プラチナチケットを掴め!!
株式取引に携わっている方なら誰しも聞いたことのあるワード、浮動株。
これは『上場株式から固定株(特定株)などを引いた市場で実際に売買される株』のことを指します。
つまり全部で100万株の上場株式があり固定株が内7割だとすると、浮動株は3割の30万株となります(外国や投信を加味するともっと減ります)
この浮動株が少なければ少ない程、人気化した際にプラチナチケットと化し、株式争奪戦が行われやすくなります。。
また、どうしても板が薄くなりやすく、あっという間にS高に持って行かれ、買いたくても買えない…そんな状況にもなりやすいです。
更にまとまった株を調達出来ないので、大口による売り仕掛けもしにくい銘柄ともなりますね。。
このように一見メリットだらけの少浮動株銘柄ですが、当然デメリットもあります。。
・普段は活発な売買が行われにくく流動性が低い
・購入時に板の値が飛びやすく、成行買いは想定外の高値で掴む可能性がある
・悪材料が出た際などにS安になりやすい
・新株発行などによる1株益の悪化
まぁ増資などは浮動株が多くても実行する可能性もありますが。。
そんな少浮動株銘柄のランキングを掲載してくださっているストックウェザー様のサイトを参照し、その中からわたくしが精査し、いくつかおすすめ銘柄を紹介してみようと思います。
サイトリンクを貼っておくので興味ある方は是非覗いてみて下さい↓
では、どのような基準で銘柄を選定するかのレギュレーションをざっとご紹介します↓
・PER15倍まで、出来ればひと桁
・自己資本比率が50%以上(増資の可能性を少しでも薄めるため)
・成長性を感じられる
・その他独断&偏見&感覚w
と書いておいてなんですが、上記に当てはまらなくともチョイスする可能性はあります、何かキラリと光るところがあれば。。
というわけで早速調べてみましたが、やはり日中の出来高は極めて少ない銘柄が多いため、購入検討される方は慎重にお願いいたしますね。
少浮動株おすすめ銘柄紹介
① Recovery International (9214)
・PER予想20倍
・ROE予想27.6%
・時価総額34億円
・自己資本比率68%
・浮動株は計算不能、特定株が98.9%
中期戦略によると東京近郊への新規拠点進出を年間7~10件ペースで行っていくとのこと。
またコンサルティング及びフランチャイズ事業は確実性に乏しいため、計画に未反映とのこと。。
23年12月の決算目標は、売上高2123百万円(21年比+89.2%)、純利益208百万円(21年比+108%)としており、当目標が達成された時のPERは11.7倍となり、まずまず割安感が出るだろう。
上場したばかりで少々データ不足ではあるが、全国への進出も長期成長戦略に据えているため、後々面白い銘柄となっていきそうな雰囲気は醸し出している。。
浮動株が1386千株の1%程度、つまり14000株ほどしかないので相当少ない。。
成長性を加味すると保有しておくのは妙味ありと考える。
② NJS (2325)
・PER予想9.4倍
・ROE予想8.6%
・時価総額211億円
・自己資本比率77%
・浮動株は0.1%、特定株が66.5%
まず配当利回りが3.7%と比較的高め。
四季報にもあるように脱炭素、スマートインフラ、再生エネ関連としていずれ注目を浴びる可能性もある。
株価は200MAの上を常に維持しており、まずまずの強さだ。
ゲリラ豪雨の影響で上下水道関連の仕事は今後期待でき、海外向新興国向けのインフラプロジェクトの利益寄与も楽しみな銘柄である。
どちらかというと安定した銘柄を好む方におすすめしたい。
③ 日本パーカライジング (4095)
・PER予想10.6倍
・ROE予想6.2%
・時価総額1219億円
・自己資本比率70%
・浮動株は2.2%、特定株が52.3%
こちらも配当利回りが4.4%と高い。
但し、特筆すべき魅力は高配当であることくらいしかなく、株価も若干低迷気味だ。
浮動株は少ないが、外国と投信で約30%の保有となっているので売り圧力はそこそこといったところか。
月足レベルで見ると約20年以上200MAを割っていなかったが、今現在は下に潜ってしまっている。。
自社株買いを行っているので更に浮動株は減ると考えると面白そうだが、1Qの決算を見てから決めても遅くはないだろう。
④ 大和工業 (5444)
・PER予想4.92倍
・ROE予想16%
・時価総額2817億円
・自己資本比率84.4%
・浮動株は2.2%、特定株が62.4%
こちらも高配当、配当利回りは4.6%だ。
今期の業績予想は最高益の79000百万円を見込み、コンセンサスは更にその上、82900百万円を予想している。
もちろん株価は絶好調で、この流れはもうしばらく続くと予想する。。
決算書の来期見通しを読んでも、会社側の強気が伺える。
こちらも浮動株は2.2%だが、海外比率が20%弱と高く、トレンドフォローが主流の海外投資家により、今後も株価は力強く上昇を続けそうな勢いだ。
あとがき
その他にも大型株としてスタンレー電気(6923)や、シマノ(7309)なども浮動株は2%台と少ないです。
しかし、本当の意味でのプラチナチケットGETを目指すのであれば9214や2325などの小型株をわたくしは推したい。。
特定株の保有者のチェックも重要ですね、社長が大半を所有していたり自社社員持株会などがあれば容易には大量の売りは降ってこないと思います。
今回は『こういった銘柄の探し方もあるよ』といった意味合いで作成した記事です、少しでも何か参考になれば幸いです♪
9214、2325に関しては今後の動向をわたくしも追っていきたいと思います。
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