もくじ
知ってるか知らないかで結構変わるよ
株式投資の本質はやはり『長期投資』であると考えます。
成長しそうな会社に自身の資産を投じて株価上昇と配当金の増配を狙うスタイル。
言うが易しですが、もちろん最初から簡単にうまくいくわけもありません。
ほとんどすべての投資家は失敗から学び、勉強し、銘柄選定の精度を高めていくのです。
そういった失敗が少しでも減るようにと、わたくしもブログで微力ながらお手伝いをしたいわけですが、銘柄の問題のみならず『誰でも最初から注意又は実行することのできる点』があることも確かです。
今回はそんなテクニック(?)を有名なものから知られていないものまでいくつかご紹介したいと思います。
① 議決権行使書は必ず返送する
銘柄が増えてくると各会社から封書にて株主総会の案内がたくさん送られてきますね。
これを面倒くさがってそのままポイ、してる方も多いのではないでしょうか?
でも、ちょっと待ってください!!!
実はこの議決権、ハガキで返送すると、会社によっては『お礼の品』が届くことがあるんです。
多くはクオカードであったり、ある会社では実店舗にて使用できるポイントだったり、種類は多種多様です。
これを人呼んで『隠れ優待』と言われています。
ハガキの切手代は当然不要です、ちょちょいっと丸を打って個人情報保護シールを貼ってポストに投函するだけ。
これだけで会社によっては特典が後日郵送されてきたりするのです。
もちろんこれは保有株数に関係なく『最低単元』でOK。
これは返送しない選択肢はないですよね♪
ただし、これは公に謳っている会社は少なく、かつ、廃止もサイレントですので狙い撃ちは難しいでしょう。
来たらラッキーくらいの気持ちで、是非今後は議決権行使のハガキは忘れずに返送することをお勧めいたします♪
② 貸株サービスの利用
長期保有を前提としているのであれば是非利用したい『貸株サービス』
保有株を証券会社に文字通り貸出し、金利をもらうシステムです。
細かい点は証券会社ごとに違いますので割愛しますが、よくある誤解点だけ紹介しておきますね。
① 信用口座の開設が必要?…必要ありません
② 自由に売却できなくなる?…いつでも売却可能です
③ 配当&優待がもらえない?…設定が必要ですが、ちゃんともらえます
④ 大した利益にならない?…金利0.1%のものが多いですが、1%以上のものも全体の3%程度存在します。
ただし最大の残念がっかりポイントが『NISAでの買い付け銘柄は対象外』である点です。
特定口座で買い付けた長期投資用銘柄は積極的に貸株サービスを利用していきましょう!!
③ 大金は証券口座に入れておこう
銀行が万が一破綻した際には1000万円以上のお金は返ってこないというリスクがあります(必ずしもそうなるとは限らないです)
しかし、証券口座のお金は法律により、証券会社の資産と顧客の資産は分けて管理する義務がありますので、ほぼ確実に元本は保証されます。
もっとも、それほどの大金があるのであれば、現金のままにしておくのではなく、せめてアセットアロケーションで資産運用することをおすすめ致しますが。。
なお、ここでいう資産というのは有価証券なども含まれます。
④ 長期投資と言えど売る時は売る!!
長く長期投資を続けていると、時に株価が暴騰するという嬉しい状況にも遭遇します。
大半のインカムゲイン狙いの方はここで売却をしない方が多いでしょう。
しかし、一度計算してみてください。
例を挙げると、購入時株価10万円で年間3000円(配当利回り3%)の銘柄が20万円まで株価上昇したとします。
今売れば利益10万円ですが、この10万円を配当金で貰おうと思うと『34年』かかります(増減配は考慮せず)
ここからは個人の判断の分かれる部分ですが『いくらまで上昇したら利益確定をする』といったルールはひとつ持っておくと良いかもしれませんね。
ましてや材料が一過性のものであれば、個人的には売却を推奨いたします。
NISA枠であればなおさらで、34年保有を続けるのであれば、最低6回はロールオーバーが必要になり、買い付け枠が減ってしまいます。
であれば、売却し、新たな銘柄に資金を投入することも考慮すべきではないかと、わたくしは考えます。
⑤ 使わない株主優待は売却を
銘柄を複数持ち始めると、株主優待の新設などといったうれしい誤算に遭遇することもあります♪
しかし、近隣に利用店舗がないなどの利用したくても出来ない優待も多く存在しますよね。
そんな優待は無駄にせず、売却して現金化してしまいましょう。
チケットオンラインなど、ネット上で優待を売買できるサイトがありますので是非利用していきましょう。
ちなみにわたくしお勧めの優待、ヤマダ電機の500円引きチケットは330円で買い取りを行っているようです(2021年1/20現在)
無理矢理いらないものに使用したり、使う予定がなくて他人にあげちゃったりするくらいなら現金化も選択肢にいれてみてはいかがでしょう?
あとがき
今回は銘柄分析系の記事ではなく、裏技やお得テクニックといったジャンルの記事でした。
これらは全て『若干面倒くさい』部類に入るでしょう。
人生において大切なことの多くは面倒くさいことだ、の字のごとく、やればやっただけプラスに働くことばかりですから、是非ご一考くだされば、と思います。
また、長期投資は『メンタル』と『一貫性』を意外に必要とするため、途中でおいしそうな投資法に浮気したり、せっかく積み上げた銘柄を生活苦のせいで売却せざるをえなくなったりしないように、自己管理も相当重要に思います。
長期投資を長年続けるために必要な努力とは何か?を改めて考えていただき、一度再確認をしてください。
わたくしのおすすめは何はともあれ『いらないものを処分し、スッキリした部屋での生活』を送ることです。
物があふれている、部屋が雑然としているのは、頭が雑然としているからであり、スッキリとした環境にすることで改善されることが多いです(実体験w)
様々な思考をめぐらす前に、まずは環境(いろんな意味での)をスッキリさせることから始めてみてはいかがでしょうか?
コメント
[…] <<今週の人気記事TOP5>>第5位 長期投資の注意点&テクニック […]
[…] <<今週の人気記事TOP5>>第5位 長期投資の注意点&テクニック […]