① 各指標
PERは16倍弱、PBRは2.4倍とこのジャンルにしてはまずまず割安だと感じる。
配当利回りが3%超えており、毎年配当額をマメに変更している。
四季報によると配当性向はなんと50%を目途にしているようで、これはインカム狙いの方には嬉しい。
配当性向は純利益が上がれば上がるほど増配されていくという意味でもあるので、業績が好調な内はガンガン増配されていくだろう。
この配当性向50%は、今後の説明の中でもキーワードとなるので記憶しておいて頂きたい。
またROEも15.1%とすこぶる高い!
② 四季報評価
四季報評価は順調、とあり業績好調を示唆している。
世界のマーケティングリサーチ業界は前年比5.9%の成長をしているようなので、恩恵も大きいだろう。
今やどの企業もリサーチや効果測定は欠かせない分野であり、今後もますます活躍の場が広がっていくだろう期待感は多大にある。
また、当社はインターネットリサーチを主軸に据えており、こちらの成長率は前年比8.0%と更に加速的な成長分野のようである。
コロナにより、各企業の営業活動が鈍化しているが、インターネット関連の会社はむしろ活発化しており、それにより全体業績への影響は軽微であると予想できる。
アフターコロナ、ウィズコロナ時代になれば更に減速していた会社の営業活動が再開されることで、更なる業績の上乗せが期待できるだろう。
③ 業績推移
売上高は順調増、利益面では踊り場状態となっている。。
要因は競争激化、コロナ禍による需要低迷、受注抑制などが要因であると思われる。
しかし、そんな中でも売上高は右肩上がりを継続しており、顧客層の多彩さが成せる業であろう。
21.12予想では経常利益は過去5年では最高益を予定しており、順調に復調どころか、一気に成長加速しているようにも取ることが出来よう。
そして特筆すべきは何といっても時価総額が40億円弱、ということ。
そして天下のGMOグループであること、今後の株価躍進に疑念の余地は無いように思われる。
④ 直近決算
2Q段階で173百万円、65.3%の進捗,前年と比較してけた違いである事が分かる。
下期偏重型の業務形態であるにも関わらずこの成績、素晴らしいのひと言だ。
前年通りの推移をすれば着地はおよそ400百万円、上振れすれば…非常に読みにくいが500~700百万円までもあり得る計算だ。
仮に700百万円なんてことになればえらいことだ…織り込んでいなければ2.3日は寄らない可能性がある。。
上方修正は間違いなく出ると予想する、チャートはまだ見ていないが現状の株価は絶好調ではないだろうか。
⑤ 各セグメントの業績
セグメントは3つ。
1 アウトソーシングサービス
2 D.I.Yサービス
3 その他サービス
各セグメント毎の売上高前年比は以下の通り
1 アウトソーシングサービス+16%
2 D.I.Yサービス+16.6%
3 その他サービス-10.6%
アウトソーシングが約13億円、D.I.Yが5.4億円で主力はアウトソーシングサービスであることが分かる。
非常に膨大な資料で、詳細に説明がなされており、なかなか理解を深めること自体が大変であるw
目立った表現としては『コロナ禍という新常態に適した事業運営を行っていく』という部分であり、業態がそういった状況においても柔軟に変化できる極めて今の時代に親和性の高い会社であることがわかる。
個人的にはD.I.Yサービスの方が将来性はあると読んでおり、メインセグメントの両輪となり、今後の業績拡大の期待は盤石であると感じる。
D.I.Yサービスの売上高推移表を見てみよう↓
素晴らしい勢いで伸びている。
少なくとも以上の分析から、大きく業績が落ちる可能性は極めて低いと考える、保有安心感は抜群だろう。
前述した配当性向50%という非常に高い配当率が、今後の利益から算出されると思うと、業種の有望性、天下のGMOグループ、低時価総額、盤石な財務体系などの理由から成長性を買ってのキャピタル狙い、配当期待のインカム狙い、どちらの投資家も巻き込んで株価は上がり続けるのではないかと予想している。
⑥ 週足チャート
おっと、意外に足踏みしている。
もちろん動きは強く、決算後からは25MAすらほぼ割らない動きだ。
個人的にはもっとぶっ飛んでいると予想していたが、これはかなり買いやすい形だ。
ただし、購入には懸念点がいくつかある。
まずは出来高が5700株しかない過疎状態であること、大きな売りが出れば簡単に大下落となるだろう。
もうひとつはマザーズ含め、小型株全体の期待度がイマイチであること、9/16の下落は衝撃だった。
こういった超小型銘柄は参加者が個人投資家であることが殆どであり、ちょっとした大口が参加すれば簡単にチャートを崩すことができる。
もし強気で行くのであれば25MA上で購入でもいいだろう、慎重派の方は75MAに当たるまで待つのもアリだ。
200MAまで落ちる事はあまり期待できないが、もし大口の揺さぶりなどで200MAに触ることがあれば迷わず買いで良さそうだ。
どちらかと言うとインカム狙いの方におすすめしたい、インカム狙いの方であれば来週即買いでも特に問題はないだろう。
配当性向50%は本当に魅力的だ(通常警戒される水準の配当性向だが、業績期待がちゃんとある銘柄は例外と思っている)
⑦ まとめ
おすすめ度は『非常に高い』と言えます。
小型株の全体軟化は怖いですが、監視に入れることはしておいた方が良さそうです。
上方修正はまだまだ先になると思うので(そう思ってたら前回記事のイソライト工業は早々に出たので分かりませんがw)しっかりとチャートを見て買いに参加しましょう。
下手するととんでもない上方修正幅もあり得るので、夢のある楽しい銘柄です、しかも博打度も低めでしょう。
あと余談ですが、大株主はGMOインターネットが大部分なので、大きな大口売りの可能性も低いと思います。
出来高が全然ないのが不思議な銘柄です。。
※紹介したデータは2021年9/19現在のものです
※SBI証券様のデータを抜粋させていただきました。
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