
② 介護サービス事業-69.9%
③ EC事業+33.3%

売上高の83%程度が介護用品・福祉用具製造販売事業なので、介護サービス事業の減益はあまり気にしなくて良さそうだ。

それよりもEC事業の伸び方がかなり素晴らしい、もはや売上高は介護サービス事業を超えており、第2の柱にランクアップしたと言っても過言ではないだろう。

EC事業部分の決算説明欄を抜粋してみた↓

巣ごもり需要のいわば特需であるような書き方だ、ひょっとすると一過性のものだろうか?

四季報にもEC販売への期待に対する説明はないので、こちらもあまり意識する必要はないかもしれないが、是非会社にはECサイトの拡充を検討していただきたい。。

中期計画は見当たらなかったが、2018年に玉田社長と経営企画課課長の上田氏がインタビューを受けた記事の中ではこのような発言をしている↓

海外展開に積極的な姿勢が見て取れる、これは長期投資家にとっては良い材料だろう。

国内だけでもかなりの期待度だが、海外に積極的であることは業績の更なる拡大に期待感が持続する、もちろん失敗の可能性もあるが、それでも投資家はこういった姿勢を大きく評価するものだ。

ますます具体的な数字時を中期計画で見てみたいが、中期計画…どこにあるんすかね??w

⑥ 週足チャート

何とも難しい形をしているが、一応上昇トレンドのようだ。

25MAと75MAが下から支持してくれる展開と見れるため、押し目買いは最も有効だろう。

ただ、決算後に思ったような上昇がないのは気になる、おそらく出尽くし下げの類であるとは思うが、中途半端だ。。

逆に言うと出尽くし下げで売る人は売ったが、欲しい人もかなりいたため、均衡がとれているとも見える形。

以上の事から、今後は売り方は極端に減り、株価の上昇確度は非常に高いと予想する。

いずれにせよ長期投資家であればこの辺の価格ならば適当に買っても大丈夫だろう、配当が少ないのでちょっと買い材料としては弱いが、その辺りは個々のスタイルに反していなければ問題なくおすすめ出来る銘柄だ!!

⑦ まとめ

おすすめ度は『介護系持ってない人は優先で超おすすめ』とします。

中期だと最初は結構いいかなぁ~と思いましたが、あまり大幅な上昇は見込みにくい気がしますね、他の銘柄狙った方が資金効率は良さそうに思います。

まだ先日出たばかりの決算を評価しました、今後の動きが楽しみです♪

今回はあまりあとがきで書くようなことも少ないので、これにて終了いたします。

ちなみにこのコーナー、地味に当ブログ内でも人気ありまして、結構好評いただいております。。

自分でも書いた記事のいくつかは実際買っており、全てプラス収支となってます。

あっ、いかん、こんな事書いちゃ…。。

これ死亡フラグだわww

お詫び…上方修正発表時、配当も年30.06円に大幅上方修正されておりました、従って配当利回りは2.56%となり、インカム狙いの方にもおすすめ出来る水準となっております。

※紹介したデータは2021年10/20現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。

コメント

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