もくじ
① 各指標
PERは34.21倍、PBRは6.48倍と割高。
ROE予想は19.0%とかなり高い。。
自己資本比率59.9%と問題なし、流動比率(流動資産/流動負債×100)は約236.5%でこちらも問題なし。。
また利益剰余金がマイナスになっている、純資産は増えているのでさほど気にする問題でもないだろう(でもマイナスは印象悪いなぁ)
配当は無配、利益剰余金がマイナスである以上これは暫く続きそうだ。。
今回の決算、見た目の数字はさほどでもないにも関わらず、翌日15%以上の値上がりをした。。
これは数字だけ見ても理解できないだろうとのことで簡易版としてチェックしたいと思う。。
② 四季報評価
四季報は『順調』で当企業を評している。
リスキリング関連として注目銘柄に選定したが、本業の方も問題はなさそうだ。。
③ 業績推移
四季報は24年9月の予想も結構強気で来ている、これは裏切られた時の株価暴落が怖いなw
④ 直近決算
さて問題の今決算結果である、これを見るだけだと翌日15%以上も値上がりするとは誰も思わないだろう。。
会社の今期予想の経常利益欄は空欄になっているがおよそ1000百万と仮定しておこう。。
やはりこれだけでは株価上昇理由はさっぱりわからない、次項以降で何が起きたのかチェックしてみよう。。
⑤ 各セグメントの業績
セグメントは2つのようだ。
・マッチング事業
・ビジネス向けSaaS事業
各セグメントの昨年売上高比は以下の通り↓
・マッチング事業 +18%
・ビジネス向けSaaS事業 +106%
セグメント毎の売上高比率は97:3でほぼマッチング事業の売上となっている。。
詳細画像がこちら↓
続いてはこちら↓
GMVとは流通取引総額の意味で、単純に増えれば増えるほど活況であることを意味する。。
これを見ると昨年同時期と比べて18%伸長したということになる、好調だ。。
続いてはこちら↓
ハイクラス人材に特化した副業マッチングサービスであるクラウドリンクスの図だが、昨年5月頃からすごい伸び率を示している。。
世の中が完全に副業時代に突入したと思われるような伸び方だ。。
そもそも海外では仕事を複数持つことは一般的で、日本の終身雇用がむしろ珍しい。。
日本も世界常識にチャンネルが合ってきたのかもしれない、いい意味でも悪い意味でも。。
次は販管費に関するデータだ↓
なるほど、販管費が昨年1Qに比べて1.5倍程度まで増えている。。
にも関わらず思ったよりも決算結果が良かったことが今回の株価刺激剤となったと推察される。。
単純計算で行くと販管費が379百万円増えているので、昨年同様の成績なら約6百万円の赤字だ。。
多くの投資家は成長分を加味して『う~~ん、ギリ黒字くらい出ればいいかな~』くらいのノリだったのだろう。。
ところが蓋を開けてみれば219百万円の黒字、ここはコンセンサスがさすがといったところか(コンセンサスは202百万円の黒字を予想していた)
みんなコンセンサス信じてなかったんだねww
これ以上は蛇足なので以上としよう、結論はチャートを見てから判断しようと思う。。
⑥ 週足チャート
決算前はやはり期待と不安が入り混じった推移となっていたことが読み取れる。。
そして決算後、本日の高騰…解き放たれたんだねw
しかし冷静に見て2000円で跳ね返されていることが分かる、ここは追撃の買いは危険と判断しよう。。
前回も書いたがある日突然爆発するような商材ではない、ゆっくりとチャートを見て押し目買いが正解だろう。。
普通に考えれば遠からず1800円台にはお帰りするだろう、その辺は狙い所だ。。
しかしながら今回の決算で将来の有望性が証明されてしまった…投資家の現状の株価判断が『安い!!』とされればここから押し目なしで暫く上がり続ける可能性も全然ある。。
また信用買い残も15万程度と少なく、上値も軽そうだ。。
あっ…これ…行っちゃうパータンに当てはまってるんだがww
で、でもここから買うのはギャンブルなので長期視点の方以外にはおすすめはしない、とだけ言っておこう…でもなぁ、う~~ん。。
⑦ まとめ
おすすめ度は『長期で持つなら買ってよし!短期の方は♤★Σ$』とします(誤魔化したw)
押し目があるか、ここから一気に上に持っていかれるか…マジで半分くらいの確率だと思います。。
従ってリスクリワード的には買い一択なんですが、こういった勝負をわたくしは大勢にはとても勧められません、だって外れた時怖いじゃんww
慎重を期して押し目を待つか、株価暴騰の初動と判断して子供を質に入れてでも全ツッパするか…。。
待機が好手か悪手か、進撃が勇気か蛮勇か…どっちだ!!(煽るな煽るなww)
※紹介したデータは2023年2/15現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。
ここから下は2022年12月に投稿した記事になります、是非読み比べて見てくださいね♪
…………………………………
① 各指標
PERは28.88倍、PBRは5.49倍と割高。
ROE予想は14.2%と高め。。
自己資本比率59.5%と問題なし、流動比率(流動資産/流動負債×100)は約236%でこちらも問題なし。。
配当は無配、そろそろ初配をお願いしたいところ。。
来年の期待銘柄に加えたが、詳細分析はしていなかったので今回しっかりチェックさせてもらおう。。
② 四季報評価
四季報は『好調続く』で当企業を評している。
近年のデジタル化の波、雇用形態の複雑化&柔軟化、技術者不足、副業や兼業の容認など、とにかくこの会社には追い風が吹いている。。
わたくしが当銘柄を選定した理由はこれらの本業の好調さを受けてもあるが、昨今話題に上がっている『リスキリング』関連であることが最も大きい。。
リスキリングという単語を初めて聞いた時わたくしは『何か物騒な英語だなw』と早合点してしまった(killingだと思ったんでねw)
でもそうではなく『リ・スキリング』であり、新たにスキルを学ぶ、的な意味合い。。
つまり、現職の技術が必要なくなってしまう未来を想定して(レジ係とか無人になったりして必要なくなるなど)新たなスキルを習得しよう、ということ。。
現職の効率化がこのまま進めば、従事者が大量に必要なくなるとも言い換えられるので、この施策の裏にはゾッとするような未来が見え隠れしている…とも言える。。
というわけで、5年で1兆円の支援を投じると発表したこの国策、やっぱり関連は抑えておきたいと考え、当銘柄を選定した次第である。。
③ 業績推移
売上高は22年9月期にかなり伸び、来期も13000百万円を見込んでおり、いよいよ軌道に乗ったかと思わせる良い予想だ。。
現状で憂いは特に見当たらなく、ここまでの個人的評価としては『やや買い』としたい(いや、PERが高いのと無配なのがちょっとねw)
④ 直近決算
今期予想は未定となっているがこれは経常利益を明記していないためである。
過去の比率を見るとおそらくだがコンセンサスがいい線ついていると考える。。
ということで現状では前年比16.3%増が予想として良いだろう。。
そしてここは1.2Qで2/3を稼ぐようなので、2月に発表されるであろう1Qの結果は大注目だ。
コンセンサスを上振れたら株価刺激材料として動意づく要因になり得る。
⑤ 各セグメントの業績
セグメントは2つのようだ。
・マッチング事業
・ビジネス向けSaaS事業
各セグメントの昨年比売上高増減は明記されていなかったので、単純に売上高を記載しておく↓
・マッチング事業 19,213,227千円
・ビジネス向けSaaS事業 231,553千円
ご覧の通りマッチング事業が売上高の大多数を占め、利益に関してはビジネス向けSaaS事業は223,566千円の営業損失となっている。。
双方の説明文を抜粋した↓
ではこのSaaS事業、このままお荷物になってしまうのか?と疑ってしまいがちだが、決算説明資料に掲載されている画像をひとつご覧いただこう↓
ARR(月額売り上げの12倍)の伸びが素晴らしい、まず問題なく損失額は減らしていけると確信して良さそうだ。。
さて、肝心のリスキリングについてはこのような施策を行っているようだ↓
在宅やクラウドワーカーを志望する方にとってはうってつけと言っていい学びの場である。。
これは今後かなりの追い風となる可能性が高く、しっかりと収益寄与してくると考える。。
なお『副業・フリーランスコース入門編』の受講料は3週間で16500円と個人的にはリーズナブルで手を出しやすい、と感じた。。
こういった事を知人などに頼らずプロから学べるという場は大変貴重に思う。
今の仕事で食いっぱぐれを恐れている人などには是非一度チェックしてみて欲しい。
では最後に中長期の成長性をどのように見積もっているかの画像をチェックしてみよう↓
FYとは会計年度のことで、FY31、つまり2031年度には売り上げ総利益230億円を目指していることが分かる。。
えっ?
230億円??
10年足らずで今の5倍弱に成長予想してるってこと??
売上総利益とは粗利のことで、もし仮にこの目標が達成されるのであればPERはおよそ8.5倍ほどになる(めっちゃくちゃザックリですよw)
つまり向こう10年を見越すのであれば現状は割安株となるので、先物買いは面白そうだ。。
おそらく初配も近々検討してくれるだろう、リスキリング関連が活況になれば更に上乗せも期待できそうだ。。
というわけで最終的なわたくしの評価は『やや買い』から『買い』に変更させて頂こうと思う、非常に楽しみな銘柄だと感じた次第だ。。
⑥ 週足チャート
強い動きである、PERの高さも相まってやはり期待感はまずまずの評価なのだろう。。
200MAも無事上を向いたのでここからは75と200MAをしっかりと待ちながらの上昇となりそうだ。
ただし、いきなり2倍3倍と株価が成長する要素はない、アップダウンを繰り返しじわじわと伸びていくイメージをしてほしい。。
おすすめ購入法は『慌てず押し目買い』という常套手段がいいだろう、75MAを下回った辺りなら購入検討OKと見る。。
但しグロースに分類されるため、全体調整には注意したい、むしろそこを狙うのも一手だ。
確かに良い銘柄だとは思うが、急騰する要素もないため慌てない事をしっかりと念頭に置いて分割で集めていきたいところだ。。
⑦ まとめ
おすすめ度は『リスキリング云々抜きでもおすすめ度高め』とします。
多かれ少なかれ、今の仕事に未来を描けない働き手が大勢いるでしょう、不必要な仕事は淘汰されつつある時代です。。
そんな人をごっそりと拾える業種のため、営業次第では相当な好決算連発が毎回見られる可能性も秘めています。。
IRも活発に発信しており、注目度も高そうですね。
買い時は難しいですが1年単位で見れるならばどこで買っても1年後には含み益となっている可能性の方が高く感じます、感じるだけよw
課題は初配はいつか?と、M&Aの失敗…でしょうか、まぁ憂うほどのことでもないかな~。。
※紹介したデータは2022年12/13現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。
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